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サンライス元気村よしみの一日

こんにちは。
今回の活動は、大橋団地でのサンライス活動に加えて、自治会長さんからお預かりした重要な任務がありました。

 
それは、自治会を中心とした住民さんが、同じ住民さんのために主催した夏祭りへ、ひとりでは外出しにくかったり、引きこもりがちな独居高齢者を、お誘いしてアテンドしてほしいというものでした。

 
午前中、対象のお宅を訪問し、いつものように調子や様子をうかがいながら、夕方の夏祭りについてもお誘いしていきます。

 
もともと行くつもりで、『行くよー』と返事をくれる方もたくさんいる中で、『足が悪いから行かない』とか、『行けたら行こうかな』など、そんな声が聞かれたら、我々の出番!『迎えに行くよー!』とこちらが声をかけると、『それなら、行きたい!』と即答してくれたおばあちゃんも。

 
そのおばあちゃんは、時間になり、迎えに行くと、バッチリ準備万端で待っていてくれました。そして、暗くなるまでたっぷりカラオケ大会を堪能して、大満足に帰って行きました。もちろん、帰り道もしっかりご自宅まで送り届けました。

 

また、一人で歩けるけど、あんまりイベントには出掛けないと言っていたおばあちゃんも、迎えに行くと、『迎えに来てくれたんじゃ、行こうかね』と、支度をして出て来てくれました。

 

少し戸惑いながらも、椅子に座ってカラオケ大会を見ながら、たまたま隣り合わせに座った対象者の方と、お話しするきっかけが生まれました。

 

少しのきっかけで、知り合いになる。それがいい出会いにつながるといいなと願いながら、二人の後ろ姿を見ていました。

 

お祭り自体は、カラオケ大会あり、出店あり、盆踊りあり、慰霊の黙祷あり、の盛りだくさんの内容で、本当にたくさんの方が楽しんでいました。

 

最後の盆踊りでは、誘い誘われ、大きな輪が出来上がり、石巻音頭を踊ります。参加したメンバーの感想は、『とにかく難しかった!』

 

浴衣で、のぞんでいた住民さんは、さすがの腕前でした。

お祭りの終了後、自治会長さんへご挨拶に行くと、誘った方々が出てきてくれた事を本当に喜んでくれました。自分達がやりたいけれど、手が足りずにできない。人と人をつなぐためのお手伝い。これこそ、本当のボランティアだと。

大橋団地といえば、私達が初めてサンライスの活動をした大きな団地。
1月の凍える寒さの中、なんの情報もないまま対象者のお宅を探して、端から一軒一軒ノックしていた、あの団地です。

あの時みんなで、ノックする手の痛さに負けずに、叩いた結果が、夏祭りに誘ったおばあちゃんの『誘ってくれてありがとう』につながりました。

まだまだ、癒えない傷と戦って、外に出られない方もいます。それでも、訪問すれば堰を切ったかのように話し出す。
1年と半年を目前に、一人一人の一歩一歩の大きさの違いを、良くも悪くも実感しながら、人と人をつなぐことの本当の意味を感じた一日でした。

よしみ

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