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ふくしま子ども元気村12月

炊き出し班の関川です。
ふくしま子ども元気村プロジェクト3回目に参加してきました。
12月3日土曜日のレポートです。

過去に食事班で参加している、あんこ先生と事前にメールで連絡をとり、
期間中のメニューを相談して決めました。
和食、洋食、子供の喜びそうなもの、そしてアレルギーの確認などをして。

この日の朝食は、野菜たっぷりミネストローネスープと、フレンチトーストです。
リンゴジャムも現地で前日に作っておきました。
とても好評で、「たまごパンおいしいね」と子供達に人気メニューとなりました。

午前中は、手打ち蕎麦作り、笹餅作りの体験です。
金山町の方に教わりながら、一生懸命作っていました。
炊き出しスタッフは、蕎麦に添える汁作り、鶏肉、ゴボウ、大根で、地元特有の付け汁を作りました。
また参加されたお母様でお一人だけ蕎麦アレルギーの方がいらしたので、おにぎりも作っていきました。


食後は子供達はブナ林散策、その間、炊き出し班は学校に戻り夕飯の支度です。
(雨でブナ林は残念ながら中止だったそうですが、笹餅はしっかりと食べたそうです)

この日の夕飯ですが、福島の郷土料理です。
地元幼稚園でずっと給食を作っていたという先生の料理で、炊き出し班2名は、助手として動き回りました。


夕飯も大好評でした。


さて、夕食後は、みつろうキャンドル作り。皆さん色々な可愛いキャンドルを作っていました。


そしてクリスマス会。
事前にパウンドケーキを5本、東京で焼いて持って行きました。
そのうち1本を使って、ケーキハウスを作り、イチゴで道を作って、全体に粉糖で雪を降らせました。


「こんなケーキのおうちにすみたいねー」と喜んでもらえました。


そして村長から子供達、お母さんたちにもクリスマスプレゼントを。

みんな大喜びでした。

福島の子供達に笑顔を。
それを目指して多くの仲間が力を合わせました。
ちゃんカフェも、コーヒーだけではなくて、ミキサーを持ち込んでジュースなどを作り好評でした。

そして子供が寝静まった夜に、お母様方と懇親会。
原発での悩み、ストレス、色々な話を聞いて、深く考えこみました。
大変難しい問題なので、簡単に解決してあげることなどは出来ず、無力感にさいなまれるのですが、
一人じゃないですよ、応援していますよ、と伝えるだけでも、
相手の話を聞いてあげるだけでも、意味のないことではないと感じます。
そんな小さな一歩から支援を続けていきたいと思います。

(写真・文 関川真佐夫)

続いてあんこちゃんからのレポートです。

前日の夜からの雨が降り続いて始まった最終日。

雨の気配も感じさせずに遅くまで語り合ったお母さん達はちょいと眠気まなこで食堂に集合しましたが、味噌汁やお漬け物等の優しい和朝食で眼も冴えた様子。

最終日は朝から沼沢湖畔でお母さん達と一緒に昼食の芋煮つくり。
外では屋根のある場所で、炭火でじっくり塩化粧した姫鱒を焼いています。

お昼ごはんまで子ども達は湖畔を遊ぶ予定が、霙まじりの天候の為室内で待機。
とは言え、室内でも目一杯ハシャいでいました。
芋煮は子ども達が丸めたすいとん入りでボリュームたっぷり。
心までほっこり暖まるお昼ごはんとなりました。

食後は、宿泊施設の教育村会館に戻って皆でお掃除。

帰り支度をして、お別れ前の集いでも嬉しい事が。
元気村は今回で3回目。参加ゲストもリピーターが大半。
楽しかった出来事を子ども達自ら発言してくれました。
たった3ヶ月の間で成長していく姿を感じられるのも嬉しいものです。

豪雪地帯の金山町、教育村会館は除雪車が入れない様で使用出来るのは今回が最後になるそうです。

大分、元気村もイベントとしては軌道に乗ってきた様に感じますが、今後の運営やふくしま在住の人々が安心して参加出来る為にはどうすれば良いか。
課題はまだまだ沢山あります。
自分自身楽しいだけでは無く、放射線量や震災後に忘れられてしまう地域の事だったりと色々と考えなくてはと感じさせられる三回目となりました。

次回は来年。
今年は沢山の人が生活や人生が変わるような事があった一年だったと思います。

今後もこのイベントを通して、少しでも多くの人に元気を分けられる企画を考えていくお手伝いが出来ればと思います。

とりあえずは、今回も楽しい時間を共有することが出来た事に感謝!
ありがとうございました。
(あんこ)

引き続き、けいちゃんからのレポートです。

3回目のキャンプ。
3日間本当にあっというまでした。
子どもたちと一緒に遊び、お母さん方といろんな話をし、
それは楽しい時間でした。
絵を描くのが大好きな女の子たちは
スタッフの子たちの似顔絵を描いてくれました。
かわいらしくてあったかい絵。
他にも走りまわり、鬼ごっこをし、走りまわり、
思いっきり遊んでいました。
そんな彼らはとってもいい顔をして笑っていました。
心から楽しんでいるのが伝わってきます。

最終日に
『「ちーちゃんのうちは放射能あるの?」
とある子が訊いてきてね。それが心に残っている。』
とちーちゃんは悲しそうに伝えてくれました。
お母さん方と話していても、心が苦しくなることもたくさんありました。
9ヶ月の月日が流れても、まだまだ放射能の問題は深刻です。
子どもたちはまだ何も選択していないのにと悲しくなります。

この3回のキャンプを含め、福島の人たちとであったり
福島県外で動いている方々、避難している方々、
いろんな方々にであいました。

どんな場所で何を選択したとしても
不安や、苛立ちいっぱいいっぱい
あると思うけど
生きることをあきらめないでほしいし
あきらめたくありません。

そのためにできることを私はしたいです。
であったみんなの笑顔がずっとあってほしい
楽しい時間がずっとあってほしい。

がってんさんや、はからめさん、銀河のほとりさん。
素敵な人がいっぱいいます。
ひとりじゃ不安ばかりかもしれないけれど
繋がっています。だから助けあいましょう。

かねやまで忙しい中受け入れ体制を整え、迎えてくれた
かねやまチーム。ありがとうございます。
そして、はからめさん、がってんさんはじめチーム絆のみなさん、
ありがとうございます。

わらびーずけいぽんでした。

今後ふくしま子ども元気村を通じてご縁のあった方々と共に、この長くて出口の見えない問題に取り組んでいこうと思います。何ができるかわからない無力感にさいなまれている方、ぜひお気持ちを寄せてください。気にかけてくれるだけで、ふくしまにエネルギーが注がれます。そして、この問題に取り組んでいくことが、これからの日本や、地球環境を維持、持続させていくことへの鍵になると思っています。(よし子)

 

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