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2020.2.26~3.3【ウィークリーレポート台風19号宮城県丸森町支援】


2月28日(金)
【コロナウイルス拡大に伴う活動休止のお知らせ】

急遽ではありますが丸森町でのOPEN JAPANの活動は、県外から等のボランティア受け入れや活動を本日より一時休止といたします。今週末に緊急を要する案件のみ地元長期スタッフで対応いたします。

今後の活動再開については状況をしっかりと確認しながら改めてfacebook等でみなさんにお知らせさせて頂きます。

また丸森町災害ボランティアセンターでの一般ボランティアの受付も現段階で休止中ですが、町民の方々からの家の泥出しや片付けなどのボランティア要請は引き続き受付中とのことです。

詳しくはこちらから↓

【丸森町災害ボランティアセンターfacebookページ】
新型コロナウイルス感染症対策としての今後のボランティア受入について


災害への取り組みと同様、危機管理の一環としての決断です。ご理解、ご協力のほど何卒よろしくおお願いたします。皆さんも体調を崩されないよう、しっかりとご自愛ください。


29日(土) 活動の意義とその先の笑顔!!

「あの台風以来、初めてトイレを使いました。」

これはOPEN JAPAN重機隊が、丸森災害支援最大の難所と位置付けたお宅の、お母さんが語った言葉です。台風19号により、裏山から流れ出た水で、上口(道路から家までの登り口)が抉られ、トイレや物置の前が4・5メートルの垂直な勾配に建つ程の被災状況。

家主のお父さんは、トイレまでの通路を、単管パイプと歩み板で確保していました。

「とてもあの通路を渡って、トイレに行くの怖くて・・・。」
「家の中で簡易トイレ使っていたのよ。」

と話すお母さん。

発災から今までの間、トイレを家の中で済ませていたお母さんは、嬉しそうな笑顔で語ってくれました。

初めてこのお宅を現調した際は、期間と重機の大きさと土砂の確保等から、活動する意義があるのか?と、悩み掛けた時もありました。

何度も施工する方法や、住民さんの要望等を確認する為に足を運び、最終的には人員と土質の確認を経て、着手しました。頭初は大型重機2台を借りて、家屋の裏山を切り出し、上口と庭先を一月くらいの日程で施工する考えでした。

このお宅のみに一月の時間と、活動費を掛けてもいいのか?と、活動の意義を考えました。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は image-235.jpeg です

しかし、1月末の大雨で、トイレまでの単管パイプ通路が宙吊りとなり、トイレも使えない状況の中、上口の途中までしか車が入れず、急な勾配の登り口を、買い物袋をぶら下げて歩くお母さんを想像すると、”やるしかない” の結論に至りました。

西予市明間以来の、本格的な重機案件となる仲間のトヲルちゃんとのコラボ。

「盛り土よりも切り土で!!」

と確認し合い、既設(今まで)の上口より、山側に土砂を切り出す工法を取りました。幸い土質は良好で、盛り土も順調に進み、延べ3日で上口とトイレ前まで盛り上がりました。

幾度となく現調に訪れ、一月を見込んだ今回の案件。土質と人員と土砂の切り出し箇所に恵まれて、わずか3日で上口とトイレを、住民さんが望むように盛り上げる事が出来ました。

後は水路と細かい仕上げを残し、丸森災害支援最大の難所は、終わりが見える状況になりました。

朝にトイレを使ったと話す、お母さんの笑顔が、とてもとても嬉しく感じられました。 (重機隊 萬ちゃん)

【活動実績】

2020年2月26日(水)〜3月3日(火)
●活動件数 合計16件
└ 重機案件 5件
└ 大工系案件 8件
└ 地域ニーズ 2件(キャンプ場復旧)
└現地調査 1件
●活動人数 合計62人

