2回目のサンライス。
朝6:47 仙台駅発のバスに乗って石巻へ来ました。
今日は大森仮設第3団地を訪問。
この団地は、交通の便が悪く近くにお店も少ないので、
ここに当選した人はガッカリするような所だそうです。
街までのバス代も高いし、町民バスは土日祝は休みだしと
買い物の不便さを訴えている女性もいらっしゃいました。
団地の中は静かだし高齢者には辛いよね…。
団地で出会った「あーちゃん」(お孫さんにそう呼ばれているそうです)は77才!
敬老会の帰りで、オシャレしてました。
「素敵なお洋服ですね」と声をかけたところ、
「自分で作ったのよ」とのこと。
避難所での生活が長かった為、そこでの時間を使って作ったそうです。
型紙も自分で書き、ミシンも無かったから全部手縫い。
裏地まで綺麗に仕上げていましたよ。
「うちに上がって涼んでいきなさい」とお家にご招待していただきました。
お孫さんからの手紙を見せてくださったり、お茶やお菓子を振舞ってくださったり。
帰り際、「これからお赤飯を炊くんだけど、夕方まではいないわよね?」と
ちょっと残念そうに見送ってくださいました。
仮設団地を訪問させて今回も感じたのは、みなさんの部屋の中が綺麗なこと。
身体の調子が悪い方も多いのだけど、一日一日を丁寧に暮らしておられるのだなと思います。
お話をしてみると、仮設に入るまでの様々な悲しみやご苦労があるのだけど、
明るく笑顔で私たちを迎えてくださり、逆に元気をいただいたりします。
私の日常で起こるトラブルや悩み事なんて、小さい小さい!と思わされます。
ただ、一見明るく見える方々も「明るくしてないとやってられない」んだそうです。
そして、前向きになってきている方と、まだ前に進めない方との差が広がっているのだそうです。
それが震災後1年半の現実なんだろうな…。
***
拠点に戻って、こうして次の訪問の準備をしています。
地元塩釜出身の私は、東京からわざわざ多くのみんなが来て支援してくださっていること、
本当に有難く思います。
みんなは時々おじいちゃん・おばあちゃんの言葉が分からないそうで、
今日は石巻弁の通訳?もしました。
仕事も年齢も何にも関係なかった人々が出会って集まって活動している
すごいパワーを持ったみんなーーーーー!
だんだん忘れられていく被災地のこと、私も、出来る事をゆっくり支援していければと思いました。
「負げねど!」「んだべ!」(写真の水色のTシャツに書いてある言葉です)
くみこ