カテゴリー: 古民家再生IBUKIプロジェクト

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古民家再生IBUKIプロジェクト『工事進行状況のご報告』Bubbさんから

工事進行状況のご報告

お久しぶりです!

古民家再生IBUKIプロジェクト、店舗となる母屋内外部の工事は順調に進んでいます。なかなか皆さんにご報告できずにすみません。

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店舗となる母屋内部はほぼ終わっており、あとは最終的な仕上げのみです。
厨房も壁と天井の仕上を今月中に済ませ、後は設備器具等の設置です。

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トイレも一部の造作を残してほぼ完成しています。

後は細かい仕上作業と外部の外溝工事をがんばります。

母屋内部だけでなく、ここにも解体で出た資材を多用していきます。

 

蔵の工事

母屋の裏手山側に建っている築120年近い土蔵、津波の引き波を別けて母屋を守った蔵。

この蔵戸にはくっきりと津波の痕が残っています。

蔵が受けた津波の爪痕は大きく、昨年行政から倒壊危険性があるため解体の指示がありました。

しかし付近に津波の痕跡がある建家等が無いため、IBUKIプロジェクトとしては辛く大切な記録を蔵戸に残した土蔵を保存する工事を昨年春から開始しました。

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当初は蔵戸のみを残す計画でしたが、中も使えるように蔵の復元計画で工事を進めています。

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IBUKI母屋はご支援ご寄付ご協力していただいている皆様のおかげで、5年の年月を費やしましたが、今春開業に向け急ピッチで工事を進めていますが、土蔵改修工事にかかる費用500万円の資金が不足しています。
店舗がオープンした後も、蔵の工事は地道に続けていきたいと思います。

今一度皆様方にご協力をお願いいたします!

事務局より
※震災伝承や震災の語り部等で、“津波の跡”の残った蔵をお使いになりたい方、現場見学をご希望の方がいらっしゃいましたら、OPEN JAPANまでご連絡ください。
店舗のオープン等はまた、ご案内させていただきます。

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工事再開!古民家再生IBUKIプロジェクト

お久しぶりです!

なかなかお伝え出来ずにおります古民家再生IBUKIプロジェクトですが…紆余曲折ありながらも少しずつ、でも着実に工事は進んでおります!

ご支援いただいている皆様にはご心配おかけして申し訳ありません。

本当にっ!たくさんの問題を抱えながらも…地元の皆様の期待とご支援いただいている皆様の気持ちを胸に、ひとつひとつ解決しながら進めています。

「今、どんな感じ?」「なかなか牡鹿に見に行けないよ~」という声を受けて、現在の工事状況を少しずつお伝えしていこうと思います。

 

古民家再生IBUKIプロジェクトで修復している家屋は、あの津波を大きく受けている建物です。

普通なら捨ててしまうであろう物を出来る限り再利用している為、古材のほこり落とし・洗浄・乾燥などの作業も日常的に行っています。

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蘇った木材は、新たに加工され店舗内の仕上げや家具になっていきます。

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IBUKIは太平洋の目の前!作業中、現場からは美しい海を臨むことが出来ます。

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母屋の修復はなんとか目処がつき、来春オープンに向けて作業中です。
これからは、少しずつ皆様に現場の状況をお知らせしていきますので、どうぞお付き合いください。

また、現場見学を希望の方は、いつでもご連絡ください!

 

 

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石巻にて仮設住宅支援・古民家再生IBUKIプロジェクトの現状  (月とカヌー・鈴木よしこより)

