「OPEN JAPANの石巻ベースを、地域の人や、アーティスト、新しい情報を発信する人たちに開けた空間にしよう!」
震災から2年がすぎ、支援のかたちも変わりつつあります。
これからの地域づくり、社会づくりにコミットしていく活動がOPEN JAPANでは始まっています。
その一つが、ベースの二階の大部屋を、イベントやコンサート、ワークショップが出来る空間へと変化させること。
ボランティアの方々の協力もいただいて、このたび「LIFE STUDIO」として生まれかわりました。
「LIFE STUDIO」では、特に「いのち」についての催しを開いていきたいと考えています。
身体の健康、心の健康、そして「生き方」さらには、「生き方」からみえてくる「死に方」。「LIFE」についてあらゆる角度から、新しい情報や、価値ある機会を提供していく発信基地。それが「LIFE STUDIO」です。
6月11日。震災から2年3か月の月命日。
LIFE STUDIOに、息吹を吹き込む、ディジュリドゥ奏者 稲垣遼さんの演奏会が、初めての催しとして開かれました。
ディジュリドゥは、オーストラリアの先住民・アボリジニが5万年前から使っていたと云われる太古から受け継がれる楽器。それは、人生の節目の儀式や医療にも使われていたようです。
はじめての体験に、参加された方からは、驚きと感動の感想をいただきました。
LIFE STUDIOでは、石巻から「LIFE」について発信したい、という方を募集します。
また「こんなことをして欲しい!」という要望など、ぜひお寄せください。お待ちしています!









6月1日、2日に旧北上川にて四万十塾+石巻カヌークラブ主催でカヌートレックが行われました。久しぶりに中身の濃いトレックとなりました。実は一年前、同じルートでカヌーをしたんですが、なんだろう。まず言いたいのは、ぜんぜん緑が深い。そして水が清い。地震の影響?去年カヌーから見えたむき出しだった岩肌も深く緑に覆われ美しいとしか形容のしようのないロケーション。なにしろ水が前回に比べて濁っていないのです。まさにベスト?コンディションの旧北上川と思えたのでした。天気も良かった。ランチのときは天空に虹も見えました。初日は旧北上川名物「谷風」で腕が棒になるほどパドリングしちゃったようですが…(実はその風の強かった初日は僕は不参加)、きっとそれもいい思い出です。向かい風で漕いでも漕いでも前に進めない経験は僕もこの川で何回も経験しており、僕ら人間にとっての不都合は自然にとっては全く関係のないことなのだよねと身をもって思います。物事の出来事に対して不都合があっても、それを己の都合の良いように無理矢理でも変えることができたりするのは人間社会での話だけで、自然はいつも淡々と拒否ができない絶対的なルールを僕らに突きつけるのです。「おだずなよ!(ふざけるなよ!という石巻弁)」と怒るのは当然。「酷すぎる!」と涙を流すのも当然。しかし、僕ら人間が泣いても怒っても、自然は自然であり続けます。僕たちは、特に僕みたいな凡人は、きっと自然とはどういうものかをちょっとづつ知りながら、そして全体の1パーセントもわからないまま去っていく存在なのだ。などと、今回の相棒であるM君にバウ(カヌーの前の席)をまかせてまったりしつつ思いを巡らせながら、ぼへーっとスターン(カヌーの後ろの席)でラダーストロークをするのでした。カヌーに乗っていると僕のような者でも、不思議とこんな風にゆったりしながら普段考えないようなことを考えたり、物思いにふけることができたりするのです。
イベント終了時のこと。偶然、水上バイクのグループと一緒になりました。今回のベースキャンプにした河川敷のとあるポイントが、水で遊ぶ市民が川にアプローチする数少ない穴場だからです。カヌーと水上バイク。スタイルも何も間逆と言っていい間柄ですが、同じ水で遊ぶ仲間であることに間違いありません。聞けば彼らはこの場所でごみ拾いなど行い常に清掃に努めているとのこと。素晴らしいと思いました。「震災で家族を亡くしたんです。本当は海でやりたいけど、気持ちがどうしても。でもやめるのは違うと思うから」と、水上バイクのグループの一人はおっしゃっていました。