月別アーカイブ: 2016年 1月

OPEN JAPAN ブログ - 日々の活動などなど

バウの道中記(第2版)を販売開始しました。

バウさんから最後に預かったプロジェクト『バウの道中記~チベット死者の書49日の物語~』の第2版が完成し、再販を開始しました。

第1版は、テンプルビューティフルの光田菜央子さんをはじめとするたくさん方々の協力の元、発売開始から約3週間で制作した1,000冊が完売してしまったのですが、バウさんが旅立たれて1年が経つこの時に若干の文字訂正を行い再販を開始することにしました。

再販までに10か月以上期間が空いてしまったのは、バウさんと交わした最後の会話で、「もし冊子が完成したら、ダライ・ラマ法王からのメッセージを頂けるかもしれないなぁ」といった何気ない一言を、実現させたいと思い、走り続けていたのでした。

ダライ・ラマ法王に確認いただくための英訳版も有志の方々の協力で完成し、6月にダラム・サラの事務所にお送りすることができましたが、まだまだ時間を要することであるとわかりましたので、ここは腰を据えてじっくり構えることにしました。そして、冊子を届けていくことを優先しようと思い、再販を行うことにしました。

【英訳版 バウの道中記】
http://openjapan.net/wp-content/uploads/473b7fd2852c0a4191f828239101ae3b.pdf
※翻訳協力:浅田尚代様、石渡直子様、野田ミミ様、小幡文男様

そんなこんなでようやく第2版が手元に届きました。
ぜひ冊子を手に入れて、バウさんが最後に伝えたかったことに触れていただければと思います。

バウの道中記 ~『チベットの死者の書』49日間の物語~
■価格:300円
■著者:吉澤武彦
■監修:クンチョック・シタル
■企画:山田和尚
■ブックデザイン:フジワラトシカズ

死後4日目の内容までコチラのサンプルから確認できます。

お申込み・送料等詳しくはコチラをご参照ください。

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『吉野町カーシェア会』と『カーシェア応援団』

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【日本カーシェリング協会メールニュースvol.19】2016年1月2日
   ◆『吉野町カーシェア会』と『カーシェア応援団』◆
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新年あけましておめでとうございます。

昨年大晦日の午前中に、なかなか納まらない仕事をなんとか納め、
開通してから私にとって初めての仙石線に乗り込んで、
実家の姫路に戻ってきて、みなさまへのご挨拶を書き始めました。

年末まで何をやっていたかと言うと、昨年6月に太陽光発電のみで
電気自動車を充電するシステムを導入し、カーシェアリングを
行っている吉野町復興公営住宅の利用者の方々のお宅を1軒づつ
訪ね、できたばかりのマグネットを渡していっていたのです。

****    ****    ****    ****    

12月27日(日曜日)に、この団地で一つの会が結成されました。

「吉野町カーシェア会」と名付けられました。

IMG_4046.JPG

私達はこれまで、仮設住宅等の様々な方々に、車を貸出し、それぞれ
ルールを作り活動を行っていただいていたのですが、
あくまでカーシェアリング協会の会員として登録を行い、せいぜい名簿を
作っていただく位で、そのグループに会を結成し、会則や口座を
作り会を運営していただくことまではしていませんでした。

それは、カーシェアリングが充分に浸透していない状態で、しかも
仮設住宅という一時的な避難という状況ではそこまで手間のかかる
手続きは難しかったのです。

しかし、舞台は復興住宅に移り、そこでは終の住処のつもりで
移り住まれた方々が大半で、活動を継続的にその場所で
維持できる形が必要になりました。

私達は、行政、教育機関、地元住民組織や専門家らで構成された
検討委員会で吉野町復興公営住宅でのカーシェアリングの
取り組みについて社会実験として現場の状況をその都度報告しながら
様々な意見交換を毎月行い、現場では毎月利用者インタビューと
定期的なアンケート調査を行い、そして公の機関である国土交通省と
宮城運輸支局や東北運輸局を通して協議を行い『持続可能な型』を
探してきました。

KIMG0190.JPG

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IMG_3264.JPG

その結論として、そこに住む住民同士がお互いに助け合う互助会として
会を結成し、皆で経費を会費等で賄い、運営していくことになったのです。

そして、その賄う経費についてとても大事なことが2つ
含まれているのです。

ひとつは、この活動に尽力してくださっている住民有志は
全てボランティアで関わってくれていたのですが、通信費などの
必要経費はもちろん運営に尽力いただく役員の方々には規定の
手当てを支給することことになりました。

