カテゴリー: マッド&ガレキバスターズ

OPEN JAPAN ブログ - 日々の活動などなど

2012/6/23,24 カヌーデイin石巻 ノブ浜編

カヌーデイin石巻とは昨年より続いているカヌーを使って瓦礫を撤去する活動です。1泊2日で、カヌーイストだけでなく色々な得意技を持った方々が全国から集まってくれました。その数80名以上。

今回綺麗にする浜はノブ浜と呼ばれている浜。その浜の瓦礫をカヌーに積み祝浜(イワイハマ)まで運びそれをダンプに積んで瓦礫の仮置き場まで運ぶといった作業です。

1日目は、風が強く波があり、カヌーに瓦礫を乗せて運ぶのが危険だったため、海からの作業は様子を見て待機しました。何とか陸から急な斜面を1人1人降りてもらい、瓦礫をまとめる作業、そして発泡スチロールなどの軽い物を陸からも運び出すといった作業となりました。

まず動いてくれたのは日本財団の黒澤さん。道なき道を道とする作業を相棒のHANAちゃんとGAKUVOと一緒に重機を使いパパパッと作り上げてくれました。

2日間で120リットルのゴミ袋に500袋以上の発泡スチロールを浜から撤去しました。発泡スチロールがこの世で開発される前の海の姿と、その後の海の姿・・・・・、ただただ想像してしまいます。木瓦礫は、建材に限り回収、流木など自然の形をしたものはそのままにしておくといった方針で片づけを進めていきます。

2日目、風も海も穏やかな今日は、朝からカタマラン(カヌーを並べて2艇繋げたもの)の上に瓦礫を乗せてドンドン浜から運び出す作業をかいししました。

地元漁師さんたちが出してくれた漁船でカタマランを引っ張ってもらったり、人が乗るスペースも無いくらいに瓦礫を積んだカヌーをシーカヤックで引っ張って運んだりと、運び出し方は色々です。

初めて現場を見たときに最初に思ったことは「2日間では終わらないなぁ・・・」だったが、作業を終えたときには完了とまではいかないが、パッと見て「綺麗な浜だね」と言えるところくらいまでは片付けられたのではと思いました。

作業後の浜の様子です。

発泡スチロールリレーの様子です。

陸君の新しいカヌーの進水式も行われました。
思いがこみ上げて目頭を押さえる場面も・・・?

はからめのWebサイトより)

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佐勇水産の営業再開しました!

みなと食堂に食べに来て下さってたというご縁から始まり、工場の片付けや清掃のお手伝いをさせて頂いてた佐勇水産さんが一昨日、とうとう営業を再開されました。

思えば、津波で壊滅的な被害を受けた地区でありながら、ボランティアセンターなど公的なサポートは事業関係には一切なかったので、ご家族だけで必死でお片づけをしていた佐藤さん。本当に諦めること無く事業再開を目指されるというひたむきな姿勢がわたしたちに勇気を下さいました。

そんな佐藤さんに共感し、何度も何度も通ってくれたモデルチームの皆さん。最初から最後まで少しずつではあるけど、アースデイ東京タワーボランティアセンターからもたくさんのボランティアに携わって頂きました。また、再開直前ラスト1ヶ月の猛スパートはなんといってもパタゴニアチームのチームワークがすごかった。

他にもたくさんの方々が暑い夏の日も、雨の日も、地道な作業を黙々とこなして下さり、無事に営業再開を迎えられたことを絆一同としても心から感謝申し上げます。

佐藤さんの奥様は「戦後から続いたこの工場をもうつなぐことが出来ないと一度は思ったけれど、こうしてまた繋げるというただそれだけです。」と。佐勇水産は再スタートを切りました。これからです。

