OPEN JAPAN ブログ - 日々の活動などなど

「まつりで復活!石巻!!」 5月5日、渡波の明神社にて。

今年もやります!「まつりで復活!石巻!!」

石巻市渡波の大宮町にある伊去波夜和氣命神社(通称:明神社)で、5月5日(土)こどもの日に例大祭を行います。海から300メートルほどの距離にある、昔ながらの神社です。

津波で大きな被害を受けた大宮町の中、松の木が瓦礫を受け止めたことで奇跡的に助かった御社には200人を超える方々が避難しました。コミュニティの中心として再建を目指す宮司と、祭りを得意とするボランティアの運命的な出会いがきっかけで、ボランティアが境内の片付けを手伝うようになりました。昨年の5月5日には、まだまだ周囲に瓦礫の山が残る中、延べ700人を超える片付けと準備作業の甲斐あって、「まつりで復活!石巻!!」と題して例大祭を開催することができました。その後も、神社では炊き出しや青空カフェ、縁日を開催するなど、大宮地区のコミュニティ復活に向けて中心的な役割を果たしてきました。

今年の5月5日も例大祭を行います。なんとか生き残った伝統の神輿は、昨年と同様に御社の前に展示します。それに加えて、今年は横浜から寄付された手作りの神輿を担ぎます。神輿は11時に神社を出発し、2時間ほど渡波地区を練り歩く予定です。担ぎ手には地域の方々とボランティアが協同で参加します。

当日は神輿の他、音楽ライブ、ライブペインティング、ファイヤーダンス、青空整体、ヨガ教室、無料包丁研ぎ、甘酒やまぐろ、めはり寿司、しし汁、チャイなどの振る舞いなどが開催予定です。昨年同様、仮設住宅など他の地域に移住されている方々にも声掛けし、多くの方にお集まり頂こうと考えています。

以下は昨年のまつりの様子です。(こーじ)

Posted in イベント, 祭りプロジェクト | Leave a comment

ワカメ収穫体験記。(表浜漁業再生プロジェクトのブログより)

漁船にも乗ったことのなかったこーじが、ワカメ収穫の体験とお手伝いをしてきました。
昨年8月より動いている、表浜漁業再生プロジェクトの活動の一環です!

朝6:30に小渕の裏の浜へ行くと、すでに一度目の収穫から帰ってきた船からワカメを荷下ろししているところでした。
二度目の収穫に同行させてもらい、出発!
朝の海風は冷たい。

沖にあるワカメ養殖場に着くと、モーターでワカメを少しずつ引き揚げていきます。
一口にワカメと言っても、実は収穫段階で二種類に分かれます。
葉の先の方のヒラヒラしているワカメっぽい部分がワカメ。
そして、根っこに近い方の茎に付いている耳みたいな部分がメカブ。

昔はメカブは捨てていたけれども、近年は市場で値が付くようになり、
収穫して製品化するようになったのだそうです。

さて、巻き上げたら先っぽを鎌で切ってワカメを採り、
根っこの部分からは後でメカブを採るのですが、
揺れるし狭い船の上で正確な作業が必要になるし、
ど素人の自分がいちいち「どうするんですか?」と聞きながら手を出せるような状況でもない。
残念ですが、船上では取材のみに専念することにしました。

船で戻り、陸に揚げたワカメはお湯で茹でてから水で冷まし、袋に取り分けます。
この「茹でかた」のあと、塩蔵と言って塩づけにするそうです。
本当はそのあとも細かく選別したりといった加工工程があるそうなのですが、
仮の作業場では設備が足りず、人手も足りていないため、思うように作業が進まないのだそうです。
そのため、加工が途中の段階でも出荷せざるをえない状況だそうです。

一方、メカブはワカメほど多くの工程を経るわけではないのですが、
陸に上げてから、とてもきめ細かな作業が必要になります。
まず、根っこから耳付きの部分を鎌or包丁で切り取ります。
それを手で一つ一つ選り分け、製品化できる部分だけを拾っていきます。
そして、耳そぎです。彫刻刀のような刃物を使って、茎から耳=メカブを削いでいきます。
悠長に書いておりますが、現場はスピードが命。
ものすごい早さで作業を進めていきます。
茎や耳が飛び交い、全身ワカメ&メカブまみれになること請け合いです。
こうしてひたすら人の手によって加工されていったメカブは、生で出荷されます。

