月別アーカイブ: 2013年 10月

OPEN JAPAN ブログ - 日々の活動などなど

五島列島EV視察 その③

DAY③(27日)

五島最終日は、朝起きてまず、ITSを活用する為にパソコンでその日の観光プランを作る事から始めました。

『長崎みらいナビ』というサイトを使って観光プランを立てます。

【長崎みらいナビ】
http://www.pref.nagasaki.jp/ev/ev&its/121018/newpage3.html

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観光スポットを探して

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詳細情報を確認して、気に入ればマイプランに登録していき自分だけのプランを作っていきます。

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こうして事前に作った情報をITSスポットでカーナビに入れる事ができるのです。

こちらの動画を確認いただくと五島列島のITSを活用するイメージが良くわかると思います。
電気自動車の操作方法>>カーナビの操作方法>>急速充電器について

出発準備できたのでフロントに行き、お約束させていただいていたカンパーナホテルの本岡課長にお話を伺いました。

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カンパーナホテルは、五島自動車グループというレンタカー会社をグループに持ち、そのグループ内連携として、24時間のEVレンタカー付宿泊プラン『エコ観光プラン』を実施され、非常に好評との事です。

【エコ観光プラン】
http://www.campanahotel.com/cn69/pg459.html

五島自動車グループさんは、はたまたまグループ会社なのでスムーズな連携が実現できていらっしゃるのだと思うのですが、現時点でそういったレンタカー事業者とホテルの他の事例のタイアップは確認できていないです。ただ、そうした動きの準備は、今回様々な事業者の方々インタビューの中で垣間見る事がありました。

五島自動車グループさんは香珠子という地域にレストランや物産展、ミュージアム等運営されているのですが、そこに大型の太陽光パネルを設置して、電気をそこから供給したり、売電を行っていたりしているということです。

また島内の『黒蔵地区』では、町内会で太陽光パネルを設置し、そこから電気を売電する事で町内会費に充てるといった取り組みも行われています。

http://www3.city.goto.nagasaki.jp/contents/sightseeing/column_detail.php?colum_id=122

EVだけでなく、様々なECOな取り組みに、島の人々が積極的に取り組んでいる様子を垣間見ました。

「島の人達は役所の人ともしょっちゅう会合を行っているんです」

と本岡課長がおっしゃってましたが、島での様々な取り組みが、着実に市民文化を育んでいるように感じました。

インタビューを終え、カンパーナホテルを出て、すぐ側にある福江港に向かいました。

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そこで、早速、朝パソコンでセッティングした観光プランをITSのシステムを使って車に取り込もうと思ったのです。

福江港には2基急速充電スポットがあり、それぞれにITSを受信できるスポットが併設されています。

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車をITSスポットに駐車させると、「ポンッ」という音がして以下のような表示が出ます。

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先に設定したIDとパスワードを入れると

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設定したプランを取り込みます。

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あとは、目的地に順番にナビが誘導してくれます。

私は、最初は堂崎協会を目指しました。

島の美しい風景を見ながら、本当に気持ちのいいドライブでした。

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目的地の近くにこんな標識が。。。
車を停めて歩いて先に進みました。

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五島には長年にわたる隠れキリシタンの文化が残っており、その一番の拠点となったのがここ『堂崎協会』ということでした。

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様々な困難の中、生活されていたと思うのですが、その周りにある自然風景を見ると、素敵な場所に拠点を持っていたんだなぁと思ってしまいました。

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堂崎協会の後、他にも色々とプランを立てていましたが、午後からアポイントがあっため、予定を変更して自然エネルギーで充電できる設備を持つ『道の駅 遣唐使ふるさと館 みいらく万葉村』を目指しました。

道中、こんな標識があり、充電スポットへナビゲートしていました。

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また、島を走るとしょっちゅうi-MiEVとすれ違いました。
島でのEVの活用を感じました。

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途中、道の駅のすぐそばにあった『高浜』に立ち寄ってみました。

