あの朝から70年たった8月6日。私たちは2つの会場で、当時から燃え続ける火を灯しながら、被爆体験を証言いただき、それを記録する会を無事執り行うことができました。
宮城県の利府町で行われた会場で、昨年に引き続き一緒に取り組んでくれた栗原 恵美さんが、彼女なりの感性でその会場の様子を自身のfacebookで発信してくれていました。開催の報告としてそちらを以下に紹介させていただきます。
【8.6 One Pi:ce 利府 ~勝子さん~】
今日、お会いした被爆者の名取勝子さんが、とても素敵な方だったので、みなさんにも知って欲しく、ちょっとここに書きたいと思います。
勝子さんはお父様のお仕事の都合で宮城から広島に行った際に当時9歳で被爆されたそうです。
辛かった当時の体験を話すのを、ずっと断っていたそうですが、今回「一歩踏み出したい」と引き受けてくださいました。
初めて人前で話す勝子さんのペースで話してもらう為、今回の会はごく少人規模での開催となりました。
去年石巻で開催した「8.6 One night」に参加頂いたみなさんにお知らせ出来ずにいましたので、この場を借りてレポートをお伝えします(^-^)
勝子さんは証言会が始まる前に、私と話した時には緊張しつつもチャーミングな笑顔も見せて下さり、趣味の話になると料理が大好きでいつもテレビの料理番組を見ては勉強してレパートリーを増やしていると、とっても可愛い面も見せてくださいました。
会が始まると、ご自身で用意した文章を元に、当時の様子をゆっくり思い出しながら、話してくださいました。
9歳の女の子が被爆をし、どんな光景を見たのか、生き延びる為にどんなものを食べて生活していたのか、被爆者への差別の話など、ご本人にしか語れない貴重なお話を聞かせて頂きました。
時には涙ぐむ場面もあり、こちらも胸が苦しくもなりましたが、最後まで話して頂いたことに感謝しました。
「もう二度と戦争は繰り返して欲しくない」
そう語る勝子さんの、勇気を振り絞って話して下さった「第一歩」を、この目で見守ることが出来て嬉しかったです!
被爆70周年を迎えた今年、各メディアで取り上げていますが、大事なのはこの先の未来です。勝子さんが勇気を出してまいた「第一歩」の種を、見守った私たちが水を注いでいく番です。
今回の会でも、石巻専修大学のメンバーがビデオカメラを回し、「証言を記録に残す」ために一生懸命動いてくれました。
そしてその中の1人千葉君は、福岡県の星の村まで原爆の火を取りに行ってくれました!本当に心強いメンバーです(^-^)
勝子さんの今回の証言も、DVDになる予定となっています!
クラウドファンディングも開催中です(^-^)ご支援orシェアして頂けたら嬉しいです!よろしくお願いします。
https://moon-shot.org/projects/86onepi-ce
栗原 恵美
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被爆70年の年、勇気をもって被爆体験を語り継ぐ勝子さん、それを記録する専修大の若者たち。
戦争は二度と繰り返さないという強い意思が伝わってきました。(ito)
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<8.6 One Pi:ceへのご協力宜しくお願いします>
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