もうひとつは、私達が車を貸し出す「リース料」もその経費に
含めていただくことになりました。

これまで私たちは、貸し出した車について経費実費は
いただいてきたのですが、使用料等の対価を頂いてこないでいました。
仮設住宅で最初の説明会を行った時からいずれこの仕組みは継続の
ために有料化を行う旨を伝え、了解いただいた上で進めてきたのですが、
ようやくその一歩を踏み出す時が来たのです。

27日の会には10名ほどの方が集い、会則の内容を確認し、会を結成し、
メンバーの証として玄関のドアに貼るためのマグネットが配られました。

IMG_4039.JPG

このマグネットはいわば雰囲気づくりです。

必要な時に、
「そういえばあの奥さんが利用しているから詳しい話を聞いてみよう」
という感じになればということです。

私達のトータルデザインを継続してサポートしてくださっている
東京学芸大の正木賢一先生が手掛けてくださったとてもかわいいデザインを
みなさん、とても気に入ってくださいました。

IMG_4060.JPG

年の瀬の忙しい時期だったということもあり、27日に会合に
来れなかった方々も多かったので資料を持参して訪問して説明し、
マグネットを渡していったのです。
リストで一覧を作ると23名の方が、この活動に関わっており、
10名以上の方々を一軒一軒訪ねていくのは結構大変で、会の代表を
引き受けてくださった最年少60歳の木村さんと手分けして
それを行っていったのです。

この団地にシステムを導入し、カーシェアリングを初めて6ヶ月。
石巻仮設住宅自治連合推進会が行った、復興公営住宅のインタビュー
調査ではこの吉野町復興住宅は他の団地と比べても住民同士の
コミュニティが非常に育まれていたという評価を聞いた時は、
本当に嬉しかったです。

【団地内の方々で親睦を図ったEV旅行】
http://japan-csa.seesaa.net/article/429290114.html

この団地に設置したシステムを中心に据えたEVを活用した
防災訓練においては、EVを活用した一つの防災の
形を作れたのではと思います。
http://japan-csa.seesaa.net/article/429783307.html

ただ、この会がしっかりと運営しながら活動を続けていけるか
ということは、正直最初は厳しいかもしれません。

というのは、役員手当やリース料を支払っていくのは
更なる活用頻度や利用者の増加がなければ、一人当たりの
負担額が大きくなってしまうからです。

そのあたりを理解していただいたうえで

「まぁ、やってみないとわからないので、やってみましょう」

「みんなで呼びかけをやれば、きっとお得に使えるようになるわよ」

といった前向きな意見をいただき、まずは1ヶ月始めてみることになったのです。

今年は、この「吉野町カーシェア会」をサポートしながら、
地域コミュニティが持続的にカーシェアリングを運営し地域課題を
解決していく雛形を丁寧にここの住民の方と引き続き作っていきたい
と思っています。

そして、私達が着実に積み重ねていっているノウハウを『ノウハウブック』
として整理し、それを活用して他地区への転用を実現したいと思っています。

****    ****    ****    **** 

さて、ここで新年早々みなさまに一つお願いがございます。

今回、団地の利用者の皆さんにお渡ししたマグネットは3種類あります。

1.メンバー・・・利用者の方々用
2.地域サポーター・・・外出支援ボランティアの方々用
3.カーシェア応援団・・・利用しないがこの取組を応援している方々用

3つ目のカーシェア応援団のは、例えば現在カーシェアリングは利用して
いないが、この趣旨に賛同し、催しや集いには参加してくださる方々も
団地内にいて、そういう方々にお渡しする用に作成しました。

この応援団のデザインのみ3種類作成し、ステッカーを制作しました。

3種.jpg

要はみなさんにこのステッカーを購入して『カーシェア応援団』に
なっていただきたいのです。

石巻の吉野町復興公営住宅に「移動」「防災」「コミュニティ」を
支える太陽光発電を利用した電気自動車充電システムを導入する
ために非常に大きな費用が必要でした。
その費用の約8割を企業からの助成や寄付で賄うことができ、ひとまず
でき社会実験をスタートさせることができたのですが、
残り2割の不足分を賄うために『太陽カーシェア募金』として寄付を
募っているのですが、まだ200万円以上不足しています。

