月別アーカイブ: 2012年 7月

OPEN JAPAN ブログ - 日々の活動などなど

第89回 石巻川開き

本日と明日は石巻最大のお祭り、川開きです。

本日のメインイベントは「流燈」。

昨年、震災後約5ヶ月。他の諸団体の方々と一緒にボランティア支援ベース絆だったOPEN JAPANのメンバーもカヌーを約10艘出して、ご協力させて頂きました。

記憶の残っているメンバーや、今年を気にしている仲間も多いと思いアップさせて頂きます。

夕暮れ、18:30から昨年と同じ場所で燈籠流しが始まりました。

対岸では、追悼の言葉や普誓寺の御住職がお経をあげられ、とても厳粛な雰囲気です。

川や海で亡くなられた方々、そして東日本大震災で犠牲になられた方々の御供養です。

15000個の燈籠が北上川に浮かびます。

 

改めて、犠牲になられた方々のご冥福をお祈りするとともに、未だ戻られていない方々の1日も早いご帰宅をお祈り致します。

http://www.ishinomakikawabiraki.jp/index.html

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阿蘇便り 28日〜30日

古城地区でサテライト的な役割を果たすブルーテントが完成!

朝はこの中で、ベースキャンプメンバーが作戦会議をして、一般ボランティアの皆さんを受け入れる準備をします。

< 何事も段取りが大切! >

28日には、那智勝浦から駆けつけてくれた高校生「ミュウちゃん」が、那智勝浦の方々のメッセージが書かれた扇子を皆さんにお届け。
(その様子は、地元の熊本新聞にも掲載されたそうです!)

< 区長さんへの贈呈!  皆さんとっても喜んで下さいました >

那智勝浦組は、27日&28日の活動を終えて帰路につきました。
(夜通し車で走っての移動だったのです!)

昨年の地元での水害を経て、こうして遠方までボランティアに駆けつけて下さったお気持ち、本当に有り難いですね。
(しかも作業経験がおありのため、即戦力として大きな働きをして下さいました!
ミュウちゃんも当時、地元の中学生ボランティアとして、ほぼ毎日活動して下さっていたのでした。)

※ ※ ※

連日、500~700名を超えるボランティアさんが活躍していた阿蘇市。

ようやくボランティアが入れるようになった古城地区にも、
28日には約100名、29日にも多くの方々に入って頂くことができたのですが、
今日30日は、平日になったためか、あるいはすでに片付いてきていると思われてしまっているのか、他の要因があるのか、
阿蘇市全体のボランティアさんは一気に減ってなんと240人!

古城地区には、44名しか入って頂くことができませんでした。
(100名でも足りないくらいでしたので、全く人手が足りていない状態です…。)

専門家の間では、「水害は最初の2週間が大切」と言われているそうです。
すでにそろそろ3週間を迎えようとする時期、しかも今までボランティアが入れずにいた地区…、
地域の方々の疲労は蓄積するばかりです。

ですので引き続き、活動メンバーを大募集中!!

ベースキャンプでは、オープンジャパンにご縁がある方々の受け入れをしております。
(テントあり、食料・水・食器なども持参しなくて大丈夫です。特に長期の方は歓迎です。)
「行ってみよう!」という方は、直接ひーさんの携帯(080-3303-7831)にお電話下さいませ。

(文責:ゆうこ)

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阿蘇の活動、整体チームへの呼びかけ

皆様こんばんは、ゆうこりんこと佐野裕子です。

津田さんがメールに書いて下さいましたように、正味3日程度ですが、阿蘇で活動させて頂きました。

 

一週間前くらいに梅雨明けして、多くの地域の避難勧告が解除されてはいたものの、夕方には突然雨が降ることもあり、

またそうした夕立でも道路に水が溢れてしまう地域があり、

災害が起ってから2週間以上が経過し、連日泥出しを続けられている地元の方々は、心身ともに疲労がたまっておられました。

 

(80歳のおばあちゃんが、ずっとご自宅の泥出しをされていて、とうとう病院で点滴を受けるようになったりも…。

自宅を失って避難所に入っている方の中には、家の敷地内に近所の方のご遺体が流れ着いて、それがどうしても頭から離れないという方もいらっしゃいました。

 

自宅を放って近所の方のお手伝いをしている方がいらしたり、

ボランティアが入ったら入ったで、自分が休む訳にはいかない! と頑張ってしまう方も多く、

また、実際に雨が降らなくとも、雷が鳴ったり、注意喚起の町内放送が流れたりで、なかなか気が休まる間もない感じです。)

