月別アーカイブ: 2014年 6月

OPEN JAPAN ブログ - 日々の活動などなど

職業訓練の場として

私たちは、提携支援団体の皆さんへただその活動をレンタカー業務の中で紹介するとうだけでなく、より密接な連携を目指し、話をさせていただいています。

今回、石巻NOTEさんと話をしていく中で、健康上の理由で就業機会がなかなか得られない方々の職業訓練の場として受け入れは可能かと打診があり、喜んで受け入れさせていただくことにしました。

入力作業や洗車等、私たちの業務の中には単純なものもあり、時間を見つけてスタッフで行っているのですが、それが誰かの前に進む機会になるならとても喜ばしいことです。もちろん私たちも助かります。
また、そうした方を受け入れることのできる包容力を組織としてもスタッフ個人としても持つことができる、成長の機会になると思いました。

まず10日にお母さんと一緒に1名の方が来られ、利用状況の入力作業を行っていただき
13日には、3名の方が来られ、できたばかりのOPEN JAPANの報告書の挟み込みをしていただきました。

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彼らの作業の様子を眺めてみると、用紙が重複しないように、とても丁寧にしてくださっていました。
みなさん、作業自体を楽しんで行ってくださったようで、休憩も取らずひたすら取り組んでくださり、とても助かりました。

仕事や役割は生きる気力や人としての成長の糧になります。

次回からは少しだけですが謝礼もお支払できるように調整を進めています。

できる限りの協力を行いたいと思います。

(日本カーシェアリング協会ブログより転載)

<日本カーシェアリング協会 口座>
ゆうちょ銀行:記号14370 番号11142661
ゆうちょ以外:ゆうちょ銀行店名 四三八(ヨンサンハチ)店番438
口座番号1114266 口座名 一般社団法人 日本カーシェアリング協会

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『石巻の魚』と『中間貯蔵施設説明会』

「石巻の魚が食べたい!」

そのリクエストを受け、私が相談したのは石巻市渡波の水産加工会社『山源水産』を経営する内海さん。
内海さんは、震災で工場やいくつか所有していたアパートなどを失ったのですが、再建に向けた最初の工場の掃除をお手伝いさせていただいたご縁で、時々一緒にご飯を食べる仲のいいおじさん、いやお兄さんです。

内海さんと出会ったころの様子
http://japan-csa.seesaa.net/article/235401938.html

今では、見事に工場を建て直し、事業を軌道に乗せなおすことができました。

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山源水産の工場の壁には工場の再建に協力してくれた方々の寄せ書きがあります。

一緒にご飯を食べるとき、大抵が内海さんの家でごちそうになるのですが、いつも市場からその日仕入れた魚を内海さんが味付けをしたものをいただきます。その料理の美味さが半端ないのです。

内海さんなら品定めを外さないと確信していました。

今回、内海さんが手配してくださったのは

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ヒラメ
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アカガレイ
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7日、6時前頃に山源水産に魚を引き取りに行った時、ちょうど内海さんが市場に出発する頃だったので、せっかくなので少し市場を見学させていただきました。石巻に3年住んでいますが、初めてです。

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岸には漁船が所狭しに泊まっていました。

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テント地で仕切られた広大な仮設の市場は、
今、石巻の市場は、端から順に建設されています。

石巻の漁業が少しずつ前に進んでいる、そんな姿を垣間見たような気がしました。

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仮設の市場

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この日は、J-tipsの信楽さんも市場の見学ご一緒されました。
J-tipsさんは、今石巻をHqppyにするための活動をひそかに推進しています。。。

ということで少し寄り道もありましたが、7時ごろ石巻を出発しました。

途中、ほどよく休憩をとりながら、加須に向かっていきました。

14時頃にふれあいセンターに到着しました。

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「魚、持ってきたよー」

みなさん、集まってきて魚の大きさと量に驚いていました。

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「こんな立派なヒラメ見たの久しぶり!」

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早速、ヤナイさんがマイ包丁をカバンから取り出し、奥のキッチンで魚をさばき始めました。

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そうしている間に中間貯蔵施設建設の説明会へ出発の時間になりました。