【太陽カーシェア募金】
http://japan-csa.seesaa.net/article/424011759.html?1451639195

そこで、コチラのステッカーを販売して、少しでも不足分を賄いたいと
思っています。

1,000円(税込み、送料別)
※送料は数量に限らず全国一律200円
※お届けは1月中旬頃になります。

【購入先】
http://japancarsharing.cart.fc2.com/

パソコンに、車に、弁当箱に、冷蔵庫に、郵便ポストに
自分に、恋人に、家族に、同じ部署の人達に

ぜひ購入して、『カーシェア応援団』になってください。

更に社内や自分のコミュニティで案内して団員獲得に
ご協力頂けると助かります。
※本文が長いため『****』のあたりから転送いただければと思います。

ステッカーを販売していただける方も募集しております。
イベント用などでグッズを一旦お送りし販売頂いた分のみ
送り返していただくような形でも大丈夫です。

ご購入いただいた方はこちらに0.5口として下記のサイトに
名前を添えさせていただきます。(任意です)

http://japan-csa.seesaa.net/article/424011759.html?1451639195

被災地で生まれた助け合いの心と
地球にやさしいテクノロジーで
最高の取り組みを被災地につくるために

ご協力よろしくお願いします!

────────────────────────────
 ◆編集後記
────────────────────────────
今年は、昨年から本格的に実施した生活再建のための車の貸し出し
サポートを更に拡充させたり、地域コミュニティで行く旅行を
応援する大型車の貸出しサポートや、石巻に移住する方々への
車の貸出し等展開していく予定です。
詳しくはメールニュースやfacebook等で報告してまいります。

軽自動車と7人乗り以上の大型車が不足しています。
もし、周りで石巻で活用してもよい車があったり、
車関連の事業者様でタイアップの可能性がある場合、
ぜひお声掛けください。

────────────────────────────
 ◆ご協力のお願い
────────────────────────────
【太陽カーシェア募金のご案内】

石巻市内の復興公営住宅に太陽光で電気自動車を充電する設備を導入
するための費用を集めています。
ご寄附(一口1,000円)のご協力よろしくお願いします。

ゆうちょ銀行:記号14370 番号11142661
(店名 四三八 店番438 普通 1114266)
口座名:「一般社団法人日本カーシェアリング協会」
※ご寄附いただいた際、メールもしくは電話にてご一報下さい。

ご支援いただいた方はこちらでご紹介させていただきます。
http://japan-csa.seesaa.net/article/424011759.html

【軽自動車・軽トラック・大型車(7人乗り以上)募集】

被災地で活用させていただく車両を募集しています。
カーシェアリングはもちろん、引っ越しや、就業のための
貸し出し等様々な貢献活動に活用させていただきます。

【賛助会員募集】

日本カーシェアリング協会では当協会の趣旨に賛同し、賛助会員
として当協会活動を支援してくださる個人や団体の賛助会員を
募集しております。
詳しくはコチラをご参照下さい。
http://www.japan-csa.org/03.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇日本カーシェアリング協会メールニュースの登録・停止◆

登録:件名に「メールニュース購読希望」と明記し、お名前・配信を希
望するアドレスを記載の上mail@japan-csa.orgまでご連絡ください。

停止:件名に「メールニュース配信停止希望」と明記し、お名前・配信
を希望するアドレスを記載の上mail@japan-csa.orgまでご連絡ください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆◇発行元◆◇

一般社団法人日本カーシェアリング協会
吉澤武彦
〒 986-0005
石巻市大瓜字鷲の巣45-1仮設大瓜団地集会所内
TEL/FAX 0225-22-1453
E-mail:mail@japan-csa.org
ホームページ:http://japan-csa.org/
Blog:http://japan-csa.seesaa.net/
Twitter:http://twitter.com/#!/JapanCarSharing
Facebook:http://www.facebook.com/japancsa

日本カーシェアリング協会のブログより転記

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<日本カーシェアリング協会へのご協力宜しくお願いします>
=口座=
ゆうちょ銀行:記号14370 番号11142661
ゆうちょ以外:ゆうちょ銀行店名 四三八(ヨンサンハチ)店番438
口座番号1114266 口座名 一般社団法人 日本カーシェアリング協会

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古民家再生IBUKIプロジェクト、今春のオープン!