 

そこそこ片付いてきている地域がある中で、行方不明者がいて捜索していたりの

色々な事情で、ずっとボランティアが入れなかった地域もあり、

そこに昨日からボランティアが入れるようになって、

ようやくここから本番! というような状況もあります。

 

 

※ ※ ※

 

整体チーム的な状況からいうと、

現在も何カ所かの避難所があって、ご自宅を失われた方々が暮らされており、(それが十分なケアかどうかはともかく)そこにはマッサージ等の方々もぽつりぽつりと訪れている様子です。

 

ですが、ご自宅で泥出しをされている方には、ケアが全く届いていないと言ってよいのではないかと思います。

 

午前中から刺すような日差しで、10分15分歩いているだけでも真っ赤に日焼けするような暑さの中で、連日泥出しされているので、身体的な疲労も著しく、ケアの必要性は非常に高いと思うのですが、

在宅のところには、なかなか外から整体チームとして入って行くことは難しく、

お声をかけたにせよ、作業しなくては!という思いや焦り、あるいは遠慮などから、お断りされてしまうことが多いと思います。

 

 

ですので、私の感触としては、現地でボランティアのリーダー的な役割をして、住民の皆さんとコミュニケーションを取っている方々の紹介でまずは入っていくのが、一番効果的な援助になるように思います。

 

(具体的には、これまで東北や金山町や那智勝浦やつくばなどで活動してきて、現在は阿蘇市のベースキャンプを拠点にして活動している方々ですが、

津田さんか私にご連絡を頂けたら、ご紹介することができます。

 

キャンプ場でのテント生活ですが、

テントも食材も水も食器も調理器具も、携帯充電のための電源も、またテントの中で使うランタンもあり、最低限の装備で行くことができます。

また、日が落ちるととても涼しいので(長袖があると良いです)、夜はぐっすりと休むことができます。

女性一人でも大丈夫です。 (今は花ちゃんという女性メンバーもいらっしゃいます)

交通は、熊本までは飛行機でも新幹線でも普通に行けますし、熊本からの電車は一部代行バスになっていますが、以下の時刻表で確認できます。

http://www.city.aso.kumamoto.jp/news/pdf/120721_JRdaikou.pdf

ちなみに、ベースキャンプの最寄り駅は、阿蘇駅のひとつ向こうの「いこいの村」駅です。 )

 

あるいは、そろそろお疲れがたまっているはずのボラセンの方々のケアなども、行えたら良いですね。

 

 

※ ※ ※

 

色々な病気を持っている方も多く、また中にはびっくりするようなお体状況の方もいらっしゃるので、施術という文脈では、プロの方に対応して頂けたら良いと思います。

 

ただ、とにかく今現在は、限界を超えて頑張りすぎている方々を、「少しの時間でも現場から引き離して、心身をホッと一段落させて頂く」ということも緊急課題ですので、

それは、全くスキルがなくとも、たとえば泥出しや片付けのお手伝いをしながら、タイミングをみて時間を取って背中をさすったり、手足や頭のマッサージをしたりするのでも十分で、

少しでもスキルを持っているなら十二分だと思います。

(そうした時に、外の人間でなくては聞けないようなお話を聞くこともできたりすると思います。)

 

私は石巻に時折通っていて、9月あたりから、「色々な人に揉んでもらって、かえって体がおかしくなったようだ」というようなご相談を受ける場合も出てきて、

また、実はボランティアさんに指圧してもらって肋骨が折れた、というお話も伺いましたが、

そのあたりは、「どこまで・何を行うか」ということがキッチリしていれば大丈夫かと思います。

 

 

※ ※ ※

 

何らかのケアができる方が一人入るかどうかで、今後の過労死を防げるようなケースもあるかも、とも思います。

 

現地の方々は本当に良い方ばかりで、ボランティアのために色々と気を使って下さったり、ご自身が辛くとも他の方を気遣ったり、

これまで自力で対処されていたために、ボランティアが入ると本当に感激して下さって、涙したり、中には「今後は一緒に全国にボランティアに行きたい!」と仰る方もいらっしゃいます。

 

ベースキャンプメンバーも、災害が起きてすぐに駆けつけた方々を核として、

朝から晩まで、「いかに一日も早く被災地に笑顔をもたらすか」だけを考えているようなメンバーで、

私は共に活動させて頂いて、本当に学びになりました。

(そして、中には激痛がありながら、日々作業リーダーとして活動されている方がいたりもしますので、いらした際にはぜひメンバーのケアもお願いします!)

