１８日。
石巻は最低気温マイナス7℃を記録しました。

私達の事務所のある仮設大瓜団地住宅集会所もかなり冷え込み、朝来ると複合機がこんなことになってます。

こんな表示、ここに来て初めて見ました。

そんな寒い中、仮設糠塚前団地では心温まる引っ越しが行われました。

住民の方が引っ越しされるという事で、自治連カーシェアの天ぷらカー（ハイエース）を使って、会長の阿部さん、阿部さんの娘さん、副会長さんご夫婦が引っ越しのお手伝いをされたのです。

引っ越しされる住民の方は、漁師さんで車の免許は持ってないらしく
奥さんの車でちょくちょく荷物は運んだのですが、長物や比較的大きい物は奥さんの車に積めず家に残ってしまい、今日阿部さん達が天ぷらカーを使って運ぶことになったのです。

女性陣は家を掃除しながら、男性陣は黙々と荷物を運んでいきました。

最後に皆で集合写真。わんちゃんを抱いていらっしゃるのが今回引っ越しされる方です。

この方が引っ越しされることがとても名残惜しい様子でした。
この方は手先が器用で、仮設内の大工仕事などはこの方が率先してこなされていたようです。
持ちつ持たれつで共に過ごされた方々なんだなぁと感じました。

「仮設出ても、ちょくちょくお茶のみにけらいん（お茶のみにちょくちょくよってくださいね）」

真冬の石巻で心温まるひと時でした。

『自治連カーシェア』は住民間の『助け合い』や『交流』を条件に車をカンパでお貸してまいります。
これからもこんな助け合いに天ぷらカー＆2tトラックが活用されれば嬉しいなと思います。

(日本カーシェアリング協会のブログより転載)