保寧寺の住職さんが車を貸してくださり、それを加須の清水さん、東京から森田さんって有志の方がドライバーとして名乗りを上げてくださいました。私は、長距離運転で疲れていたということもあり、2台の車を1台は清水さんが、もう一台は森田さんが送迎することになりました。
以前から足しげく加須に通い続けているリコさんがそのあたり、いろいろと手配をしてくださいました。とても頼もしいです。

時間になると皆さん集まってこられ、キヨも秩父から駆け付けました。

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車で約30分ほど走ったところに会場の久喜市菖蒲文化会館に到着しました。

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私は送迎だけで、説明会が終わるまで外で待っておこうと思っていたのですが、傍聴人として参加させていただけることになり、双葉町の皆さんに混ざって説明を聞かせていただきました。

会場には100数十人位の方々が集まり、政府側は環境省を中心に、復興庁、資源エネルギー庁、あと福島県庁が来られていました。

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最初、環境庁の中間貯蔵施設の責任者の方から説明を30分ほど行い、質疑応答が行われました。

町民方々は、次々に手を挙げられ、行政側に質問というよりも不満を伝えられました。

今まで説明や許可を伺う機会を作らず、建設される事が前提で説明会が行われていること
会場に東電がいないこと、
県外に廃棄物が移される30年後には、町民の大半の方がもういない中、政権や担当者も変わっている中、まともにそれがなされるとは思えないということ

中間貯蔵施設についてだけでなく、

加須に復興公営住宅を建設してほしい
国の放射線についての基準など信用できないといった要望や意見も伝えられました。

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そんな中、

現実的な話として、中間貯蔵施設の建設は仕方ない、それよりも町民の方々の生活のケアについてもう少し具体的な話をしてほしい

といった事をおっしゃっていた方がお一人いらっしゃいました。

中間貯蔵施設に反対だという大半の意見の中、勇気ある発言だと私は思いました。

実際その発言の時、それをよく思わない町民の方の声も聞こえてきました。

こうした意見の相違なども町民が分断されるといった意見もありました。

町民側からの意見が終わらず、終了予定時刻を30分すぎたころ、ようやく説明会が終了しました。

ふれあいセンターに戻り、少し歓談した後、この日は加須の保寧寺に泊めていただきました。

今回、双葉町の方々の置かれている状況をや気持ちを少し垣間見ることができました。
また、双葉町の方々だけでなくそれをサポートする加須の人たちとも触れ合うことができました。

自分史を書き残す直接的な活動は行わなかったのですが、この場所の方々と共に取り組みを進めるうえで、とても大切な訪問だったと思います。

※ちなみに魚は、双葉町の皆さんで後日美味しく召し上がられたそうです。

【河北新報:中間貯蔵、渦巻く不信 福島・大熊、双葉住民説明会】
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201406/20140612_63010.html

(『3月10日』制作室Blog http://20110310.seesaa.net/ より転載)

<『3月10日』制作室 口座>
ゆうちょ銀行:記号18130 番号24550271
ゆうちょ以外:ゆうちょ銀行店名 八一八(ハチイチハチ)店番818
口座番号2455027 口座名 『3月10日』制作室

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関係を作るタイアップ(石巻カーシェア道中記)

2カ月に1度連載させていただいているエコナビにて、新しいコラムがアップされました。

今回は、私たちがたくさんの方々の協力の元実現してきた多様なタイアップについて紹介させていただきました。
もしよかったらご覧になってみてください。

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http://econavi.eic.or.jp/ecorepo/live/312

過去のコラム
http://econavi.eic.or.jp/ecorepo/live/series/38

(日本カーシェアリング協会ブログより転載)

<日本カーシェアリング協会 口座>
ゆうちょ銀行:記号14370 番号11142661
ゆうちょ以外:ゆうちょ銀行店名 四三八(ヨンサンハチ)店番438
口座番号1114266 口座名 一般社団法人 日本カーシェアリング協会

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給電準備OK

5月29日、石巻市では朝から濃霧が立ち込めていたのですが
日が昇るにつれて晴れていき、人が集まり始めた9時頃には
すっかり晴れやかな空になっていました。

石巻市内の北部の山間の田畑を整地して建設された仮設大森第4団地に
石巻市内の仮設団地に設置されている6台の電気自動車i-MiEVが
横一列に並べられました。

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そこでは、各仮設団地から住民が集い
三菱自動車工業(株)からはEVビジネス本部の伊藤敏明様、
宮城三菱自動車販売(株)からは代表取締役社長の千田茂穂様
石巻市からは市長の亀山紘様にお越しいただきました。