日本で一番美しいと評された事もあるビーチ。
本当に美しかったです。

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高浜から車で3分程いった所に『道の駅 遣唐使ふるさと館 みいらく万葉村』がありました。

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電池が大分減っていたので、ここで急速充電をすることにしました。

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レンタカー椿さんで渡された「フェリカカード」を急速充電器にかざすと、「チャラン」と音がします。

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あとはメニューに従ってボタンをちょいちょいって押していくだけです。

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30分で約8割が充電されます。

その間、郷土料理バイキングを食べたり、お土産を物色したり

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太陽光・風力発電の設備を見学したりしていると

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あっという間に充電完了です。

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時間を要する急速充電は、観光スポットや道の駅、SA等と相性がいいなぁと改めて感じました。

ここに設置されている自然エネルギーによる発電装置は、あくまで緊急時用として設置されているようで、普段は使用できません。災害時に避難所として活用され、その際車の充電など行えるとの事です。

道の駅を後にし、最後のインタビューの現場に向かいました。

島で電気自動車を最も導入しているタクシー会社『大波止タクシー』さんです。

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【大波止タクシー】
http://oohato.com/

お忙しい中、片山社長がインタビューにご対応くださいました。

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大波止タクシーさんは、電気自動車リーフを3台導入されています。
リーフは五島市で8台(五島列島全体では15,6台)導入されています。

社内に急速充電器を設置し、

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200Vの普通充電器3基も併設されています。

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タクシーにとって『走行距離』は、本当に重要な問題です。
充分な電池容量を残さないと遠距離を希望されるお客さんの要望に応える事ができないからです。

「最低でも50km分の電池残量を残さないといけない」

と片山社長はおっしゃっていました。

午前中車を走らせ、午後に社内の急速充電器で充電し、夕方からまた車を走らせる。

急速充電器を導入するには、非常にコスト的なリスクを伴います。
140万円程の設置費用がかかり(今はもう少し低コスト化しているらしいですが)、
月々の電気代の基本料金だけで4~5万円かかるのです。

燃費と稼働率などを綿密に計算したうえで、大胆に電気自動車と充電設備を導入されました。

また、急速充電を繰り返すとバッテリーに大きな負荷がかかり、毎日急速充電している大波止タクシーさんのリーフの走行距離は今は新車時期の8割ほどになっているそうです。

「震災があって、充電器は設置したが車がしばらく入ってこなくて、基本料金だけ払い続けていた時期がありました」

と笑いながらお話される片山社長に、なんかいろんな事を乗り越えてきた強さを感じました。

「次、購入される車は、ハイブリッド車ですか?それとも電気自動車ですか?」

という質問に対して

「やっぱり、電気自動車ですね。技術も進んでいるので、もっといい車出ると思うので、新しいモデルが出たらそれを導入したいです。」

とおっしゃってました。

「やっぱり、経験しないとわからないからねぇ。」

片山社長のその言葉が、この島の取り組みの全てが言い当てていらっしゃるように感じました。

私が感じたのは、様々な失敗を通して、次の一歩を島の人達が踏み出しているという事です。

ここに書ききれない、様々な失敗談や実情や工夫など今回の視察で教えていただきました。

ここで学んだ教訓をぜひ、石巻の取り組みに活かしたいと思います。

インタビューの後、レンタカー椿に相棒を返却し、橋本のお父さんに港まで送ってもらって、五島を後にしました。。。

次はぜひ石巻の人達とこの島を訪れたいと思います。

日本カーシェアリング協会のブログより転載)

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五島列島EV視察 その②

シルバーi-MiEVで快調に走っていると、こんな山が見えてきました。

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気になりますよね?