残った茎や根っこの部分は、食べても美味しいのですが、
加工や処理をしきれないので、夕方もう一度船を出して海に返します。
これが養殖の栄養となって、また新たなワカメとメカブを生み出すのですね。
海の恵みと人間の営みに、一つの確かな循環を見た気がしました。

製品化したワカメとメカブは、石巻中心部の渡波(わたのは)にある魚市場に持って行き、競りにかけられるそうです。
昨年は震災の影響で供給不足だったこともあり、今は普段の2倍ほどの値が付いているそうです。
ちなみに渡波の魚市場、津波で壊滅的な被害を受けましたが、現在は仮設テントで営業中、新しい建物も建設中です。

今回の体験では、表浜の漁業が少しずつ、でもしっかりと再生へ向かって歩んでいることを現場レベルで体感できました。
施設も人も十分でなく、作業が思うように進まない状況でも、そこには漁師たちの活気、浜を支える人たちの笑顔があります。
昨年4月に初めて小渕浜に入った時、ここで漁業をやっていた姿が想像できなかったし、
ましてや再開することなどずっと先のことのように感じていました。

でも、表浜は一歩ずつ着実に動き出しています。
浜の人間ではない私には、漁師たちの本当の苦労はわからないかもしれない。
でも、震災以後ずっと浜を見てきた人間として、この歩みを後押しできるよう、
これからも長く、じっくりと応援していきたい、
できることを一つずつやっていきたいと思っています。

表浜漁業再生プロジェクト ボランティアスタッフ
服崎耕司

(ワカメ収穫体験の動画も、近日中にアップします!)

Posted in 漁業支援プロジェクト | Leave a comment

大森仮設でのゴミ置き場掃除・茶話会

カーシェアリングを利用していただいている大森仮設ですが、ゴミ置き場の状況が悪く、一部の住民の方が自主的に掃除をするものの追いつかないという状況がありました。特に不燃ゴミや資源ごみ(ダンボールなど)は一ヶ月に1,2回しか収集がなく、家にたまってしまうため、可燃ゴミの収集日(月木)に一緒に出してしまう方もいるようです。ゴミ置き場自体もゴミが乱雑に置かれていたり、ゴミが散乱していたりする状態が散見されます。

そこで、今日は13時から大森第三仮設の集会場前に集合し、掃除をスタート。前日のポスティングで呼びかけた効果があり、住民の方々も10人ほど、ほうきとちりとりを持って集まって下さいました。

すでにゴミ収集車が回収していったあとでしたが、ダンボールや瓶・カン、不燃ゴミなどが回収されずに残っていました。ゴミ捨てのマナーを広めるには、毎週掃除を続けながら、通りがかりの人にも参加してもらうなどし、すこしずつ意識してもらうようにしていくしかない、ということになりました。
今後は木曜日の朝10時から、毎週掃除を続けていくことになりました。

掃除後の茶話会では、初対面の住民の方々にも交流が生まれ、仮設での生活の様子なども伺うことができました。(こーじ)

Posted in カーシェアリング, 地域、コミュニティー | Leave a comment

「橋幸夫 あしたへのエール」で紹介されました!表浜漁業再生プロジェクト

「橋幸夫 明日へのエール」
で、表浜漁業再生プロジェクトが紹介されました!
東北放送TBCラジオの番組で、11/27(日)に放送されました。

「橋幸夫 明日へのエール」の公式サイトでは、
番組を動画で配信しています。
16:55~20:15ごろまで、金華山沖玉手箱の特徴を中心に、丁寧にご説明していただきました。
こちらのページでもご紹介いただいています。

番組放送をきっかけに玉手箱を申し込んでくださった方もたくさんいらっしゃいます。
今後もみなさまの応援を力に、漁業再生に向けて頑張っていきます!
これからも表浜の漁業を見守っていただけますようお願いします。

表浜漁業再生プロジェクト スタッフ一同
(宮城県漁協表浜支所職員&ボランティア)

表浜漁業再生プロジェクトのブログより転載。こーじ)

Posted in 漁業支援プロジェクト | Leave a comment

にこにこ引っ越し隊

市野々に住み始めたkさんのところに友人から譲っていただいた下駄箱や物干し台など家財道具を届けに行ってきました。
「ようやく洗濯機も届いたんです。それまでは手で洗ったんです。何十年がぶりに手で洗いました。」家の物がほとんど流されてしまったので大変ですよね。
てんとう虫団さんからいただいた軽トラックも大活躍です。ありがとうございます。
(うーぷー氏報告)

Posted in 絆で復活!熊野古道!! | Leave a comment