【連携団体】順不同

災害NGO結 DRT JAPAN IVUSA 石狩思いやりの心届け隊 SEEDS OF HOPE TeamNorth スマイルシード Gakuvo

2020.2.19~25【ウィークリーレポート台風19号宮城県丸森町支援】

2月21日(金) プチ重機講習会

「前回ボランティアに参加した時、重機の必要性を痛感して、自分も出来れば重機を覚えたいと思い、今回は資格を取って参加しました!!」

そう言って、OPEN JAPANと仲間たちの活動に参加してくれた「CheFuKo」の若者二人。

「萬さん!こうして進んで重機に携わり、覚えたいと思っている若者たちに、是非重機の必要性と危険性を知って、覚えて欲しいんですよねぇ!!」

と、今後の育成活動の必要性を訴える、仲間の住職トオルちゃん。

まさしく自分もその通りと思い、人と現場と活動内容が一致するところで、トオルちゃん監修の下、プチ重機講習会を、耕野地区で行いました。

現場に行くまでの間、自分と同乗した若者に、「重機はあくまでも、住民さんが被災から立ち上がる為のツールの一つで、大事なのは住民さんの意向に添う事。」

「時間を掛けても丁寧に操作する事と、何度も心の変化を繰り返す住民さんの意向を聞き取る事だよ」と、経験からの思いを伝える。

伝える活動の一端として、後継者の育成を掲げておりますが、人と現場と活動内容のタイミングを逃さず、「萬さん!若者たちに重機の必要性と危険性を伝えますから!!」と、率先して育成活動をしてくれるトオルちゃんが、とても誇らしく思いました。

「ありがとうございました!!」と、1日を終えて挨拶する若者たちの眼は、しっかりと重機を覚えたいとの思いに満ちていました。

(重機隊 萬ちゃん)


2月22日(土) チームリーダーたち

先日、社協さんからの紹介で、全国管工事業共同組合連合会(全管連)のみなさんと共に活動を行いました。

約30人を2チームに分け、石狩思いやりの心届け隊の熊さん、東北大生の野村くんの2人にそのチームリーダーをしてもらいました。その日の終礼で聞いた2人の話を。


♢石狩思いやりの心届け隊の熊さん

前回は正月返上で活動に参加してくれた熊さん。年末年始以前も北海道から定期的に活動に来てくれています。

今回担当してもらった現場は、家裏に土砂が流れ、家を圧迫している状態の中、在宅避難をしているお宅。

活動前に現場の説明をした後、作業工程を指示するのではなく、この現場であればどのように作業をしていったらいいかを考えてもらった上で作業を進めました。

それは本職が水道屋さんの熊さんが、この現場で全管連さんなら考えて行動してくれると判断したからこそ。

結果、予定よりも早く作業が終わり、全菅連さんたちが遠方からボランティアに来てくれたことを知っていたため、耕野にある「やしまや」さんへ。浸水1m以上の被害という被災されたお店なので買って応援もできるのでみなさんでお訪ねしました。

ちょうどタイミングよく「やしまや」のご主人がいらっしゃったので15分ほど発災時のことをお話してもらいましたが、その時間が何よりもいいお土産になったのではないかと、熊さんが嬉しそうに話してくれたのが印象的でした。


♢東北大生の野村くん

東北大の野村くんは発災直後に大学の教授と一緒に視察で丸森町に入り、水配りやボランティアセンター開設のための泥かきにも参加したあと、週に2,3日のペースで計40日以上丸森に通ってくれています。ここ1週間はOPEN JAPANのベースに宿泊しながら活動に参加してくれました。

野村くんの担当現場は、家財出しから始まり、床あげの後、足がぬかるむような30〜40センチの土砂をスコップで掻き出す作業でした。

野村くんがリーダーとして大人15人を先導。同世代の学生をまとめた経験はあるものの、本職かつ目上の方々をまとめ役として活動をして、本職だからこそできる作業効率の段取りや、現場の回し方を学ぶことができ、いい経験になったと話してくれました。

また、全管連のみなさんに「あの学生いいなあ!」と言われながらの活動だったとのこと。ボランティア活動に年齢や肩書きは関係ありません。彼なりに考えて行動してくれたことの表れだと思います。

日々状況が目まぐるしく変化している中、たくさんの人たちがいろんな思いを持って各地から集まって活動を行っているため、予想外のことも多々起こります。
その際に俯瞰的に最善策や代替案などが出せるのがリーダーや事務局の役割だと思って日々活動を行っています。任せる側も、任せられる側にも一定の責任感が生まれ、その責任がお互いにいい刺激を与えられていたら、と思います。

明日もどうかご安全に。(なが)


2月23日(日) 「まるもり屋台や」 丸森屋台プロジェクト


先日、丸森町内で話題の「まるもり屋台や」の様子を見に行ってきたのでその様子をお届けします。

台風19号後、ご自身が丸森町で被災している中、支援が届きにくい在宅避難の方に手を差し伸べたいと地元・大槻旅館の大槻さんが立ち上がり、この丸森屋台プロジェクトは始まりました。

丸森屋台プロジェクト
丸森屋台プロジェクトは台風19号による被災者を見守る活動として、在宅避難者への支援を最大の目的とし、在宅避難者の安否確認、情報伝達および炊き出し支援を行います。(プロジェクトfacebookページより)

