月別アーカイブ: 2012年 2月

OPEN JAPAN ブログ - 日々の活動などなど

ケンさんとMさんとジャパンプラットフォームさんのご協力

今年に入り、私達が頭を悩ませていたのは、くるま基金の資金不足でした。
車はガリバーさんをはじめ沢山の申し出をいただき、ある程度確保できました。
しかし基金が集まらないために提供できない車両が10台以上出てきたのです。

そんななか、奇跡のような出来事がありました。

1月14日のレポートで嬉しいことがあったと書きました。
http://japan-csa.seesaa.net/article/246156292.html

それは、Mさんという個人の方がくるま基金に100万円の寄付を入れてくださったのです。

ボランティア支援ベース絆で写真プロジェクトを推進するケンさんに昨年末、
基金の不足について相談していたら、「少し知り合いを周ってお願いしてみます」
と言って、この現状を伝える旅に年末・年始全国行脚の旅に出てくれたのです。

そのケンさんが声をかけてくださった方のお一人がその高額寄付を入れてくださったのです。

その方は体調を崩し、仕事を休まれ、入院生活を送る中で、震災で被災された方々が、
本当に大変な状況の中前を向いて立ち上がっている姿に勇気をもらい「自分も頑張ろう」
と思い、リハビリに励み、今は少しずつ仕事を始めることができるようになりました。
その事に感謝の気持ちを届けたいという想いで今回ご寄付をいただきました。

本当に有難いです。

このお話をいただいてから2週間程経った頃にもう一つありがたいお話をいただきました。

昨年10月から12月まで助成いただいたジャパン・プラットフォーム様から再度2月から4月まで
助成いただける事になったのです。

ジャパン・プラットフォーム
http://www.japanplatform.org/

その助成いただける内容が、事務局の人件費となんと『20台分のくるま基金』です。

スゴイです!
本当に感謝です。

ただ、助成いただけるくるま基金の中の保険料は助成期間内に一括で保険会社に支払いのできる
分のみとなります。

私たちは11月に所有した車両が10台を超え、保険料を節約するために保険会社と
フリート契約を結びました。私達が保険会社に一括で支払えるのはその契約した11月5日
までの保険料になります。
くるま基金は1年間の保険料をお付けする事をお約束しているので、契約日以降の保険料が
必要になります。

ですので、約4か月(11月から2月)の想定保険料として、今回Mさんが寄付してくださった
くるま基金を1台につき3万円×20台分(合計60万円)をそれに充てさせていただこうと思います。

これでしばらくは、必要な方にお待ちいただく事なく車をスピーディに提供する事ができます。
そして、私たちも提供する事に専念して取り組めます。

肩の荷が下りました。

ケンさん
Mさん
ジャパン・プラットフォームさん

本当にありがとうございます!

たくさんの方の喜びにつながるようなカーシェアリングを実現できるように頑張りたいと思います。

日本カーシェアリング協会ブログhttp://japan-csa.seesaa.net/より。

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くるま基金24台目 サンバー

くるま基金24台目はサンバーを不動町に届けました。

1月の末頃でしたが、石巻では珍しく、雪がすごく降り積もりました。
そんな中、長野から提供者の河西さんが自ら運転して届けてくださいました。

車屋さんを営む河西さんは、このサンバーに車検を付けて、更にくるま基金の経費もご自身でご負担され、更に積載車に積んで石巻まで運んでくださいました。

本当にすごいと思います。
こうした素晴らしい方々と出会えることが私たちにとって本当に財産だなぁとつくづく思います。

このサンバーは不動町の町内会で管理されます。
町内会長の大崎さんと副会長の阿部さんが車を引き取ってくださいました。
町内の引っ越しや土嚢等運ぶのに活用したり、また地震が起こった時等、軽トラに人をたくさん積んで高台に登ったりという事を考えていらっしゃり、軽トラを希望されました。
町内会で管理するカーシェアリングの車としては初めてのケースでした。

この日、たまたまエジプトのジャーナリストの方が取材に来ていただいておりました。

こんな写真も撮影されていました。(笑)

この方のフェイスブックで投稿されています。
う~ん、読めませんが、イイネが130以上付いてます。
http://www.facebook.com/media/set/?set=a.274554275955022.57191.103622369714881&type=3

取材の後は、ゆっくりお話をしていきました。
河西さんはお母様やお知り合いの方からもメッセージや小物など預かってこられていて、それらをお渡しされていました。
大崎さんも阿部さんも本当に喜んでいらっしゃいました。

この時の様子が地元紙の石巻かほくに掲載されました。
2012208 石巻かほく.pdf

後日阿部さん宅にお伺いした際、玄関にワカメが大量に置かれていて、

「このワカメを河西さんに送ろうと思っているんだ」

と話してくださりとても嬉しくなりました。

こうした車を通した交流が起こるのを見るのが私はとても好きです。

これからもこんな架け橋になれたら嬉しく思います。

追伸。大崎さんと阿部さんの不動町コンビは、新しい街づくりについていろんな構想を持っておられ面白いです。またその事等もご紹介していきたいと思います。

日本カーシェアリング協会ブログhttp://japan-csa.seesaa.net/より。

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くるま基金23台目 リバティ

くるま基金23台目は糠塚前団地仮設住宅のリバティを届けました。

このリバティは神奈川県の吉田さんご夫婦が車検を通してご提供いただき、その上石巻まで届けてくださいました。

この時の様子は東北放送さんで放送頂きました。

http://www.youtube.com/watch?v=eaiQhAHh904&feature=player_embedded

糠塚前団地は、河南地区の畑の真ん中にある感じの立地にある37世帯の小さな仮設住宅ですが、世話人会ができていて、とてもいい感じの雰囲気です。この車は、この世話人会の皆さんを中心に管理され、住民の方々に活用されます。