今春のオープンを目指して工事は進んでいます。 年末には建屋にサッシや扉も取り付けられ、内部の壁も漆喰の下塗りが終わり、 年明けから仕上げに入ります。
ただ、母屋を津波の引き波から守った蔵は、なんとか残そうと検討を 続けてきたのですが、安全性などを慎重に考え解体することになりました。
牡鹿半島に人の流れを作るIBUKIプロジェクトOPENに向けてあと一歩のところまで来ています。 それには、まだ少しご支援が必要な状況です。 引き続き皆さんのご支援とご協力をお願いいたします。

<古民家再生IBUKIプロジェクトへのご協力宜しくお願いします>

郵便振替口座
01660-6-76813
口座名「古民家再生IBUKIプロジェクト」

通信欄に
○お名前
○ご住所
○メッセージなどお書きください!

●他の金融機関から
店名 一六九(イチロクキュウ)
口座種別 当座
口座番号 0076813

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【OPEN JAPAN の仲間たち】OPEN JAPAN BOOMERANG vol.5

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OPEN JAPAN BOOMERANG vol.5 【OPEN JAPANの仲間たち】2016年1月5日
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明けましておめでとうございます。
OPEN JAPANのタケです。
昨年は、緊急支援ではネパール地震、関東東北豪雨があり、カーシェアリング
では復興住宅で自然エネルギーを活用した取り組みがありと激動の一年では
ありましたが、様々な方々の協力の元、取り組みを推進していくことができました。
心より御礼申し上げます。
今年は、昨年から続く取り組みを進めながら、ついにIBUKIがOPENに
向けて取り組みを進めてまいります。

実に1年半ぶりとなってしまったメールニュースですが、各プロジェクト
の近況を各担当者からお知らせしたいと思います。

長文となりますが、最後にご案内したいこともありますのでどうか
ご一読くださいますようよろしくお願いします。

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<古民家再生IBUKI プロジェクト:Bubb(對馬達)>

今春のオープンを目指して工事は進んでいます。
年末には建屋にサッシや扉も取り付けられ、内部の壁も漆喰の下塗りが終わり、
年明けから仕上げに入ります。

ただ、母屋を津波の引き波から守った蔵は、なんとか残そうと検討を
続けてきたのですが、安全性などを慎重に考え解体することになりました。

牡鹿半島に人の流れを作る古民家再生IBUKIプロジェクトOPENに向けて
あと一歩のところまで来ています。
それには、まだ少しご支援が必要な状況です。

引き続き皆さんのご支援とご協力をお願いいたします。

<子ども保養キャンプ・緊急支援:助(吉村誠司)>

◆子ども保養キャンプ
昨年は、福島県からの保養キャンプを行っている「SEEDS OF HOPE」
青山さん(災害時では重機ボラ)と連携して、春休みは子ども達を沖縄県へ6日間、
秋には助さんの地元野尻湖畔に30名近い親子を招待し、湖水浴やカヌー、ヨット、
そしてハイキングのキャンプ!
石巻からの子ども達も7回目のキャンプを夏休みに行いました!思いっきり、
外で遊べる一時をまた今年も行います!!

◆ネパール大震災支援!
2015年4月25日に発生したネパール大震災では、直後より吉村が
多くの方々と連携して食料やシートなどの救援物資を山岳被災地へ届け、
3回の訪問では、物資支援の他に鍵盤ハーモニカ演奏や寄贈、折り紙や
お絵かきなど、子どもトラウマケア活動なども行っています!
また、副代表の肥田(ひーさん)は長期支援として現地に3ヶ月近く滞在し、
山岳被災地での長期支援やカトマンズ周辺の被災地でコミュニティセンター
やエコトイレ作りなど、旅人や地元ボラと連携しての村おこし活動を
行っています!長期支援へ、どうぞご協力よろしくお願いいたします!

◆台風18号豪雨災害~栃木県編
今回の豪雨災害では、オープンジャパンでは、3箇所に分かれて、代表の吉澤や
カヌークラブ阿部は宮城県の大崎市周辺へ、吉村助さんは鹿沼市へ、肥田は常総市
で支援活動を開始。吉村は、ダンプに重機を載せて、子ども達の天然アイススケート場
田んぼを埋め尽くした土砂崩れ現場での支援や住宅地に流れ込んだ土砂撤去活動を担当。

常総市では、肥田が鬼怒川決壊箇所近くの自治会と連携して、エリアを担当させて
いただき数千人のボラコーディネーター・・・、詳しくは、肥田にバトンタッチです! 