こんな山をみかけたら、目指してしまいます。

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『鬼岳(おんだけ)』という火山です。

なんと、全面芝生。

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散歩しているおじさんに挨拶して話をしていると、

「ここは市民の憩いの場なんです」

と言ってました。

おもいっきり芝生でゴロゴロしたい時、ここはまさに天国です。

お昼を過ぎて、一般的に食堂が少し落ち着いてきたかなぁという13時30分頃を見計らって、レンタカー椿さん(橋本自動車さん)でミニキャブMiEVを購入された食堂『うつみ』さんにご飯を食べに行きました。

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ちょうど店に着いた時、店主の内海さんが、お店が落ち着いたのか、表で一服されていらっしゃいました。

そこで

「こんにちはー。実は昨日石巻から来たのですが・・・」

と自己紹介をしていき、ご飯を頂きながら、少しお話を伺わせていただける事になりました。

とりあえず、五島豚を使った『麻婆豚丼』を頼みました。

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おいしくいただいた後、内海さんがテーブルに来ていただき、購入された電気自動車についてお話を聞かせていただきました。

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内海さんは、出前の宅配でミニキャブMiEVを使われています。
購入の動機は、コスト削減です。

五島列島は、ガソリン代が本土より20円程高いのです。
今だとリッター180円位なのです。

電気自動車は、それに比べると圧倒的に燃費がいいです。
更に深夜料金のプランにすると電気代が更に1/3になります。

内海さんは、燃料費のコスト削減を実現し、更に坂道でもパワーがあり、乗り心地がとてもいいので、なんとミニキャブMiEVをもう一台追加で購入されたのです。

内海さん自作の充電BOXも見せていただきました。スゴイ!!

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内海さんは、ほとんど急速充電を利用された事がないそうです。
基本的に店での充電。
行動範囲が限られていて、毎日一定の距離を移動される方にとって電気自動車は本当に重宝するのだとすごく分かりました。

食堂『うつみ』を出発し、向かったのが『五島市役所』。
EVを担当している商工振興課を訪ねていきました。

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EV担当の商工振興課の村井係長
前任の鍋内係長
関係事業者などで結成した『五島市EV・ITS実配備促進協議会』事務局の小浦さん

が資料など丁寧に準備した上で対応してくださいました。

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この五島列島での取り組みは、そもそもは、教会群のある五島列島を世界遺産にするという事を目指し、そのために環境に配慮したまちづくりの一環として、経産省の実施している『EV・PHVタウン』に長崎県が申込みました。そして、それが受理され、県の補助事業として電気自動車(EV)と高度道路交通システム(ITS)を連動させる観光システム『長崎エビッツプロジェクト』として実施しているとの事でした。

【経産省:EV・PHV情報プラットフォーム】
http://www.meti.go.jp/policy/automobile/evphv/index.html#

【長崎EV&ITS(エビッツ)】
https://www.pref.nagasaki.jp/ev/ev&its/index.html

平成20年の秋頃から準備を行い、平成21年3月に正式に認定され、平成22年2月に関係事業者による協議会が結成され、翌3月にEVが導入されました。

このプロジェクトでは、
五島市 82台
上五島町 58台
合計140台の車がレンタカー会社・タクシー会社・行政及び社協等公の機関等に導入されました。
(うち99台がレンタカー)

それぞれの事業者はリース会社と4年間の特別なメンテナンスリース契約を結ぶ事ができ、非常にお得に車を導入できるという事です。

急速充電器は五島市に15基(7か所)、約20km毎に配備されています。
各事業者にフェリカのカードを協議会が発行し、そのカードを認証させて急速充電を利用します。

各急速充電器には高度道路交通システム(ITS)が設置され、島の観光情報などをリアルタイムでカーナビを通して取得する事ができます。

この事業による経済効果は、最初の2年間で3.6億円と試算されてます。
(のべ1万6000台のEVレンタカーが活用されました)

EVを導入した際、100台のEVでパレードを行われました。
ギネス記録として登録され、世界中のメディアに紹介されました。
視察や、シンポジウムなども開催され、島のPR効果は非常にありました。

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(100台パレードの様子)

また、道の駅『みいらく万葉村』には太陽光と風力発電所が設置され、非常時にはEVを自然エネルギーで充電できるような設備も設置しています。この場所は避難所として機能するという事です。

様々な苦労話を交えながら、2時間くらいかけてとても丁寧に説明してくださいました。

五島市役所で使用しているi-MiEVを拝見させていただきました。

五島は3人(匹)のゆるきゃらがいるのですが、それらを全体に施したi-MiEVでした。

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ここもITSスポットになっていて情報を入手できます。

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私が気になったのは『椿ねこ』。
ちょっとゆるすぎませんか?