昨年8月に三菱自動車工業(株)様から無償貸与いただいた
電気自動車『i-MiEV』6台が正式に寄贈いただけることになり、
更にその電気自動車に蓄えられた電気を取り出す装置
『MiEV power BOX』4台を三菱自動車工業(株)様と
宮城三菱自動車販売(株)様と連名で寄贈いただくことになり、
その寄贈式をとりおこないました。

****    ****

前回の配信の際、編集後記でご案内させていただいたチャリティ

【石巻のカーシェアリングを応援しよう!第4弾(災害に備えて編)】
https://readyfor.jp/projects/carsharing4

では、仮設住宅で活用している電気自動車から、万が一の災害時の
ために電気を取り出せるようにするために『MiEV power BOX』を1台
でも手に入れようと、各団地がチャリティに出品する商品を持ち
寄って寄付を募りました。

沢山の方々のご協力のおかげで、当初目指していた金額の約2
倍の金額が集まり、2台のMiEV power BOXを購入できることに
なりました。

このチャリティを行っている時、そのご案内を三菱自動車工業様の
社員の方へも送らせていただいており、実際引換券を購入いただいた方
もいらっしゃいました。

そして、この取り組みを見守ってくださりながら、社内で検討を
進めていただき、お借りしていたi-MiEV6台を寄贈と、
更に4台のMiEV power BOXの寄贈いただき、6台の電気自動車から
電気を取り出せる環境を作ってくださることになったのです。

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****    ****

「電気自動車が複数台設置されるケースはありますが、電源供給システム
 も揃った状態で6台設置されることは稀なケースです。」

と三菱自動車工業の伊藤様がいただいたご挨拶の中でおっしゃっていました。

これは、本当に『有難い』事だと思います。

普通の市民活動でこれだけの環境を作れることはまずないと思います。

「震災後の電気のない生活は本当に辛いものでした。」

今回利用者代表として大森第4団地の内海会長に挨拶をいただきました。
内海会長は時々声を詰まらせながら、震災後の電気が使えなかった様子を
紹介しながら、こうした形で電気を車から取り出せる貴重な環境を作って
いただいた事に感謝の気持ちを述べられていました。

私はご挨拶させていただいた際、この『有難い』チャンスを活かして、
次の2つの夢の実現に向けて利用者の方々と共に取り組むことを宣言しました。

1つ目は、太陽光エネルギーで充電できる環境を復興公営住宅に作り、
今仮設住宅で行っている助け合いをベースにしたコミュニティ・
カーシェアリングが普段は行われ、災害時には必要な場所に電気を運び
供給する独立したエコ防災システムを構築するということ。まずは、
その実現のために仮設住宅でデモンストレーションを行うこと。

2つ目は、上記システムを活用するなどで、亀山市長が掲げている電気を
絶やさないスマートシティの一端を市民が担い、自治体と民間と市民が
協同で作る防災システムを構築するということ。
まずは、災害時を想定した最低限の取り決めを防災協定という形で自治体
と締結すること。

地元の販売店であり、EVのメンテナンスやEV旅行の充電サポートなどを
縁の下から我々の活動を支えてくださっている宮城三菱自動車販売の
千田社長にも寄贈式の後にお話しさせていただいた機会にその旨伝え、
「できる限りの協力をさせていただきます」とさわやかな笑顔と共に
ご賛同のお言葉をいただきました。

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****    ****

今回、亀山市長とゆっくりお話しさせていただく機会をいただきました。
亀山市長は元石巻専修大学の学長で環境・エネルギーを専門とされて
いらっしゃいました。この日は宮城三菱自動車販売石巻店のスタッフの
皆様が電気自動車から電気を取り出すデモンストレーションを行って
くださったのですが、そのの際も住民の方々に混ざって一緒に興味深く
その様子をご覧になられていました。

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復興公営住宅での電気自動車カーシェアリングの構想も市の構想として
あるとの事で、私たちがこれから目指そうとするところにとても
共感いただきました。