世話人会の皆さん

糠塚前の住人のみなさん。
年末にお餅を届けたのですが、そのお餅を使って年明けにおしるこの新年会をされていました。
ベースに届いたミカンと手袋を届けた際、とても喜んでくださいました。
リバティでみんなで温泉に行こうとかそんな話がでてて、本当にうれしかったです。

この車は、「内閣府NPO暮らしの寺子屋ライフサイエンス」の塾生の皆様からいただいたご寄付をくるま基金に充てさせていただきました。ありがとうございました。

「内閣府NPO暮らしの寺子屋ライフサイエンス」の塾生の皆様

追伸。この車をご提供いただいた吉田さんの奥様は、社労士のお仕事をされていらっしゃいました。
より健全な組織運営を行うために、色々とご相談に乗っていただきました。後日お知り合いの社労士の山室さんをご紹介いただき、引き続きサポートをいただいております。

「カーシェアリングを被災地で行う」このことを一言で言えば簡単ですが、それを行うために様々な手続きや体制が必要になります。多くの方々に助けられながら本当に色々と勉強させていただいております。感謝。

日本カーシェアリング協会ブログhttp://japan-csa.seesaa.net/より。

 

 

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くるま基金22台目 プラッツ

くるま基金22台目は牡鹿半島の鮎川小学校仮設住宅にガリバーさん提供のプラッツが届けられました。

実を言うと夏ごろに牡鹿半島の仮設住宅にカーシェアリングについて紹介していった時期がありました。

石巻市内でも特に被害の大きかった牡鹿半島では、お役にたてる機会が多いのではと思っていたのですが、その時は、「既に車を手に入れた」とか「もめごとの原因になるから」といったご意見をいただきました。私がその時感じたのは、様々なご意見の根底にあるのは車を共同で利用する事への抵抗感でした。

まずは旧市内での実績が必要だと思い、市内で1台1台取り組んでまいりました。

自治会連合の件で牡鹿半島で唯一自治会ができている鮎川小学校仮設住宅の自治会長に伝えたいと思っておりました。

その時たまたま手伝いに来てくれていた東京のケーキ職人のジン君に、会合の案内をするために車で走ってもらい、案内をしたところ、カーシェアリングを実施したいとの思いがけない返答をいただいたのでした。

自治会長の古内さんへも、以前カーシェアリングの案内は届いていました。

古内さんは次のように語ってくださいました。

「あの時は、状況そのものに余裕がなく新しい取り組みを受け入れる事ができませんでした。あの時断った事をずっと後悔していました。やはり車がなくて困っている人が結構仮設住宅にはいるからです。よくぞまた声をかけてくださいました。」

古内さんは鮎川にある仮設商店街「おしかのれん街」で黄金寿司というお寿司屋さんを現在営まれています。

鮎川の仮設商店街「おしかのれん街」
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1062/20111119_03.htm

ジン君は寿司をたらふくご馳走になったそうです。

古川さんの握ったお寿司

鮎川小学校のカーシェアリングは、自治会役員会でその活用方法等話あわれ、現在送迎などに活用されています。

今回の件で、時間と共に被災者の方々の心が少しずつ変化している事をとても感じました。
もう一度改めて、私たちの取り組みを石巻市内の方々に発信したいと思いました。

牡鹿半島にも改めてチャレンジをしていきたいと思います。

石巻に来られた際は、ぜひ牡鹿半島に立ち寄ってみてください。
そして、鮎川まで足を延ばして、「おしかのれん街」の黄金寿司で古川さんの握ったお寿司を食べにきてください。

さて、このプラッツのくるま基金でご協力いただいたのは、「内閣府NPO暮らしの寺子屋ライフサイエンス」の塾生の皆様です。

http://plaza.rakuten.co.jp/tsukipink/25001
ご縁をいただいたのは、石巻仮設住宅自治連合会を発足する時に、ご尽力いただいた「ふるさと」の大西さんと荻野さんのご紹介で、年始に関西に帰った時に主宰されていらっしゃる中村淳子先生をご紹介いただきました。

内閣府NPO暮らしの寺子屋ライフサイエンスさんは、ずいぶん昔から社会貢献活動をされており、神戸の震災の時も非常にご活躍された組織です。

ホームページにも紹介されている規約の次の部分が私はとても好きです。

『誰も見ていない、誰からも
  知られない場所で一生懸命生きる』

こうした言葉を規約にいれていらっしゃるところが本当に素晴らしいと思います。

お会いした時、くるま基金のご案内をさせていただき、その後ご連絡があり、1台分のくるま基金のご寄付をいただきました。そして、1月の末頃にまた関西に立ち寄った際、御礼を申し上げに伺ったところ、なんと追加でもう一台分のご寄付をご準備いただいておりました。

ほんとうにありがたい限りです。

「内閣府NPO暮らしの寺子屋ライフサイエンス」の塾生の皆様、ありがとうございました。

5月に石巻に総勢2,30名でお越しになられます。
パワフルな奥様方がたくさんいらっしゃるので、きっとご活躍される事でしょう。

楽しみです。

日本カーシェアリング協会ブログhttp://japan-csa.seesaa.net/より。

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くるま基金21台目 フィット

くるま基金21台目は蛇田東道下地区にガリバーさん提供のフィットが届けられました。

代表の相澤さんがご近所の方と一緒に使われます。

コチラの車両もジャパン・プラットフォーム様の昨年の助成金の調整でこちらの費用に充てさせていただく事ができました。

ジャパン・プラットフォーム様ありがとうございました。

日本カーシェアリング協会ブログhttp://japan-csa.seesaa.net/より。

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