大槻さんたちは軽トラと軽バンで丸森町内を定期的に回り、あったかいラーメンと物資の提供などを行っています。  

様子を見に行ってきた日は、竹谷地区を回る日。この日は日差しが暖かく、外にいても心地よい天気。地元のママさんや支援団体の方もお手伝いに参加していました。

竹谷地区に屋台ラーメンの車が到着すると、「昨日チラシが入っててね。音楽が聞こえたら出てきたのよ」とご近所の奥さんが来てくれました。

その言葉から、まるもり屋台やが来ることを心待ちにしてくださったことを感じました。ラーメンが茹で上がるまでの少しの時間、おしゃべりにも花が咲きました。被災当時のこと、ボランティアにお世話になった話。OPEN JAPANの記録班であるパウロさんを見ては、発災当時もよく見かけてた人よね?など…

竹谷地区は近くの支流の新川が決壊し、大量の土砂や水が多くの住宅を襲い、発災当時は膝丈の泥で身動きが取れないほどでした。

そんな竹谷地区に人が集まる場ができ、まるもり屋台やが丸森町内に少しずつ元気を与えているのではないかと感じました。今後、丸森町内でまるもり屋台やの音楽が聞こえたら、ぜひ手を振ったりお声をかけてみたりしてください。


2月22(土)~24日(月) 3連休

3連休、ボランティアさんも集まり各地で活動しました。

♢丸森の山間部では高台のお宅から道路まで「上口(じょうぐち)」とよばれる敷地内道路がついています。今回の災害ではこちらの上口が崩れてしまい、高台の家までの道が塞がれて通れなくなってしまいました。

土のう袋を使って枠を作り、土を盛って上口に応急処置をほどこします。援人、山部、藤岡災害ボランティアといったパワー系作業を得意とする団体が集まり、回数を重ねるごとに作業の精度とスピードもあがりまるでお城の石垣のように土のうが並ぶようになりました。おうちの方も日常生活の道が通れるようになって喜ばれました。


♢北海道から毎月炊き出しに来てくださるチームノースのみなさん。

今回は雨天とウイルスの影響も重なりボランティアセンターでボランティアの皆さんに向けての炊き出しを行ってくださり、活動にも参加してくださいました。

ホタテの炊き込みご飯とカニ汁を用意、時おりみぞれも叩きつける悪天候の中、凍えて帰ってきたボランティアの皆さんがおいしそうに食べておられました。

またダッシュ隊徳島からは短大を卒業する女子三名が参加、いろいろな団体のみんなと交流しながら汗を流しました。


♢チェーンソー講習会

連携団体のDRT JAPANが主体となって仙台の消防士チームに「チェーンソー講習会」を開きました。

人命救助のプロフェッショナルのみなさんですが、個人的に災害ボランティアへ足しげく通ってくださいます。消防署でも災害対策で重機やチェーンソーを装備するところも増えてきたそうです。

装備が揃うだけではなく、実際に使えるようにと災害現場におけるより安全かつ実践的な使い方を学んでおられました。

公私にわたり命を助けることにこだわる皆さんの後姿がとても頼もしく見えました。 (P)


【活動実績】

2020年2月19日(水)〜25日(火)
●活動件数 合計33件
└ 重機案件 8件
└ 大工系案件 19件
└ 地域ニーズ 4件(中島天神社)
└イベント 2件(チェーンソー講習会、炊き出し)
●活動人数 合計207人


【連携団体】順不同

災害NGO結 DRT JAPAN IVUSA 石狩思いやりの心届け隊  NPO法人 スマイルシード DEF TOKYO TeamNorth  ボランティアチーム援人 チーム茨木 UPeace フェニックス救援隊 ダッシュ隊徳島 一般社団法人世界の子どもたちのために(CheFuKo) GAKUVO 東北大学 神戸大学学生震災救援隊 NPO法人CONCENT テラセン 被災地に学ぶ会 全管連青年部協議会 仙台消防

2020.2.12~19【ウィークリーレポート台風19号宮城県丸森町支援】

2月14日(金)そば打ち体験ワークショップ

2月12日に丸森にあるインターナショナルスクールよりお誘いを受け、北海道から来ている長期ボランティア仲間がそば打ち体験ワークショップを行いました。
そのインターナショナルスクールは丸森の川沿いにあり、アメリカ、ブラジル、中国、台湾、タイから来ている子どもたちが通っています。