これからの取り組みは、どうしても国等からの補助金等を必要としていく
取り組みとなっていきます。そうした時、自治体と歩調を合わせながら
行うことが非常に重要になってくるので、今回こうした形で市長に
出席いただきお話しできたことは、私たちにとっても非常に重要な
一歩でありました。

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今回の寄贈式には、チャリティ用のグッズを準備してくださった
仮設住民の方々も多く出席いただきました。
自分たちの小さなアクションがこうしたビッグプレゼントに繋がり
とても喜んでくださっている様子でした。

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皆さん、寄贈いただいた電気自動車とMiEV power BOXを活用して、
イベントの電源や防災訓練を行う意気込み満々です。

石巻の方々と『イキイキと』この取り組みを前に進めていきたいと思います。

応援よろしくお願いします。

【河北新報】非常時の電源確保 6仮設に電源供給装置配備 宮城・石巻
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201405/20140530_11013.html

【石巻かほく】石巻の仮設で無償貸与、EV車を寄贈 電源供給装置も 三菱自動車
http://ishinomaki.kahoku.co.jp/news/2014/05/20140530t13013.htm

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 ◆編集後記
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前回の発信の際、少しご紹介させていただいていたOPEN JAPAN
の新しい報告書が完成しました。
内容は下記のURLでご確認いただけます。
http://openjapan.net/wp-admin/images/openjapan_hokoku_3a.pdf

本誌をご希望の方は、ご連絡いただければ郵送にて送らせていただき
ますので気軽にご連絡ください。
またイベントや店舗等人の集まるスペースで配布いただける方
も募集しております。

今回のご報告、もう少しオンタイムでさせていただきたかったのですが、
落ち着いて原稿を作る時間を作る事ができず遅くなってしまいました。
加須での打ち合わせを終えて立ち寄ったCafeにて。。。。

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 ◆ご協力のお願い
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【軽自動車・軽トラック募集】

被災地で活用させていただく車両を募集しています。
カーシェアリングはもちろん、引っ越しや、就業のための
貸し出し等様々な貢献活動に活用させていただきます。

【くるま募金のご案内】

最初にスムーズにカーシェアリングを実施して頂くために
初期経費(保険料、登録費用、運搬費用)を15万円/台(1口1,000円)
の寄付を集めて充てさせていただいております。
仮設住宅や在宅避難地域にお住まいの方々が少しでも快適に生活
できるよう、皆様ご協力のほどよろしくお願いいたします。なお、
車両を50口以上サポートいただける方は、車両にサポーター様の
お名前を入れさせていただきます。

※軽自動車の場合は100口集めております。
※一度使用した車を再提供する場合は120口(軽は80口)集めています。

くるま基金チラシダウンロード
http://www.japan-csa.org/くるま基金チラシ.pdf

◆『くるま募金』の支援方法

口座にお振込みいただいた後、メールにてお知らせください。

ゆうちょ銀行:記号14330 番号17947751
(店名 四三八 店番438 普通 1794775)
口座名:「一般社団法人日本カーシェアリング協会」

メールアドレス:car@japan-csa.org
(件名:くるま募金、本文:お名前・口数)

【賛助会員募集】

日本カーシェアリング協会では当協会の趣旨に賛同し、賛助会員
として当協会活動を支援してくださる個人や団体の賛助会員を
募集しております。
詳しくはコチラをご参照下さい。
http://www.japan-csa.org/03.html

(日本カーシェアリング協会ブログより転載)

<日本カーシェアリング協会 口座>
ゆうちょ銀行:記号14370 番号11142661
ゆうちょ以外:ゆうちょ銀行店名 四三八(ヨンサンハチ)店番438
口座番号1114266 口座名 一般社団法人 日本カーシェアリング協会

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五艇目のバンカー漁船完成‥‥

森から海へ‥‥

四艇目の回送が終わり、アンティーケ州南部の村に移動。同時に作成していた五艇目の10メートル程の少し大きめなバンカー漁船が完成して海辺へ力を合わせて運搬。 浜で両サイドにアウトリガーや長距離運航へ屋根の設置、試運転してから、再び北部へ海上輸送する予定だ‥‥
沢山のことは出来ないが、確実に繋いでいます。
(神戸の滝川高校、啓明高校支援)
夕焼けは相変わらず美しかったが、両親の帰りを待つ男の子が気になった‥‥

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