お手伝いくださった皆様に御礼がしたいと佐藤さんがおっしゃっています。佐勇工場にて作業に参加して下さった皆様、事務局にご一報頂きたくお願い申し上げます。

info☆ishinomakizuna.net(☆を@に変えて下さい)
件名:佐勇水産のお手伝い
内容:○月○日頃、工場清掃のボランティアに参加しました。
お名前/ご住所/電話番号/メールアドレス/○名
(団体でご参加された方は、代表者の方のみ)

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福島県金山町ボランティア活動の報告

横田地区の中洲にある伊夜彦神社。

昭和44年8月の水害により山入地区の大岐から住民の方達が横田地区に移転。その際に山入地区にあった熊野神社の御神体もこの伊夜彦神社に移転。二度の水害にあってしまった熊野神社。

作業前

作業前

 

作業後

作業後

2m以上の砂に埋もれてしまった伊夜彦神社は本殿の中まで水が入り、毎年行なっている9月5日のお祭りも断念。 その前に何とか。。。との思いで毎日たくさんのボランティアさんが重機や手作業で泥かきを。

作業前

作業前

 

作業後

作業後

久しぶりに訪れた金山町で、こんなにきれいになった伊夜彦神社に感動!!
ボランティアさん、地元の皆さんありがとうございます!  また来年からもお祭りなどで集まってくださいね。

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金華山黄金山神社例大祭を前に…

本日9月25日、金華山黄金山神社の例大祭が執り行われました。

3月11日から半年、この例大祭が執り行える程まで少しずつ復旧に向けてご尽力されていたのですが、祭りの直前に襲った台風15号はまさに金華山の真上を通過し、見事に島を飲み込んでいきました。

日野権禰宜からお電話がありました。
「金華山の神様はなかなか厳しくていらっしゃるので…」
私は返す言葉を失いました。

昨日からフジテレビの取材を連れて、助さんたち一行が金華山入りしています。

先日、9月11日は復興祈願祭を金華山黄金山神社で執り行われました。

そのときの写真と、助さんから送られてきた数枚の写真を見比べて頂きたいと思います。

9月11日の復興祈願祭を終えて出港(9月11日)

助さんたち一行を迎える日野権禰宜(9月24日)

 

前回までは軽トラックでの送迎があったのですが、それはもう出来ません。
変わり果てた港で日野権禰宜が歩いてお出迎えをしてくださいました。

 

復興祈願祭に向けて、最初の鳥居をくぐる(9月11日)

人力で避けてある脇をなんとかすり抜ける(9月24日)

 

もう参道もトラックや車両が通れるような状態ではなくなったことがこの写真で分かります。

本当に悲しいことです。

 

 

この山肌が崩れてきたのかと…(9月11日)

とっちさんがチェーンソーで道を作っていきます(9月24日)

 

崖崩れが危険視されていた場所が本当に崩れてしまったようです…

 

 

 

参集殿の脇道も…(9月11日)

土砂が流れてきました。。。(9月24日)

 

このような状態です。

「金華山の神様はとても厳しい…」
日野権禰宜のお言葉が胸にずっしりと残っています。

わたしたちに何が出来るのか分かりませんが、まずはこの窮状を知って頂きたい。
住民登録のないこの島には行政の支援がなかなか及ばない事実を知って頂きたい。出来れば多くのメディアでこのことを取り上げて頂きたいと思います。

行政にはなかなか難しいのであれば、私たちボランティアでなんとか金華山をご支援させて頂きたいと思っています。どうか皆様のご協力をお願い致します。

詳細は助さんのブログで!→金華山神社の被害現状

9月11日写真撮影 Yoko Sasanabe

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金華山神社の復旧作業様子


二日目の朝は6時に太鼓の音を合図に朝飯前作業が始まる!
石の向きや上下に悩みつつ、宮司さんに昔の写真を持ってきていただき、ようやく三つ目の灯籠を立てるが、まだまだ先は長い‥‥
震源地に近い島の被害は甚大だ!

吉村誠司の地球日記 Seiji Yoshimura’s Diary]より転載

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