カテゴリー: バウさん

OPEN JAPAN ブログ - 日々の活動などなど

バウの道中記(第2版)を販売開始しました。

バウさんから最後に預かったプロジェクト『バウの道中記~チベット死者の書49日の物語~』の第2版が完成し、再販を開始しました。

第1版は、テンプルビューティフルの光田菜央子さんをはじめとするたくさん方々の協力の元、発売開始から約3週間で制作した1,000冊が完売してしまったのですが、バウさんが旅立たれて1年が経つこの時に若干の文字訂正を行い再販を開始することにしました。

再販までに10か月以上期間が空いてしまったのは、バウさんと交わした最後の会話で、「もし冊子が完成したら、ダライ・ラマ法王からのメッセージを頂けるかもしれないなぁ」といった何気ない一言を、実現させたいと思い、走り続けていたのでした。

ダライ・ラマ法王に確認いただくための英訳版も有志の方々の協力で完成し、6月にダラム・サラの事務所にお送りすることができましたが、まだまだ時間を要することであるとわかりましたので、ここは腰を据えてじっくり構えることにしました。そして、冊子を届けていくことを優先しようと思い、再販を行うことにしました。

【英訳版 バウの道中記】
http://openjapan.net/wp-content/uploads/473b7fd2852c0a4191f828239101ae3b.pdf
※翻訳協力:浅田尚代様、石渡直子様、野田ミミ様、小幡文男様

そんなこんなでようやく第2版が手元に届きました。
ぜひ冊子を手に入れて、バウさんが最後に伝えたかったことに触れていただければと思います。

バウの道中記 ~『チベットの死者の書』49日間の物語~
■価格:300円
■著者:吉澤武彦
■監修:クンチョック・シタル
■企画:山田和尚
■ブックデザイン:フジワラトシカズ

死後4日目の内容までコチラのサンプルから確認できます。

お申込み・送料等詳しくはコチラをご参照ください。

Posted in バウさん | Leave a comment

『バウの道中記』完売致しました。5月頃に再版予定しております。

お蔭様で『バウの道中記 〜『チベットの死者の書』49日間の物語〜』が完売致しました。

広報にご協力いただいたみなさま、心より御礼申し上げます。
特に、本の中にも登場するテンプルビューティフルの光田菜央子さんがメルマガ等で発信してくださったことで、たくさんの方々にご注文いただきました。なおこさん、ありがとうございます!

そして、更にありがたいことに英訳ボランティアの方が4名申し出て下さり英訳も着々と進んでいます。

バウさんの遺言を受け取った電話で、「もし、本ができたら、ダライ・ラマ法王のメッセージ、もらえるかもしれん。そしたら嬉しいなぁ」と言っていたのですが、それをなんとか形にしたいと思っているのです。

今月ダライ・ラマ法王が来日されている間になんとかお渡しできたらと思っています。

メッセージがいただけるかどうか、翻訳した本をお渡してご確認いただいた上でないと分からないのですが、次回再版の際はメッセージ付きで制作できたらなと思っています。

確定ではありませんが、5月頃再版を予定しています。

決まりましたら、改めてご案内させていただきます。

★ご予約ご希望の方は以下までご連絡下さい。
otoiawase@openjapan.net
※お名前、フリガナ、ご住所、電話番号、e-mailアドレス、購入数、何でお知りになったかをご記載の上ご連絡下さい。

サンプルはコチラから

Posted in バウさん | Leave a comment

バウさん、いってらっしゃい!

2月22日、バウさんこと、山田和尚氏が亡くなってから49日目の日、『バウさんのお別れ会』が執り行われました。

祭壇にはバウさんが乗っていたいたのと同じモデルの白色のカヌーが飾られました。
そして、『こころの火』も灯されました。

バウさんの席。
この日は一日、この席に居ていただきました。
この会はバウさんが企画した会ですから、バウさんが主催者ですからね!

1部では、バウさんの資料や映像を展示し、みなさん懐かしくそれらを眺めていました。
(石巻のOPEN JAPAN ベースでこの時設置したバウコーナーを設置予定です。来れなかった方は石巻まで!)