発災当時は川の水が上がってくるのを目の前にいつ避難をしようかと緊張感が走ったようです。 発災後はしばらく学校がお休みになり、中高生の子どもたちの中には地域のためにボランティアをした子どもたちもいたそうです。

そんな子どもたちと今日は日本の「食」に触れる機会を持ちました。そば粉と水からそばが出来るまでを不思議そうに見ていた子どもたち。工程の途中で蕎麦を触ったり、蕎麦の香りを嗅いだり……

お昼には中学生の女の子たちがお肉やネギを切って手伝ってくれて、みんなで温かい「蕎麦」を食べました。

「世界で一番美味しい!」「今までで一番おいしい。」の子どもたちからの最上級の言葉もあり、お手伝いにいったメンバーもそば打ちがこんなに人との交流に役立つとは思わなかったと話していました。

子どもたちが元気で笑顔でいると、自然と大人も笑顔になるなぁと改めて感じる1日でした。(なお)


~2月16日(日)の活動について~

いつも全国より応援していただきありがとうございます。 16日は全国的に荒天が予想され、強風も予想されています。
丸森町の住人さんの安全、支援に駆けつけてくれるボランティアの皆さんの安全を第一に考え、活動を中止にする可能性があります。
時間を作り遠方から駆けつけていただく皆さん、丸森に心を寄せていただいている皆さん、申し訳ありませんがご理解いただけたら幸いです。 また時間があるときに皆さんと一緒に活動できることをお待ちしています。


2月15日(土)【若者たちが見据える未来への眼差し】

台風19号に被災した丸森町で、我々は多くの若者たちと災害支援活動を展開して来ました。そんな若者たちの中には、地元社協の若手職員や、県内外から来る学生や高校生、そして海外からの留学生等がおります。

地元が災害により被災する中、福祉の観点から住民さんを見届けて来た若手職員。被災された住民さんへの対応に戸惑い、思い悩む事もあったと思います。

虚ろな眼差しの中で、善作を見出だすべく、奮闘していた時もありました。我々と共に、被災された住民さんの元へ、現地調査に入って行く頃には、“福祉の観点” から見守る事と、現場レベルでの、“技術の観点” から見守る事も学んでいました。

虚ろな眼差しで、明日をどう対応して行けば良いのか?、悩んでいた眼差しは、被災された住民さんへの、福祉観点のソフトな対応だけではなく、その時その時に応じた技術観点のハードな対応を学び、実際に現場での活動を、我々と共にする事で、今後の生活再建支援を学んでいたようです。その眼差しは、希望と自信に満ち溢れ、キラキラと輝いていました。

ボランティアに来た他の若者たちも「自分に何が出来るのか?」戸惑いながらの眼差しでスタートしていましたが、活動を通して、被災された住民さんとの繋がりに、いきいきとした眼差しに変わり、未来に於ける災害支援に、やはり希望と自信を持ったように見受けられました。

こうして災害支援を通し、若者たちに未来の行く末を託しながら、OPEN JAPANと仲間たちは、丸森町で引き続き活動を展開して行きます。

                        (重機隊 萬ちゃん)


OPEN JAPANで1ヶ月間の活動を終えたゆっけから、丸森での活動を通しての所感が届きました。

ゆっけはカメラマンであり料理人でもあるアドレスホッパー。
丸森に来てくれたのは今回で3回目、前回は昨年避難所へ毎晩提供していた野菜たっぷりの“元気鍋”の調理人として1ヶ月間活動をしてくれました。

今回は現場やイベントのサポート等の活動をしながら、ほぼ同時期に丸森に来た翔太くんの兄貴分として共に生活をしていました。

そんなゆっけ兄ちゃんから。

【何歳でもできることはある。】

1月から約1ヶ月間、丸森町にて15歳(中学3年生)の翔太くんがボランティア活動に来てくれました。そんな彼の活動への想いや行動を紹介をする事によって、これから災害が起きた時に年齢は関係なく想いを持てばボランティアをする一歩へ繋がれば嬉しいです。

初めは大人しく様子見をしていた彼が、だんだんと環境に慣れながらも自分の出来る事を一生懸命してくれた事が印象深かったです。その中でも彼が残した言葉に「人生が変わった」「世界観が変わった」と言っていました。

朝は恒例の「いぐいぐモリモリー!」という掛け声から始まり気合を入れてからの活動。毎日社協さんに向かってやらせてもらっていましたが、ここに「一緒に頑張っていこう!」「負けねーぞ!」という意味など一人一人が想いをもってスタートする大事な時間です。

