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くるま基金67台目2回目の車両コルト

先日、67台目となるコルトを万石町の末永さん宅へお届けしました。

車をお見せし、運転チェックシートの説明、備え付けの脱出ハンマーやカガク興商さんの割引カードの案内などを
行いました。

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「こんなにいい車だと思わなかった~」
「乗りやすそう!」
「ありがたいね」
と、とても喜んでくださいました。

もう一人の利用者、高橋さんはお仕事だったため、末永さんご夫婦と記念撮影。

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末永さんご夫婦とスタッフの千葉さん(右)

実は、このコルトは9台目として仮設水押球場団地に提供されていた車両です。

水押球場の利用者だったご夫婦は、お仕事の関係でカーシェアリングをやめられました。
その後、2人の利用者でカーシェアリングを続けていましたが、お2人とも利用頻度は高くなく、そのうちお1人はご自分の車を入手されました。

このコルトは、東京都にお住まいの山本様ご夫婦から提供され、多くの方々のご協力によってくるま基金が集められました。
9台目というと、カーシェアリングの活動が始まって間もない頃に届いた車です。
この頃は、利用希望箇所は決まっているのにくるま基金が集まらないため提供できない、という状況が多くありました。
そんな中、9台目コルトも何とか皆さんのご協力をいただき、150口の寄付が集まって提供することができました。

前回のコルトのくるま基金報告
http://japan-csa.seesaa.net/article/228509676.html

このようにして、せっかくこの場所でのカーシェアリングを始めることができたことを思うと、できれば長く続けてほしいと
いう思いはあります。

利用者の皆さんの負担を少しでも軽減するため、保険料や税金などに関して様々な働きかけを行ったり、
月に一度巡回スタッフが利用者のもとを訪れ、カーシェアリングをする上での問題などを伺ったり・・・

しかし、被災地での状況や利用者の方々の事情も様々に変化してきており、当初必要とされていたものが必要とされなくなったり、需要が変化したりということはこれからも多く出てくると思います。
私達は、それらの変化を受け止めつつも、カーシェアリングのメリットを活かし、これからも皆さんに大いに利用して
いただきたいと思っています。

ほかにこの地域でカーシェアリングメンバーに加わりたい人がいないか呼びかけを行うなど試行錯誤していた折、
別の地域で、新たなカーシェアリング利用希望者が現れました。
今回コルトをお届けした万石町です。
全国から提供のお申し出をいただいている車両をご案内したのですが、コンパクトカーを希望していて条件に合うものがなく、カーシェアリングの開始は保留になっていました。

私たちは、水押球場の利用者の方と相談し、水押球場で使われなくなったコルトを、より必要としている地域で
使ってもらうことにしました。
車両提供者の山本様には、車の提供先が変わることを快くご了承いただきました。

そしてこの度、くるま基金の67台目としてこのコルトをご報告させていただきます。
このような再提供となる場合のくるま基金は、初めの運搬費用や名義変更などにかかる経費を除いた120口を
使わせていただきたいと思います。

くるま基金にご協力いただいた皆様(敬称略):
園田 豊弘      1口(66台目からの繰り越し分)
Yahoo!ボランティア 91口
ハナ         1口
のぞみとふみ     2口
谷岡敏之       10口
佐藤光子       2口
佐藤桂子       2口
菅野善晴       5口
丹羽 喜代子     2口
カノオ ユウコウ   4口

皆さまのご協力、いつもありがとうございます。
これからも、皆様からのご理解とご協力を励みに、被災地カーシェアリングを進めてまいります。

http://japan-csa.seesaa.net/

日本カーシェアリング協会ブログより

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