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九州北部豪雨災害 現地より報告 8月2日

現地入りしているOPEN JAPANのメンバー&仲間たちがFacebookなどを通して個々に発信している内容を1日毎にまとめて報告させて頂きます。

 

東峰村ボランティアセンターの一角で行っているオープンジャパンの今朝のミーティング参加者は14 名。石巻から重機オペレーター バンちゃん、沖縄から消防士2名、地元重機オペレータークマさん、 得意技を持った人たちが集まります。秋田の災害現場から助さんが戻りました。新たに着手するエリアの調整など動きが活発になってきました。
今日は緊急支援担当のヒーサーに同行し、ボランティアセンターと現場、社会福祉協議会、避難所などをまわりました。


オープンジャパンが現場で取り組んでいる「社会福祉協議会の方々への現場ワークショップ」。
被災した家屋の泥出し、片付けのボランティア作業の完了確認をするのは社会福祉協議会です。その完了基準は今のところ決められていません。中にはまだ床下に泥や水がたまった状態で「完了」としてしまうケースが起こりえます。被災し途方にくれている方々が再び暮らせるようにお手伝いをするのがボランティアの役目ですが、今日の現場を見るとまだまだ暮らせる状態ではありませんでした。こうしたケースが起こらないように、ボランティアの完了基準を指導するワークショップを行いました。現場でのワークショップは平成28年台風10号に伴う岩手県岩泉町でのオープンジャパン緊急支援活動での経験が生かされています。


宝珠山サテライトボランティアセンターへ行き、情報を受けて道の分断されている朝倉市杷木松末地区の現地調査に行きました。まだボランティアが入った形跡がなく、地元業者が大型重機で道が通れるように作業をしていました。作業している先の道は通行止め、川から流れた土砂と倒木が堆積し、家は崩れ車は埋まっている状況です。
1.5m以上土砂に埋もれた家屋をスコップでかき出しているご夫婦に遭遇しました。
「ここはみんなのたまり場みたいな店だったんです。築130年以上前の江戸時代の建物でね…。もうだめだと思います…。」
「なんとかしましょう!」ヒーサーの心に火がつきました。 現場を確認して仲間に連絡、作業の調整に入ります。


日が暮れる前に避難所となっている喜楽来館を訪れました。 こちらにはオープンジャパンが現場の緊急性、必要性に応じて購入した洗濯機が設置されています。
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夕方でしたが洗濯機が回っていて、避難されている方々が順番に使用している様子がうかがえました。「みなさんからの支援金でこうしていち早く現場で必要なものを購入することができる、ありがたい。物資を待っていたら時間がかかる。」とは現場で動いているボランティアの声、そして何よりも「すごく助かります~。前は並んでいたけど今は二つあるから楽。」とは住民さんの声。社会福祉協議会の副議長と明日の作業について打ち合わせた後、避難所のご夫妻と会話を交わし、ベースに戻る頃には月が昇っていました。ベー スでは今日の作業報告と明日の作業打ち合わせがはじまります。
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一日目一杯動き回りましたが、それでも時間が足りませんでした。議員さんとの打ち合わせができなかった、あの現場を回れなかった、明日の準備のためには眠る時間を使うしかない…。
現場での調整は思い通りにいくことばかりではなく、その場その人によって異なります。ひとつひとつ丁寧に、そして確実に進めていくことが大切です。明日この地を離れるわたしたちにできることはなんだろう、日々できることを考えています。(よ)

以上、月とカヌーのWEBサイトより転載

 

現在OPEN JAPANでは、九州北部豪雨災害の支援活動を行っております。現地で活動する仲間、後方支援する仲間、それらを支えてくれる仲間・・・・。これらの活動に対する支援金を募っております。皆様の気持ち、エネルギーを、私達OPEN JAPANを通して現地へ直接届ける活動を行ってまいります。どうぞご支援のほどよろしくお願いいたします。

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