カテゴリー: 物資支援

OPEN JAPAN ブログ - 日々の活動などなど

常総市の現状(月とカヌー(はからめ)のWebサイトより転載)


先月の関東東北豪雨から1ヶ月が経った今、被害が大きいと言われている常総市の現状を把握しようと思い、災害が起ってからずっとボランティア活動を続けている仲間と連絡を取り少ない時間ではあるが現地に向かった。
常総市に到着すると、まず被害にあった地域が、ひとつの場所に集中しておらず、広い範囲に点在しているという現状を感じた。現地で活動している仲間たち、 「オープンジャパン」&「ゆいまーる」のひーさー、同じく「ゆいまーる」のトムちゃん、とおるくん。他、はっちゃん、コイシさん、なおちゃん、すみれちゃ ん、ベースに戻るとチャン、コバケンさん、NPO連絡会議ミーティングでは、クロさん、マっちゃん、マナミちゃんなどなど、災害地でしか会わない・・・そんな事ないか、頼もしい顔ぶれ。

地元の方々や仲間たちの話しを聞き常総市の現状を感じる。「昨日初めてボランティアが入った地域があるのだけれど、入ったのは床上1mの1軒、ってことはこの住宅地の他の人達って・・・。」や、「ある地域は1ヶ月間ボランティアを断ってきた。その結果・・・。」「2階の床下浸水(普通は床上2mとか言 う)、2階に住みながら1階の片付け、畳も上げられずカビはじめている」「未だ避難所となっている体育館、暖房は無く明日冬用の布団が配られる」などな ど。
社会福祉協議会が立ち上げたボランティアセンターとの連携、役所、行政との連携、他の団体との連携、上手くいくところとそうで無いところとが徐々に見えてきている。
夜はよし子が以前送った材料でカレーを作り、それを囲んで色々な話しが飛び交う。みんなで笑いながら話すのだが、全て本気、本音、被害状況、支援状況などの話しなところが面白い。
16日朝、ラジオ体操参加者は数名。朝早く出るつもりだったが、ほとんどボランティアが入っていない地域があるという話しを聞いたので寄ってみる事にした。1軒のお宅では、ご夫婦で口を揃えて「これから1年かけてゆっくりと片付けをしようと思っていました・・・。」と。僕たちがその話しを聞いているお隣の家では、おじいちゃんが完全に水に浸かった納屋を1人で片付けているのだが、物量とおじいちゃんの動きを見ているとこう想像してしまう。「もしこのおじ いちゃんがこの先も1人でこの納屋を片付けていくのであるとしたら、このおじいちゃんの残りの人生片付けで終わってしまうであろう。」と。そんな家がまだまだ沢山ある、これが現状だ。

アウトドア用品は災害時には日用品となる。現在は土日休日に行われている炊き出しなどには各団体がOPEN JAPANのベースに保管してある、イージーキャノピー(ワンタッチタープ)やテーブル、チェアーなどの機材を借りに来て野外炊き出し場を作るという流れ になっているという。また、各地域の受け入れスタッフは1、2週間で「サテライト」と呼ばれるボランティア受け入れポイントを移動しながら活動している。 そんなサテライトでも、コールマン機材は大活躍。
なんだかコールマンの宣伝のようになってしまったが、これも現状である。1日に思いを集中してやってくる 何人ものボランティアさんの気持ちを一滴も無駄にしないように地元に流すために、一日中頭を使って最善の方法を考えているボランティアもいるのだ。

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コールマンジャパン株式会社
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渡る波を乗り越えて‥‥

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昨日、祭りで復活!石巻!渡波明神社には沢山の笑顔で溢れていました。
神奈川県横浜市の清水さんたちが、明神社のために作ってくださった神輿を担ぎ、街中練り歩いていました!
昨年の台風で被災した和歌山県からも家族連れボランティアがマグロやメハリ寿司などの差し入れも届けていただき感謝!

ライブペインティングや手作りのゲーム、輪投げ、タカさんの包丁研ぎなどなど素敵な1日でした‥‥

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石巻の米が長野県から里帰りへ〜サンライス

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昨年、石巻の仮設住宅の独居高齢の方々へメッセージ入り三キロのお米を届けるサンライス元気村企画を伝えた斉藤さん宅を伺った。「実は、震災前の2011年2月に石巻産のササニシキ種米を買って、長野県信濃町で栽培を開始していました!その後に収穫したお米を被災地の石巻へ役立てていただければ‥‥」と900キロのお米を農業組合法人の落影生産組合から寄付提供していただいた!
また、塩害で被害のあった水田で再開できる方々に1ヘクタール分のササニシキ種米もいただいき信濃毎日新聞社の取材も受ける!

石巻の美味しいお米が里帰りしてゆく不思議なご縁に感謝して‥‥吉村の助

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配給物資を配る被災者の方がいます

石巻湊地区で自宅避難をされている方に毎日配給物資を配っている遠藤さん。
遠藤さんご自身も津波で家をなくし、現在は仮設住宅で生活をしています。

しかし、ご自分よりも大変な人たちがいると言います。
それは家はあるが、職がない人たち。
震災前この地区の方々は水産加工関係に従事していたため、津波で壊滅的な被害を受けた水産工場の復活が絶望的な今は職を探すのも難しいと言います。
また、配給場所まで自分で取りにいくことが難しい方々も多いのです。

配っているのは夕食のお弁当(この日は洋食弁当)とお惣菜のイワシの煮付け、サラダ、お茶と野菜ジュース。更に翌朝の朝食としてパン2種類。
遠藤さんが独自に決めたルート上10カ所ほどのポイントで大勢の人が待っています。
この日、配ったのは247食。2往復です。

遠藤さんは日本カーシェアリング協会が提供した車両を利用して、配給物資を配ります。
仮設住宅ごとに利用者のグループの共用車のため、利用者は使った分だけ自分でガソリンを入れます。つまり、遠藤さんはこの活動をする為にご自分でお金を払って、物資を配っているのです。
11月10日はこの配給が打ち切られる日。
それまで遠藤さんは毎日配給物資を届けます。

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お風呂用 青みかん

広島、生口島から届いた青みかん

広島、生口島から届いた青みかん

広島からツルツルすべすべエネルギーが石巻に届いた。
先日、ハエなどの虫対策のため蚊帳を支援してくださった方と電話でお話ししたところ本業がみかん農家さんとのこと。
この時期の、みかん農家さんの特権と言われている「青みかん風呂」を被災地の方々に、体験していただきたいと、追って沢山の青みかんを送ってくださった。
早速、お肌すべすべ疲労回復効果がある青みかんを、災害復興支援協議会に参加されているボランティア団体の方々と分けさせて頂いた。各団体が管理、運営するお風呂で青みかんがプカプカ浮かぶこととなる。そんな中、自衛隊の撤退に伴ってはじまった大型浴場のプロジェクトが、ちょうど本日からオープンする。「不動の湯」と「絆の湯」と名づけられた大きなお風呂。数日後には石巻のみんなの肌が輝く事だろう。
なお、支援ベース絆からもトッチさんが浴槽を作りで関わっている。
(匠)

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