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オープンジャパンの助さんから、「5日、仮設住宅で落語会&炊き出し鍋をする」との連絡を受け、石巻行きを決めました。気になっている古民家再生IBUKIプロジェクトの進行具合をみることも目的のひとつです。
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牡鹿半島大原浜の区長さんにご挨拶に行き、お話を伺います。大原の住人になったオープンジャパンの仲間チセちゃんにも会うことができました。
古民家IBUKIはガラスも入り、壁も張られていて大きな大工作業は終えた感じでした。内装、水回りなどまだまだやることはありますが、古民家の再生はほぼ成されたという印象です。蔵の修復もお見事、地元オガタ棟梁の技だそうです。さすがです。
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古民家が再生されたら次はそこに息吹を注ぎ込み、生きた家として機能させることです。古民家再生IBUKIプロジェクトは今月8日から工事再開の予定です。
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小渕浜の漁師佐々木さんにご挨拶に伺いました。助さんと合流して一緒にお話を伺いました。その後かさ上げし新しくなった女川の町を見ました。駅には温泉があり、目の前はおしゃれな広場になっていて海までお店が並んでいます。ダンボールでできた「ダンボールギーニ」のショップ、スタバ風なカフェ、美味しそうなビールの看板、お土産ものやさん。まるでアメリカ西海岸のような風景に、地場の海産物を用いた「ほやきそば」「さんまパン」「海鮮丼」ののぼりがはためいていました。駅の足湯で地元の方にお話を伺いました。震災前から駅近くには温泉があったそうで、新しくなった今もよく利用しているそうです。便利になったところもあるけれど、高台に移転したので歩くのが大変だと言っていました。新しくなった女川町、石巻から電車で来られるので観光で訪れる人が増えそうです。宿やゲストハウスができれば、一泊女川で過ごす旅プランができるだろうあ、そんな印象を受けました。
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6日朝8時、オープンジャパン2階キッチンにて、ボランティアに来てくれたSMFG (三井住友フィナンシャルグループ)の方々と今日の炊き出しの仕込みをします。
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落語家の昔々亭慎太郎(せきせきていしんたろう)さんを乗せた助さん号と、はからめ号が一足先に十三浜にあるにっこりサンパーク仮設住宅に着き準備をしていると、宮城弁のラジオ体操が流れ始めました。毎日10時にラジオ体操をしているそうで、わたしも仲間に入れてもらいました。
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11時から集会所で落語会、牡蠣鍋とたこ焼きの振る舞いをしました。SMFG の方には前回もこちらの仮設住宅でお手伝いしていただいたので、住民の方との交流も育まれていてとてもいい会となりました。みなさんの熱い心に感謝です。
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(前振り無しで高座に上げられてしまった助さん。)
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(寒い外での作業、おつかれさま。)
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(たこ焼き係はやはり関西人におまかせ)
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(地元の方々に交ざって沢山お話聞いたり話したり。)
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片付け終わって振り返りの時間に「福島から来ている仲間です。福島の話をちょっと。」と助さんがわたしたちに話をする時間をつくってくれました。福島で生活している私たちが伝えたことは放射能のこと。この重いテーマを、これからの日本と世界で活躍していく方々に考えてもらいたいと思う気持ちから話させていただきました。
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仮設住宅をあとに、津波の被害のあった大川小学校に祈りを捧げ、その後みなさんと道の駅でお別れしました。人とのご縁をつなぎ、その縁をまたつないでいく、それが町を再生させていくことになるのだとあらためて感じた今回の石巻でした。
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震災から5年が経過し、町には新しい店舗や復興住宅が建てられていました。海沿いには津波除けの防波堤が建設されはじめ、仮設住宅の統合や取り壊しの話を聞きました。
オープンジャパンの事務所で代表タケちゃんと話します。今必要なことは水害の被害のあった岩手県岩泉町を支援していくこと、現場に入っている仲間を支えていくことだと聞き、そのためにわたしたちができることを話し合いました。
太平洋側の道から福島に戻りました。通れるようになった高速道路には放射線量の数値を示す看板が立ち、高いところでは「現在3.0マイクロシーベルト」と表示されていました。ガイガーカウンターのアラームは鳴り続け、すれ違うトラックには「除染土壌等運搬車」との表示がされています。表土がはがされた田んぼや畑、積み上げられた汚染土。そこではもちろん人が作業をしています。重機とトラックがあちこちで動いています。石巻とはまた異なる風景です。5年経った今でも放射能はなくなっていません。
石巻マラソン大会出場前日にもかかわらず泊めてくれた友人夫妻には限りない感謝です。(完走したと聞きひと安心しました!)ボランティア活動でなくとも、こうして石巻に友人を訪れることができるようになってとても嬉しいです。 いろいろ考えさせられる、いろいろ自分で考える、そして行動する。今回も学び多き旅でした。    (よ)

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月とカヌーのWEBサイトより転載

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古民家再生IBUKIプロジェクト、石巻川開き祭りに出店しました

みなさまブログ初投稿となります。 古民家再生IBUKIプロジェクト飲食チームの神野です。 プロジェクトの完成が遅れ遅れになっており申し訳ありません。

ただ現在修復中の古民家もみなさまのおかげで完成間近になり、メインで働いてもらうスタッフも決まり、あとは小さな準備を積み重ねるだけとなりました。                                  (現在の予定では秋にオープンするため準備中です!)