<緊急支援:ひーさー(肥田浩)>

助さんからの報告にあった通り、ネパールでは約3ヵ月滞在する中で
支援物資、学校建設、ボランティアバスの運営といった日本からの支援と
現場との橋渡しを行いました。
また、支援のための情報共有スペース作りや『子ども環境クラブ』の
立ち上げや『エコ公衆トイレ』といった環境に配慮した社会で
再建するための様々なプロジェクトを山岳のラプラックと
都市近郊のブンガマティの2つの村で現地の方々と取り組みました。

ネパール帰国後はすぐに鬼怒川決壊現場の常総市にて活動を開始し
上三坂地区、沖三坂地区、若宮戸地区の3か所でボランティアセンター
サテライトの立ち上げと運営を行い、集まるボランティアの方々と
現場とのコーディネートを行いながら泥出しや床や壁剥がしの対応や支援物資を
届ける等の活動を行いました。

また、被災ゴミが街にあふれ大きな問題となった常総市でゴミ回収プロジェクトや
後回しにされて手つかずの状態の続いた田畑復旧のための田んぼクリーン
プロジェクトを様々な協働の下、展開しながら、常総市市長をはじめとする
地元行政へ各種提言を行い、現場と行政の間の調整等も行いました。

今後は、地元NPOの運営サポートや地元ボランティアの育成コーディネート
を行いながら、地元の方々が継続した活動を行うためのサポートをもう少しの間
常総市にて行い、その後、状況をみて再度ネパールに向かうことができればと
思っております。

昨年は、次々と現場が重なり、報告会などをしっかり行えませんでした。
今年は、私が経験したこと感じたこと等伝えることもしていきたいと思っております。
お声をかけてくだされば、日本中どこでもお話しに伺いたいと思っています。

<カーシェアリング・『3月10日』制作室・8.6 One Night:タケ(吉澤武彦)>

◆カーシェアリング
昨年6月に吉野町復興公営住宅に太陽光発電で電気自動車を
充電するシステムを導入し、産官学民連携で石巻発の
『コミュニティ・カーシェアリング』モデル化に向けて
取り組む事業に取りかかりました。

詳しい近況についてはコチラ
http://japan-csa.seesaa.net/article/432002466.html

関東東北豪雨の際には、被災翌日に駆けつけ古川市・大和町・
栗原市ではのべ25世帯に無料で車を貸出し涙ながらに喜ばれました。
常総市では地元NPOのコモンズを通して8台の車を貸出し、
カーシェアリングや外出支援、その他災害支援活動のための活動車
として活用いただきました。

その時の詳しくは状況はコチラ
http://japan-csa.seesaa.net/article/426172473.html

今年は、このモデル化を進めつつ、生活再建や地域コミュニティ
の活動のための車の貸出し、石巻へ移住される方々等のサポート
等にも力を入れ、更に車を活用した地域貢献を追求していきます。

活動に使用する軽自動車と7人乗り以上の大型車募集中です。

◆『3月10日』制作室
双葉町の営みを自分史で残していく『3月10日』制作室では3名の方の
自分史が完成しました。時間と労力のかかるプロジェクト故、
時間がかかりますが、ご本人にとっても、ご家族にとっても、そして、
歴史的な資料としても貴重なものとなる故に、できる限り取り組んで
いきたいと思います。

◆8.6 One Pi:ce
被爆証言を福岡県星野村にある『原爆の火』を灯しながら若い人達の
手で記録編集し、伝え残していくプロジェクト。今年は石巻の専修大学(舛井ゼミ)
と川崎の専修大(福富ゼミ)の学生達が利府町(宮城県)と横浜で取り組んで
くれました。DVDは完成し、地元の平和教育への活用に向けて現在進めています。

** 最後に **

1年前の今日、OPEN JAPANの創設者であり、我々の師でもある
バウさん(山田和尚氏)が旅立たれました。

バウさんから遺言で預かった最後に伝えたかったことをまとめた冊子
「バウの道中記 ~『チベットの死者の書』49日間の物語~」
様々なご協力の元、発行から約1ヶ月で完売したのですが、
本日、若干の修正を加え増刷致します。