現場では大先輩となる方々と一緒に現地調査したり、今の現状を見てもらったり、いろんな事を感じてもらいました。まだまだ手をつけられてない状態があり少しでも丸森の現状を知ってもらえたらなと思っています。「自分達もやれることはたくさんある。」そんな事を口にしていました。

また、全国から集まってきた人達と一緒に活動する機会もありました。上林地区の天神社の花壇を大学生と一緒に作っている所です。

今までの彼にとっては、全国各地から同じ想いをもって来てる人と活動する事すら当たり前ではなかったからこそ、刺激的で勉強になったと言っていました。

そして、一番は「家族」の存在が大きかったと思います。彼は何と一家でボランティアに来ています。ボランティアに来た理由も、お姉さん(絵理佳さん)が元々、丸森町でボランティアをしていた事がきっかけだったそうです。

そんな素敵な想いのある家族と一緒に活動した事に意味があるのではないかと思います。

皆で力を合わせてドロかきをしたり、大きなモノを運んだり、時には大人の中に混じって話し合いに参加する。そんな事が彼にとっての日々の成長を目の当たりにして大人が子供から学ぶ。そのものだった気がします。

そしてまた、翔太くんは「丸森に帰ってきます!」そう言いながら地元の山形へ帰りました。

1ヶ月間、がむしゃらになって動き続けた経験は、必ず未来への光へ切り開いてくれる一歩になると思います。そして、いつ何が何処で起こりうるか分からない自然災害だからこそ、彼のような若者が考え行動できるような事が大切だと思います。

災害が起こる前の準備の大切さ。起こったあとの対応。それぞれを意識していかなければなりません。現在も丸森で必要な事はまだまだあります。これからも、住民さんの為に動き続けます。

最後まで読んで頂きありがとうございました。(ゆっけ)


2月17日(月)◇美容ボランティア

昨年、愛媛県西予市の支援の時に出会ったNPO法人CONCENTのお二人が、2度目の丸森支援へ来てくれました。

前回は避難所にて、今回は地域の集会所と仮設団地の談話室での美容ボランティア(ヘアカット、ドライシャンプー、ヘッドマッサージ)を行いました。

各地から届いた手編みの帽子などのお渡し会も一緒に。集会所では約30名程の人数が集まり、上は80代ほど、下は1歳ほどのお子さんが来てくれました。

まるで人の輪の中に「特設美容室」ができたようで、美容師さんもハサミを手に笑顔。切ってもらう住民さんもつられて笑顔。


ほんわかした時間が流れていました。

美容師のみゆきさんが、前回避難所ので髪を切った時よりも、少し住民さんが前に進んだからか、柔らかい雰囲気を感じたという言葉が印象的でした。

◇大学生とたこ焼きと足湯

美容ボランティアの隣では、春休み中の東北大・神戸大の大学生たちがコミュニティ支援としてたこ焼きと足湯を行い、和やかに住民さんたちとの会話を楽しんでいました。

その際、ボランティア側が住民さんのフルネームをお聞きして名札を首から下げていただいたのですが、住民さん同士で改めてフルネームを確認なさっている様子が伺えました。

お二人は現在お隣さんで挨拶や会話をする仲ではあるものの、下のお名前の漢字までは聞けていなかった、今更かしこまって聞くわけにもいかないからこれを機に知れてよかったと笑ってお話なさっていました。

仮設住宅では、元々ご近所さんで顔なじみの方々もいれば、入居して初めてお会いした方々もいます。

私たちボランティアの活動が、住民さん同士の交流のお手伝い・新たなコミュニティづくりのきっかけになれたのであれば嬉しく思います。(なお・なが)


【活動実績】

2020年2月12日(水)〜2月18日(火)
●活動件数 合計26件
└ 重機案件 9件
└ 大工系案件 15件
└ 地域ニーズ 4件(中島天神社)
└イベント 4件(美容ボランティア、たこ焼き提供、そば打ちワークショップ)
●活動人数 合計180人


【連携団体】順不同

災害NGO結 DRT JAPAN IVUSA 石狩思いやりの心届け隊 TEAM NORTH  NPO法人 スマイルシード チーム茨木 ボランティアチーム援人 山部 群馬藤岡災害ボランティアサークル チームあすなろ 東北大学 神戸大学救援隊 NPO法人CONCENT テラセン 被災地に学ぶ会

