引き続いて、川崎会場の報告をさせていただきます。
【8.6 One Pi:ce 川崎 ~佐藤良生さん~】
暑さが増した7月18日(土)の夕方、始めて佐藤良生さんのご自宅にうかがった時、わざわざバス停まで迎えに来ていただいてびっくりしました。
84歳とお聞きしていましたが、そのお元気な事。自宅で冷たいお茶をご馳走になりながら、8月6日の詳しい打合せと70年前に被曝した場所と爆心地がはっきりと描かれた地図を広げてお話をお聞きしてきました。
8月6日当日は映像と写真が入ったCD、そして地図を持参していただくこと、そして驚くことに横浜から川崎まで1時間半を掛けて会場まで来ていただくことになりました。
佐藤さんの情熱はものすごいものがあります。
8月6日当日、石巻専修大学の千葉さんが運んでくれた原爆の残り火を灯すところから準備を始め、佐藤良生さんとその話しをお聞きする方々との距離を短くしようのアイデアも出て、イスを半円レイアウトにして、会場を作ったりと学生さんたちが大活躍しました。
その学生さんたちは映像撮影チームで専修大福冨ゼミ(川崎市多摩区)の山本さんを始め5人のメンバーです。入念な打合せで、後世にまで残そうとする映像をどう撮るか、入念な準備を重ねました。山本さんたちの情熱にも本当に熱いものがありました。
会場に集まった人々は総勢32名。神奈川新聞さんの告知記事を見てやってきたお母さんと男の子(9歳と11歳)の家族も来ていただき、佐藤さんは話し始めて少しすると立ち上がって用意された地図とご自身が描かれた絵を示しながら、爆心地から1㎞の自宅で被曝された体験を熱く語られました。
被曝体験の話しは約1時間、何度も被曝体験を話されてきた佐藤さん、疲れも見せずに立ったまま立ったままでお話をしていただきました。
被曝体験講話に続いて残り火を囲んで懇談会に入り、それぞれの佐藤さんへの感想、感謝を聞き、それにも佐藤さんは丁寧に返答を返されていました。
一発の原爆でものすごい被害が出ること、それが70年過ぎた今でも傷跡は生々しく進んでいる現実を静かに見つめるとても良い一日にありました。
若い方が実行し、若い方も参加するこの取り組みは次に繋げて行きたいと考えています。
最後になりましたが、会場を提供していただいた「日本キリスト教団 溝ノ口教会」の飯田牧師さん、関係者の方々に感謝を申し上げたいと思います。
ありがとうございました。
(梶が谷悟郎)
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84歳の佐藤さん、被爆体験を語り継ぐ 強い気持ちが、1時間も立って話せたんですね。
戦争は二度と繰り返してはいけない。本当にそう思いました。(ito)
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