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表浜漁業再生プロジェクト、始動。

漁業支援の新しい仕組み、表浜漁業再生プロジェクトが始まりました!

絆ベースでは震災以来、継続的に牡鹿半島の漁業支援を行って来ました。
ガレキ撤去、倒壊家屋の片付け、牡蠣養殖の準備、漁具の回収・整理など、
活動の種類は多岐にわたり、さまざまなボランティア団体の協力も得てきました。

その中でも表浜は「小渕(こぶち)、給分(きゅうぶん)、大原、小網倉(こあみくら)」の4つの浜を合わせた総称で、
石巻市街地から車で1時間ほどかかるところです。
絆がずっと関わってきた浜です。

漁船300艘のうち大部分が流され、50艘しか残っていません。
浜の倉庫においてあった漁具も、ほとんどが倉庫ごと流されました。
亡くなった漁師さんもいらっしゃいます。

また、地震の影響で地盤が下がり、一日の大半の時間は岸壁が潮で冠水してしまいます。
このため、満足に船を岸壁につけて作業することもできません。

さらに、ほとんど全員の漁師さんが家を津波で流され、長い期間避難所での生活を
余儀なくされていました。最近やっと仮設住宅への移住が始まりました。

このようにどこを向いても苦しい状況ですが、浜の人たちはみな、もう一度立ち上がって
漁を再開しようという思いで、日々それに向けた準備に奔走しています。

それをボランティアとしてなんとか支援したい、ということで、この
「表浜漁業再生プロジェクト」が始まりました。

簡単に言うと、web上で上記のような被災の現状を伝えて支援金を募るのですが、
単に寄付してもらうのではなく、お金を出してくれた方には、将来表浜の漁業が
再生したら、表浜でとれた海産物をお返ししよう、というコンセプトなのです。

スキームとしては、「金華山沖玉手箱」という未来の商品を買うことで、
支援金を出す代わりとします。一口一万円です。目標額はひとまず一億円です。
(本当は被害総額数100億円なのですが。)

自分はそのプロジェクトの
取材 兼 記事作成 兼 web編集
の担当者として、7月から作業を進めてきました。
http://omotehama.com/

運営はあくまで地元の宮城県漁協表浜支所の職員の方が行うのですが、
ボランティアとして、今後も応援していきたいと思っています。

これまでに33人の方に総額570,000円分の申込を頂いております。
さらに日本中に支援を輪を広げていくために、支援と情報発信にご協力お願いします!
(こーじ)

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One Response to 表浜漁業再生プロジェクト、始動。

  1. Pingback: 『表浜漁業再生プロジェクト:金華山沖玉手箱』 | ロマンチストで悪いか

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