2020.2.5~11【ウィークリーレポート台風19号宮城県丸森町支援】

2月8日(土) 『被災地から被災地へ』

週末は何かと忙しくなる丸森災害ボランティアセンターの、OPEN JAPANと仲間たちのブース。今週も各地から仲間の皆さんが集まって来られました。

そんな中での現場の一つに、耕野地区にて家屋の裏の山が崩れ、土砂が家に押し迫っていたところで、土砂の搬出と、庭先が大きく抉れてしまった箇所に、搬出した土砂を投入して、埋め戻しをする活動をしました。

OPEN JAPANと仲間たちの重機隊と、毎週駆け付けてくれる援人さんの、毎度お馴染みの、一輪車を使用しての重機と人力のコラボで搬出。

住民さんもまさか1日で終わるとは、思っていない様子で、驚いておりました。現場では、庭先の抉れてしまった箇所で、剥き出しになった浄化槽のエンビパイプを保護する為に、土嚢袋で養生する事に。土嚢袋に土砂を詰めて制作する中で、ふと目についた土嚢袋・・・。

それは昨年の西日本豪雨災害で被災した、広島県の小屋浦の小学生たちが、宮城で被災された皆さんへの励ましのメッセージを記してくれた土嚢袋でした。まだまだ自分たちも、復興半ばの小屋浦の子供たち・・・。過去の被災地から届く、励ましのメッセージが、とても嬉しく、そして勇気付けられる事を知っているのでしょう・・・。そんな子供たちが届けてくれたメッセージに、住民さんもボランティアさんもほっこりとして、微笑んでおられました。

被災地から被災地へ。送られるメッセージは確実に、被災された皆さんにはもとより、そこに活動するボランティアの皆さんにも、元気付けるものだと思いました。災害を被る事に心配をしてくれる人々がいる・・・。そして励まし、応援してくれる人々がいる・・・。それを感じて、立ち上がれる人々が、被災地にはいるのですねぇ。(重機隊 萬ちゃん)


2月8日、9日「仮設住宅の暮らし方講習会」

「仮設住宅の暮らし方講習会」を開催しました。

講師として仮設住宅暮らし経験者の渡邉功さん・洋子さんご夫婦をお招きし、2日間で丸森町内3カ所の仮設住宅にて行いました。渡邉ご夫婦は宮城県七ヶ浜町在住で、2011年の東日本大震災後、仮設住宅に4年間住んでいた経験があります。

その経験を元とした仮設住宅での収納アイディア・暮らし方の工夫を洋子さんがお伝えし、その後大工の功さんを中心に棚を設置する場所の採寸・作成・取り付けを行いました。

講演では現在仮設住宅に入居中の住民さんに向けて、当時の仮設住宅での写真を用いてアイディアをご紹介。 仮設住宅は収納が少ないため、居間の壁やトイレにひとつ棚があるだけでより快適に過ごせるようになります。

実際に仮設住宅に住んだからこそ分かるちょっとした工夫をたくさんご紹介いただいたおかげで、講演に参加された住民さんたちは「こんな風に暮らしたら過ごしやすそう」「講演で紹介していたように棚を取り付けてほしい」などの声をいただきました。

講演後は、棚の取り付けを希望された方のお家を訪問し、棚の設置箇所や希望のサイズを住民さんと一緒に確認すると共に、普段の仮設住宅での暮らしぶりを一軒一軒お聞きしてまわりました。

仮設住宅に入居して一ヶ月が過ぎ、多少生活も慣れてきた頃かと思いますが、一ヶ月住んだからこそ見えてくる苦労や工夫をお聞きすることができました。

採寸後はボランティアセンターに戻り、功さんとジョッキーの二人が依頼された棚を作成していきます。 今回手がけたのは11軒37箇所。作成作業にかけられる時間が限られている中、二人はテキパキと一つ一つ丁寧に作り上げていました。 その様子を見ながら洋子さんが「3.11後に初めてこの人(功さん)が大工仕事している様子を見たの」と話してくださり、功さんが作業なさっている姿を誇らしげに見ていらっしゃったのがとても印象的でした。

後日、作成した棚を取り付けに行き、多くの住民さんに喜んでいただけました。
これで仮設住宅での暮らしがより快適になることを願っています。

また、渡邉ご夫婦がいつも誰にでも明るく話される姿を見て、元気づけられた住民さんも中にはいらっしゃったのではないかと思います。

被災経験が次に繋がっていく様子に心打たれますし、渡邉ご夫婦と同じ七ヶ浜出身者としてとても嬉しく思います。

今後、第二弾として今回伺えなかった仮設住宅での開催を検討しているので、更に丸森に元気を広げていけるように活動を続けていきます。渡邉ご夫婦ありがとうございました!(七ヶ浜出身なが)