 

 

以上、私の視点からの限られた見聞ですが、ご報告でした。

ご都合のつく方がいらっしゃいましたら、ぜひお力を貸して頂けましたら幸いです。

 

何かありましたら、佐野までご連絡下さいませ。

 

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Smile Seedより 山形男女参画ボランティアキャラバン隊第1団

山形男女参画ボランティアキャラバン隊 第1団 51名
7/28(土)、奥松島宮戸島にて公園の整備ボランティアに来て下さいました。さ〜〜出発!

東松島市の大江サンも駆けつけて下さり、現状の説明と今後の交流についてもお話して頂く

  

贈呈式:代表して胃袋クンから…….
けんスコ2本、カマ4丁、クワ3本、
カラフルなショベル49丁、メッセージが入った木製ショベル41丁、合わせて90丁
ブリキのジョウロ4個

次回植樹予定の中花壇の草取り

縄文村入り口の、草取り

 

 

日日草、ポーチラカ、ドングリ
120ポットを植栽。水やりはバケツリレーで。

 

本当に花壇らしくなってきました〜〜〜

新潟県の堀之内小学生が育ててくれた、ほうせんかも可愛く元気に咲いてくれていました。

炎天下の中、若者達の汗と笑顔が光りました。
短時間ではありましたが、本当にありがとうございました!

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28日朝、阿蘇より

今朝のベースキャンプ風景より…

 

 

 

6時前に、トムさん出動。

 

 

 

数分後に、ひーさんも出動。

 

 

 

残りのメンバーはそれから朝食を済ませ…

 

< アッキーさんと、那智勝浦メンバーのお二人 >

<トオルさん、花ちゃん、和助さん>

 

(私はお二人の整体と、セルフお灸の場所確認も済ませて)7時に出発!!

 

< 素敵なベースキャンプ、お世話になりました! >

 

 

いざこれから! というところではありますが、私は途中で駅に降ろして頂いて帰路につきました。

(今日は午後から東京で仕事のため、午前中の飛行機で飛んでギリギリのところだったのです。)

 

このタイミングで帰るのか… せめてあと3日いられたら、と思いつつ、

またこんな私でも皆さんに「あと一週間、いや3日」などと仰って頂き、後ろ髪を引かれる感じが強かったのですが、

具体的な動きについては、ひとまず、これから新たに現場に入る方々に託したいと思います。

 

 

昨日の夜、ブログの原稿を送って、皆さんが眠りについてから、花ちゃんと少しの間、プチ女子会(?)をしていたのですが、

その時、花ちゃんが、「いつも勿体ないなぁって思うんですよね」と仰っていました。

こういう災害があって、周囲の方の感心が薄い場合があったり、動きが少なかったりすると、本当に勿体ないなぁと思う、と。

それは私もよく分かるなぁ、と思いました。

 

色々な事情で、「今、自分にできること」が、必ずしも現場に入ることではないケースも多いでしょうし、

私もまた、こうして現場から離れて帰ってきたので、

逆に、現場に行ける時は、自分はとても恵まれているなぁ、といつも思うのです。

 

遠くで心配しているよりも、いくばくかでも具体的な状況を知って、某かの具体的な動きができた方が、潜在意識の霧が晴れるような、ある意味での安心感がありますし、

被災地にいくごとに、今までの自分の殻を破っていくような学びが得られるような気がしています。

(別に自分の学びのために行く訳ではないのですが、大きなおまけとして…。

大変な状況だからこそ、人の温かさや、人が人を思う気持ち、自分がどんな感情を持ちどう振る舞うのか等が浮き彫りになったり、普段では発揮できない力が発揮できたりすることもあります。

特に今回、私は皆さんの動き方などから、とても多くのことを学ばせて頂きました。

災害に限らず、なにか大変なことがあった時に、自然に手を差し伸べることがもっと普通になったら、きっと本当に色々なことが大きく変わっていくのでしょうね…。)

 

 

今回関わらせて頂いたすべての皆様、ベースキャンプでお世話になった皆様、ブログを読んで下さった皆様に、感謝申し上げます。

そして、もし参加を迷っている方がいらしたとしたら、遠くともきっと行く価値がある現場だと思う、ということを最後にお伝えさせて頂きたいと思います。(特に向こう何日かは!)

今回の災害で被災された人々が、土地が、一日も早く元気になりますように祈りつつ。

ゆうこりんでした。

 

< 今朝の朝日 (5:40すぎ) >

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