今回、スタッフの堀越の発案で店長候補の古内と神野の三人で93回の歴史を誇る石巻川開き祭り(7月31日・8月1日)に屋台を出してきました。 出店名は『牡鹿半島食堂 IBUKI』としました…が実は店名はまだちゃんと決まっていません(笑) 正式に決まったら改めてご報告させていただきますので。

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出店準備万端!

 

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頭上にはブルーインパルスも!!

出店場所は㈳OPEN JAPAN石巻ベースの駐車場。 出店内容は生ビールと焼き牡蠣です。

夏は牡蠣の旬ではないのですが牡鹿半島の小渕浜で牡蠣・ワカメ・メカブを養殖、製造販売している株式会社ヤマダイさんの美味しい蒸し牡蠣を使わせていただきました。            ヤマダイさんの蒸し牡蠣は美味しい時期の牡蠣を蒸して急速冷凍してあるので解凍するだけで大粒の牡蠣が一年中美味しく食べられますし、すでに火が通ってあるので食中毒の心配がないのも嬉しいポイントです。(残念ながら小売販売はしておりません…)

焼き牡蠣は2個で500円で販売させてもらいました。                                                     炭火で香ばしく、軽めに炙ってトッピングを三種類から選んでもらうスタイルに。 『大根おろし&ぽん酢』『生レモン&オリーブオイル』『チーズ&ブラックペッパー』 特に大根おろし&ぽん酢が好評でしたよ~

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美味しい焼き牡蠣♪トッピングは3種類!

生ビールは1杯500円。                               そのなかから100円は㈳OPEN JAPANの熊本復興支援に寄付させていただきました。 みなさまのご厚意と夏の暑さの恩恵(笑)から25,758円の支援金(店頭募金箱への支援金含む)を集めることができました。                                この支援金は㈳OPENJAPANを通し熊本復興支援で使われることとなります。 ありがとうございました。

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ご協力、ご支援ありがとうございました!

 

石巻川開き祭りは、川の恵みに感謝するとともに、ご先祖様の供養のために始まったお祭り、とのこと。 7月31日は灯籠流し、8月1日は6000発の花火が上がり、旧北上川沿いにある石巻ベースの回りは大賑わいでした。                                    来年も時間が取れるようなら屋台の出店はぜひ検討したいですね。

そして石巻だけではなく牡鹿半島や金華山でもこういった地域が賑やかになるお祭りやイベントが開催できるような基盤を作っていくことが重要だとも思えました。

最初に書いたように、この秋オープン予定の古民家再生IBUKIプロジェクトですが、オープンしてからが本当の本番です。                             地域のコミュニティの場となり、牡鹿半島の美味しい料理が食べられる場が生まれ、牡鹿半島が、石巻が、宮城が、日本がより素敵な場所になるようスタッフ一同頑張っていきますので今後とも古民家再生IBUKIプロジェクトをよろしくお願い致します!

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たくさんのご来店、ありがとうございました!

 

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古民家再生IBUKIプロジェクト、今春のオープン!

今春のオープンを目指して工事は進んでいます。 年末には建屋にサッシや扉も取り付けられ、内部の壁も漆喰の下塗りが終わり、 年明けから仕上げに入ります。
ただ、母屋を津波の引き波から守った蔵は、なんとか残そうと検討を 続けてきたのですが、安全性などを慎重に考え解体することになりました。
牡鹿半島に人の流れを作るIBUKIプロジェクトOPENに向けてあと一歩のところまで来ています。 それには、まだ少しご支援が必要な状況です。 引き続き皆さんのご支援とご協力をお願いいたします。

<古民家再生IBUKIプロジェクトへのご協力宜しくお願いします>

郵便振替口座
01660-6-76813
口座名「古民家再生IBUKIプロジェクト」

通信欄に
○お名前
○ご住所
○メッセージなどお書きください!

●他の金融機関から
店名 一六九(イチロクキュウ)
口座種別 当座
口座番号 0076813

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