2月12日(水)井戸水の雫でできるへそ大根

月曜の夜に降り積もった雪。
その場所は山の北側からしか登れず日の当たらない山手にはアイスバーンとなってまだ残っている地域です。

10月の豪雨から丸3カ月。 隣の家に行く道路も寸断されたこのおうちはまだ井戸水しかありません。

丸森の特産物『へそ大根』。
隣の家から伝ってくるちょろちょろと出る水での下ごしらえ。

大根を干す竿のすぐ下は地滑りの後。

今日の丸森はとても暖かかったけれど、寒暖の差が必要な染み大根にはうれしい気温差。 いまは厳しい寒さの時、穏やかな春を迎えるその日まで。


【活動実績】

2020年2月5日(水)〜2月11日(火)
●活動件数 合計40件
└ 重機案件 17件
└ 大工系案件 15件
└ 地域ニーズ 2件(中島天神社)
└ イベント 6件
(仮設住宅棚づくりワークショップ 仮設団地3ヶ所開催 11軒37箇所設置)
●活動人数 合計187人


【連携団体】順不同

災害NGO結 DRT JAPAN IVUSA DEF TOKYO 石狩思いやりの心届け隊 TEAM NORTH 仙台市消防局 NPO法人スマイルシード ボランティアチーム援人 テラセン 南浜ひまわりプロジェクト


2020.1.29~2.4【ウィークリーレポート台風19号宮城県丸森町支援】

1/29(水) 
◇季節外れの大雨

1月としては記録的な大雨を記録した丸森町では、再び土砂災害の恐れがあるとして、大雨警報発令に伴い、警報レベル4が発令されていました。(29日18時過ぎにすべて解除)

安全を考慮して外での活動は休止していましたが、現状を把握するために仲間たち数名が町内を見回り、川の水位や道路の冠水状況を確かめたり、一部重機を使って水路を作って溜まる水を吐き出す作業などを行いました。

1/30(木)
◇14時時点 宮城県丸森町の現状報告

前日に降った大雨による警報・注意報が解除されてから一夜明け、朝から町内の気になる箇所の現地調査を行なっているメンバーから現状報告が届きました。

床下浸水しだった家屋では詰まっている側溝掘りの必要があったり、補修した道路が再びえぐれていたり、家の裏の土砂が再び流出したりした箇所がいくつかあったようです。(追記)

※詳細については、facebook投稿の写真の説明に記載していますのでご確認ください。 https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=2526421360949538&id=1731359220455760


午後は引き続き現地調査と、現場での活動に分かれて活動しています。現地調査の結果は情報共有を行い、今後の段取りを決めていきます。 復旧半ばでの大雨に歯がゆい想いもありますが、災害復旧活動をされるみなさまや自宅の復旧作業をされる住民のみなさまもくれぐれも安全第一で活動なさって頂ければと思います。 また全国の丸森町に心を寄せていただいているみなさまも、引き続き温かいご支援のほどどうぞよろしくお願い致します。(なが)

◇20時時点 宮城県丸森町の現状報告・続報

本日行った現地調査の続報が届きましたのでお伝えします。


重機隊が1日がかりで現地調査にまわった現場は22件。 丸森町内で気になっていた箇所はほぼ確認できたそうです。 何ごとも無かった現場も多数ありましたが、雨が降る前はきちんと張っていたブルーシートの隙間から雨が入り、ブルーシートの下から土砂が流れてしまった現場がありました。

※詳細については、facebook投稿の写真の説明に記載していますのでご覧ください。
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=2526629054262102&id=1731359220455760

予想以上の雨によって流れてしまったのが一番の原因ですが、今後また雨が降った時のことを想像して活動に取り組まねばならない、と話してくれました。
これ以上被害が拡大することは極力考えたくありませんが、その際少しでも被害が抑えられるように、少しでも住民さんの笑顔が増えるように、日々の活動に取り組んでいきます。(なが)


1月31日(金)
「わざわざ心配すて来たのすか??」「わざわざこいな山奥まで、見に来てけだのすか??」

先日の大雨警報発令に伴い、丸森町では警報レベル4が発令されました。

OPEN JAPANと仲間たちの重機隊が、裏山から家屋裏に流出した土砂の撤去をした箇所を、「一昨日の雨大丈夫だったすか??」と、声を掛けながら見廻活動をして参りしました。 その際に、住民さんから頂いたお言葉です。