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五島市の商店街の中を走ると、普通のパーキングにも電気自動車専用の駐車エリアがありました。

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これなら、商店で買い物をしながら充電できますね。

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五島列島2日目の宿は『カンパーナホテル』にしました。

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ここは、EVレンタカーをセットにした宿泊プランを用意する等このEVの取り組みに積極的に取り組んでいるとお話を聞いていたからです。もちろんEVの充電もできます。
当日限定宿泊プランですごくお得に泊まれたのでラッキーでした。
有難いことにここでも翌朝、インタビューさせていただける事になりました。

この日は、この後地元の方と一緒に食事をして、島の事等色々と教えてもらいながら心温まる時間を過ごしました。

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(五島名物『五島うどん』)

その③につづく

日本カーシェアリング協会のブログより転載)

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五島列島EV視察 その①

9月12日、友人の花澤君にEV安全協会の山下浩二氏をご紹介頂きました。

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その際、EVについて、色々とお話を伺う中で、『EVを活用している好事例を教えてほしい』とお話させていただいた際

『五島列島で100台以上のEVを活用しているよ』

と教えて下さいました。

三菱自動車でご担当いただいている方に五島市の役場の担当者をご紹介いただき

9月26日から2日間、五島列島に視察に行くことにしました。

石巻のこれからの街づくりに、私達として貢献するために。

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DAY①(25日)

飛行機→バス→フェリー最終便への乗り継ぎが分刻みのスケジュールで、なんとかフェリーに乗りこみ、遠ざかる7年ぶりの長崎の風景を眺めながら、五島の福江島を目指しました。

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五島列島は、長崎港を西へ100kmいった所にあります。

人口 約7万人
大小合わせて140余りの島々からなります。
そんな所に約140台の電気自動車が導入され、街づくりが行われているのです。

3時間の船旅を終え、福江島に着きました。

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20時を超えていたので、既に閉まっていましたが、福江港内のレンタカーのカウンターでは、EVの案内がやはりありました。

この島の観光は、もっぱらレンタカーなのです。
点在する観光スポットへ効率よく巡るのは、やはりバス等公共交通機関では難しのです。
よって、レンタカー会社がたくさんあります。

そして、五島列島のEVの大半がレンタカーで使用されているのです。

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福江港から15分程、夜風に吹かれながら歩き、初日の宿泊先のホテル『五島第一ホテル』を目指しました。

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ホテルの入り口のすぐ横に車の駐車場があるのですが、そこにはちゃんと200VのEV用の充電設備が設置してありました。

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フロントでは、ホテルのオーナーの平岡さんがお待ちいただいて、翌朝インタビューにお応えいただけるというお返事をいただき、この日は休みました。

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DAY②(26日)

朝のホテルの業務が少し落ち着く9時頃から平岡さんにお話を伺わせていただきました。

『EVを大胆に導入する』その取り組みを行政から話が来た際、ホテルや民宿等の宿泊施設へ充電設備の設置希望の呼びかけがあったのだそうです。そこで、五島第一ホテルさんは手を挙げ、2台分の充電設備を導入されました。設置に係る経費は市が負担します。しかし、基本料金等、月々の電気料金が上がり、それらは宿泊施設が負担しています。

毎月10台位は電気自動車の充電を利用されるお客さんが来られるそうです。
また、宿泊客が充電される場合は、一日500円と島内で取り決めたそうです。

五島市には、五島第一ホテルさんのように、充電設備が設置されたホテルが多くあり、EVで観光する観光客にとって、安心できる環境を作っているのでした。

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五島第一ホテル
http://www.gotodaiichi.jp/

