カテゴリー: 放射能測定

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放射能測定。

ご近所さんからイノシシ肉をいただきました。もちろん食用にです。福島県のイノシシ肉、心配でしたので食べる前に放射能測定にかけました。結果セシウムが合計で162ベクレル検出されました。

先日都内で伺った話を思い出します。毎年年の瀬に町内でお餅つきがあり、そこで使っている餅米は親類関係のご縁のある茨城県のお米を用いているそうです。町内みんなでいただくということもあり、放射能測定にかけたそうです。結果は不検出でした。
ここから問題がはじまります。検査結果をお米を送ってくれた農家さんにお伝えしました。すると、「自分たちのことを信じられないんだったらもううちのお米は使ってくれなくていい。」とのお返事がかえってきました。町内行事のお餅つきにまでつきまとう放射能による人間関係の分裂です。信じられないのは農家さんではなく、国の基準だったり東電の事故隠蔽や後始末、その後の補償問題や未だ解決できない廃棄物処理の問題です。震災から5年近く経とうとしていますが、原発事故が引き起こした問題は今もこうしてご親戚との関係や町内での人間関係にまで影響を及ぼしています。

月とカヌー(はからめ)のWEBサイト

 

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OPEN JAPAN 福島放射能測定所スタート。

OPEN JAPANの放射能測定器を宮城県石巻市から福島県塙町に移動しました。
2015年6月25日に福島県塙町にて収穫したジャガイモ(種芋も同じ土地産)を測定しました。
660g、3800秒で測定、結果はヨウ素セシウムともに不検出でした。
モニタリングポストによる空間線量0.06マイクロシーベルト、
ウクライナ製ガイガーカウンターによる空間線量0.13マイクロシーベルト。

山の中で生活をしていると、山にあるものをいただいて暮らすことが日常となってきます。
原発爆発から4年の歳月が経ち、放射能のことを口にする人はますます減ってきました。
県内で出荷規制がかかっているイノシシ肉を「おいしいから食べな。」といただくこともあります。
イノシシ肉は市民測定所で測ってもらったところ、セシウムが555ベクレル検出されました。
これが今のわたしたちが住む原発から60km離れた場所での日常です。

食するものは放射能測定器で調べて、安心していただきたいと思います。
また、歳月と共にどれくらいの線量の推移となるのかも調べてみようと思います。

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