「ちょっと心配だがら、裏山見せでけらいねぇ!!」

急ぎ家屋の裏手に向かう自分に住民さんから、「雨が凄くておっかねがった(怖かった)でば!!」「んだげっとあんだ達に、土砂取って貰ってだがら、全然崩れねくて助かったでば(あなた達に土砂を取り除いて貰っていたので助かりました)!!」

目に涙を浮かべながら、住民さんは、見廻りに来た自分に感謝してくれるのでした。
土砂災害の恐怖を経験された住民さんが、再びその恐ろしさを感じながら避難した事を、咳を切ったように話す姿に、「その後どうですか??」と、見廻りをする事の大切さを感じました。

土砂を取り除く事も大切ですが、「その後どう??」と、顔を出しながら、”心のレスキュー” をする事が何よりも大切だと、改めて感じられました。(重機隊 萬ちゃん)


2月1~2日(土~日)
◇コミュニティ再生サロン、みんなで絵馬奉納

昨年12月1日よりNPO法人スマイルシードが再生をてがけていた中島天神社、通称「猫神社」。 多くの住民さんと一緒に活動し、多くの学生ボランティアたちも継続的に参加してくれました。


2日には近くの集会所でみんなで絵馬をかきました。

普段は床下モグリの達人、北海道から来ているボランティアの本多さんが玄人はだしのそば打ち職人となりみなさんにそばをご用意しました。

午後にはみんなで神社に向かい絵馬を奉納、

それぞれが祈りをこめて絵馬をつるしていきました。

「この神社にこんなに人が来たのははじめてじゃないかな」と語られる住民さん。

地域の人たちの心が一つになる場所、時間が生まれたときでした。

猫にかつお節のお供えが…

◇重機×人力=人間重機のパワーワーク

毎週末、東京近郊からワゴン車で駆けつけてくれるボランティアチーム「援人」のみなさん。

今回もバスの移動や狭小地での土砂だしなどハードな案件でした。重機隊のばんちゃんと連携してチームワークで大量の土砂を運び出してくれました。

【ボランティアチーム援人】東日本大震災の被災地をみんなのチカラで応援し続けようと2012年に立ち上がり、東北被災地などにほぼ毎週末に足を運んでいる社会人のグループ(任意団体)。

人力だけではできないこと、重機だけでもできないこと、それぞれができることを持ちよって住民さんのためにできる最大限のことを完遂することができました。

パワーワークの裏にある、住民さんとのコミュニケーションや心遣いがその力の源なのだろうと思わされます。


※同じ現場の活動の様子を、重機隊の萬ちゃんと、ボランティアチーム援人の中野さんが同じタイミングで報告してくれていました。合わせてご覧ください。

OPEN JAPANと仲間たち 重機隊ばんちゃんの記事 
【けしておごらず・けしてはしゃがず・けして諦めず】
https://www.facebook.com/banchiyan/posts/2699633333459460

ボランティアーチーム援人 中野さんの記事  https://www.facebook.com/nakanohajime/posts/10157533428214504


◇山の上の大工仕事

山間部での活動が多くなってきた今日この頃。

大工案件も各地にあり、本職の大工ボランティアやっちゃんは現地調査と施工ボランティアで丸森中を走っています。 同じく地元の本職の大工お二人がボランティアとして参加してくださるようになりました。

この週末の現場は山の上のお宅。車で細い道を走っていくと急坂を自転車でのぼっていくおばあちゃんの姿も見えました。

現地についてしばらくすると、帰ってこられたのはそのおばあちゃん。疲れたそぶりもなくそのまま物置小屋の二階に干している柿を取り込んでおられました。やっちゃんたちが直しているのはその小屋です。

崖に面した壁が一面土砂で押しつぶされました。生活の大事な場所、山の上で三人の大工さんが木材を削りながらその復旧にあたりました。(記録撮影班P)

【活動実績】

2020年1月29日(水)〜2月4日(火)
●活動件数 合計41件
└ 重機案件 13件 
└ 大工系案件 25件
└ 地域ニーズ 2件(中島天神社、チューリップ見守り隊)
└ イベント 1件(スマイルシードによる絵馬奉納会、打ち立て蕎麦の炊き出し)
●活動人数 合計180人

【OPEN JAPANと仲間たち連携団体】順不同

災害NGO結 DRT JAPAN IVUSA 石狩思いやりの心届け隊 TEAM NORTH スマイルシード ボランティアチーム援人 テラセン  DEF災害エキスパートファーム DRT広島 GAKUVO 東北大学 尼崎若者被災地応援隊 縁の下のもぐら チーム茨木 丸森町町民 仙台市消防局六郷BC