そして、2部がはじまりました。
四万十塾のとーるさんの献杯。

天空オーケストラの岡野弘幹さんの奉納演奏。

司会はBe Good Cafeのシキタ純さん。

しんじょんが作ったバウさんの活動ダイジェスト映像をみんなで観ました。

これがその映像です。

バウさんが最後に遺言で残された2つのこと。

1つめは、山の上ホテルでお別れ会を行い、自分のお気に入りの曲を集まった人たちに贈りたいということ。
2つめは、自分の死を題材として「チベットの死者の書」の解説本をチベットのお坊さんと一緒に作って、多くの方に知ってもらいたいということ。

この日の配布を目指し準備してきた冊子『バウの道中記~『チベットの死者の書』49日間の物語~』がなんとか午前中に会場に届き、無事配布することができました。
この冊子はバウさんが最期に伝えたかったことであり、最後のプロジェクトとして生まれたものです。
詳しくはこちらのサイトで紹介しております。

その冊子に寄稿いただいた作家の田口ランディさん。

同じく寄稿いただき、『チベットの死者の書』について解説いただいた、『チベットの死者の書』を翻訳し日本に最初に紹介したおおえまさのりさん(中央左)

元首相の菅直人さんも駆けつけてくれました。

桑名はるこさんと岡野さんの幻のセッションも実現しました。

全国の市民活動家が一堂に会し、どんな催しでも実現しない、スペシャルな再会がバウさんを通して実現しました。

バウさんがくれた最高のご縁。

この日、ここから動き始めると、

一人一人が改めて決意した。

会の中で、バウさんのご意向通りお気に入りだった(だろう)10曲をご紹介しました。
(だろう)というのは、バウさん自身に選んでいただく予定だったのですが、選ぶ前に亡くなられたので、これまでに道中記などで紹介していたり、直接バウさんから聞いた話などを元に、選んでいったのです。

では、会に参加されていない方へもバウさんからのプレゼントです!

<BOW’S BEST SELECTION>
※クリックすると曲がきけるサイトにリンクします。
※道中記で紹介された内容もリンクします。

Hymn to Hope(希望への讃美歌) / シークレット・ガーデン (道中記1道中記2
一粒の種 / 砂川恵理歌 (道中記
日々 / 吉田山田
Red Rubber Ball / The Cyrkle
What a Wonderful World / Louis Armstrong (道中記
Imagine / John Lennon
ハナミズキ / 一青窈 (道中記
愛を止めないで / 小田和正 (道中記
Puff the Magic Dragon /ピーター・ポール&マリー
The Long And Winding Road / The Beatles

この中でも一番のお気に入りだったのが『Hymn to Hope(希望への讃美歌)/Secret Garden』 です。
これは、バウさんを知る誰もがバウさんの1番だと認めた一曲でした。

この曲についてバウさんは次のようにバウの道中記書いています。

『この曲は、私の現れです。この音を目の前の全てのものに聞かせたいという思いがある曲なのです。いつも山の頂や見晴らしの良い場所で、目の前に現れた全ての山々に、全ての樹木たちに、葉っぱの一枚づつに聞かせて来ました。
私にとってこの曲は、瞑想に入っていくプロローグでもあり、叙事詩でもあり祝詞でもありエピローグでもあるのです。
(【バウの道中記】2008年10月21日 【Hymn To Hope 】)』

会の最後にこの曲でバウさんを次の場所へ見送りました。

バウさん、本当にありがとうございました。
あとは、私たちが動きます。
行ってらっしゃい!

追伸。

会の中で一つ面白いことがありました。
様々な方々が会場に駆けつけてくださったので、曲の紹介の時間を削って参加者の方の話を追加するような進行になりそうになったのですが、その時、映像の上映で使っていた私のパソコンが急にi-tuneを起動させて、Bow Selectionの曲をかけ始めたのです。それが、消そうと思っても全然反応せず、パソコンを強制終了してやっと止めたのでした。オペレーションやってたトシさんは大慌て!

「ちゃんと曲をかけろ!」

そんなバウさんの合図に、私たちはそれまで以上に曲をきっちり紹介するようにしました!
バウさんの確かな存在を感じた嬉しい瞬間でした。

それ以来、私のパソコンは調子が悪いままなのですが、不便だけどなんだか修理したくないような、そんな気持ちなのでした。

Posted in バウさん | Leave a comment