ぜひ下記よりお申込みいただき手に取っていただければと思います。
http://openjapan.net/more/bowbook
※死後4日目の内容までサンプルでご確認いただけます。
※お届けは、1月中旬以降になる予定です。

ダライ・ラマ法王にメッセージをいただくために有志の方々にご協力
いただき完成した英訳版も公開しました。
http://openjapan.net/wp-content/uploads/473b7fd2852c0a4191f828239101ae3b.pdf

年末にバウさんの資料を整理していた時、OPEN JAPANとして活動を
始めたころの資料が出てきました。
最後にそこの冒頭に書かれていたバウさんからのメッセージを、
このメールを読むOPEN JAPANの仲間たちに捧げます。

**

OPEN JAPANの仲間たち

阪神大震災から5年を超える歳月が過ぎました。
私たちは、たくさんのプロジェクトを展開していくなかで
感性という同じアンテナを持ち合わせた、多くの『仲間たち』を
見つけ出しました。
そこには、数限りない人たちの愛すべき姿がありました

何かを求めつつ、答えを得ることができなかった人たちが、
社会通念、常識と呼ばれる大きな壁と、週間、価値観と呼ばれる
固い殻を自らの力で破り、その先に現れた『人を助けるという生き方』
に目覚め、激動する時代の中で、かぞえきれないほどの感動のドラマを
創りながら、進化の階段を登り始めたのです。
そして今、私たちは大きな踊り場にたどり着きました。
たどり着いた踊り場には、驚きがありました。
そこには、ひと目みただけで目覚めた仲間とわかる人たちが、
目を輝かせ、次の世界をつくろうと集まり始めていたのです。
いろんな方向から、いろんな方法で、いろんな思いをこめて、
自分で組み立てた手作りの階段を、登りつめてきた人たちばかりです。
そして、そこに集まる人たちが、思いをひとつに言い出しました。
「この星が いとおしくてたまらない」
こうしてOPEN JAPANのプロジェクトが動きはじめました。

(中略)

OPEN JAPAN の概念の特徴は、日本の地を世界の雛形として『こころ』と
『ビジョン』の共有をはかり、増幅と具現化をさせようとするプロジェクトです。
これから日本各地に生まれる参画者が、それぞれの分野で分科会を立ち上げ、
幼児から有識者までの、広範囲なビジョンを集めて、新しい自分たちを、
新しい日本を、新しい世界を、新しい未来を作るシンポジウムを始めます。

(中略)

未来をつくるビジョンは、あなたの生活の中から生まれます。私たちは今、
進化という踊り場に立ちました。そして、また新たなる方向へ階段をのぼり
始めようとしています。OPEN JAPAN の概念に、参画、連携して、行動力
溢れる分科会を立ち上げてくださるようお願いいたします。

山田和尚

**

今年も共に動きましょう。

——————————–
<会計報告(平成26年度)>

http://openjapan.net/wp-content/uploads/99aefe39d8e0d62afe9bc9b049dc5f24.pdf

——————————–
<OPEN JAPANへのご支援のお願い>

お振込みいただいた後、支援を希望する活動をメールにて
ご一報いただくか通信欄に記載いただけるとその活動に
活用させていただきます。
特にご指定のない場合はOPEN JAPAN事務局の運営費として
活用させていただきます。

・古民家再生IBUKIプロジェクト
・子ども保養キャンプ
・国内外災害緊急支援
・『3月10日』制作室
・日本カーシェアリング協会
・8.6 One Night

郵便振替口座 02250-5-126661
口座名 一般社団法人 OPEN JAPAN

●他の金融機関から 
店名 二二九(ニニキユウ)店 当座 0126661

<各プロジェクトの支援方法>

ご支援のお願い

——————————–
一般社団法人OPEN JAPAN(旧ボランティア支援ベース絆)
配信責任者 吉澤武彦
シ・マムタにおいで(http://www.40010.net)
URL http://openjapan.net/
Email boomerang@openjapan.net
facebook http://www.facebook.com/hirakenippon
——————————–
転送・転載・大歓迎です。
ご意見・ご投稿、ダブって送信された場合、配信停止・開始する場合は:
(boomerang@openjapan.net)までご一報ください。
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