私は今回初めて、3.11の被災地に、宮城県石巻市に行きました。
今まで被災地へボランティアに行ける機会は何回かあったのに、どれも何か理由をつけて行かない方を選んできました。
それは被災してない自分と大きな被害に遭った場所、人を分けて考えていたからだと思います。
しかし今回初めてボランティアに行ってみて、
人や場所とか、同じ日本の中のある一カ所であって、あまりにも大きく違うものは何もなかった。
もちろん、震災の被害、津波の被害からまだ完全に復興したとは言えないが、「違う世界」だと分けて考えるための材料はなかった。
地元の人の声を聞くと誰もが壮絶な体験をしていて、話してくれることにありがたさを感じつつも、話しの内容が想像がつかず、驚くことしかできなかった。
しかし、今回話をしてくれた人達はみんな、壮絶な体験の話をしてくれたあと、いつも笑顔をむけてくれた。すごく眩しい。
私は活動期間を終えて、自分の家へ帰り、疲れてぐったりしながらも石巻での日々を思い返すと自然と笑顔になって、
そのあとなぜだか涙が溢れて止まらなくなった。
でも、頭に浮かぶのは石巻で出会った人達の眩しい笑顔、彼らの真剣で前向きな思いばかり。
自分でも何で涙が出てくるのか不思議だったけれど、大きな出来事があってから月日が流れる、ということは、一分一秒の重さが増すのだろうなと感じました。
非常に貴重な時間、経験が出来ました。
ありがとうございました。
近藤未来