朝のお忙しい時間帯に、様々な話をざっくばらんにしていただいただけでなく、次の予定のレンタカー屋さんに車で送ってくださいました。

五島第一ホテルから車で7,8分程の場所に次の目的地『レンタカー椿』がありました。

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『レンタカー椿』は、20台の電気自動車を導入しているレンタカーで、その数は五島列島の中で断トツの一番です。そこでi-MiEVを借りる予約させていただき、それだけでなくお話を伺わせていただける事になりました。

笑顔の素敵な奥さんと、誠実で真面目な技術者風のお父さんのすごくいいご夫婦(橋本さん)が、レンタカー椿を営んでいらっしゃいました。

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【レンタカー椿】
http://keirenta.com/

元々は三菱自動車の軽自動車を扱う車屋さんをされていて、今回のこの取り組みが行政から話があり、レンタカー会社やタクシー会社などに車導入の打診があったそうです。

最初は、20台も導入するつもりがなかったらしいのですが、車の分配に行政サイドが苦労している様子だったようで、電気自動車がi-MiEVで、自分の所が三菱系列で軽自動車専門なので、なんとなく私達がやらないと・・・と思い、導入する事になったそうです。

しかし、夏場のピーク時には20台のi-MiEVがフル稼働する位需要があるようです。ただ、どこの観光地も同じだと思うのですが、オフの時は稼働率はかなり落ちるそうです。(後に役場の方に確認したら、稼働率は全体で30%程だそうです)

三菱の販売店という事もあり、i-MiEVについて熟知されていて、説明が明快で非常に丁寧でした。
五島ではよく電欠(燃料が無くなり車が動かなくなってしまう事)が、起こったと聞きますが、ここでは説明をしっかりしているので、そうした事態はほとんどないとの事でした。

要は、電気自動車を初めて乗る方が多く、電気自動車の乗り方をきちんと伝える事が大切だとおっしゃってました。

例えば、エアコンを使うと、走行距離が7割位になるとか
エコモードで走ってもらうとか
更に、アクセルをあまり踏まないようなドライビングを心がけてもらったりとか
そういったことです。

また、販売店ならではの工夫でとても驚いたのは、コンピューター制御をカスタマイズして、モーター(電源)を切った状態を、分かりやすくしていたのです。
i-MiEVはモーターをONにしても静かすぎて、かかっているかどうかが分かりにくいという特徴があります。
モーターかけっぱなしを防止する為に、エンジンを切った状態でドアをロックするとミラーが折りたたむように(目で見てわかるように)しているのです。

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(モーターを切った状態でドアをロックすると自動的にミラーが閉じる)

あと、素晴らしいなと思ったのは、やはり20台ものi-MiEVを活用していると、その良し悪しを非常に理解されていて、この取り組みが始まってから、島の中で10台程MiEVを販売されているのです。

その方の毎月の燃料代と、行動範囲を理解されたうえで、適切な提案をされ、購入された皆さん、ストレスを感じることなくコスト削減を実現していらっしゃるようです。

石巻では、私達以外、ほとんど電気自動車を見かけた事がありません。
そんななか、こんな小さな島で10台も電気自動車が販売されるというのは、本当にすごいと思いました。

インフラの整備も当然あると思うのですが、人々が電気自動車に馴染んでいるかどうか、また深く理解している先導者(この島の場合だと橋本さんご夫婦)がいるかどうかも非常に重要だと感じました。

1時間位じっくりお話を聞かせていただいた後、今回の島旅の私の相棒を紹介いただきました。シルバーのi-MiEVです。石巻では赤白と青白のi-MiEVしかないので、私にとっては新鮮な相棒でした。

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そんな感じで、私の五島での電気自動車ドライブが始まりました。

その②に続く
日本カーシェアリング協会のブログより転載)

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盛岡でレンタカーのお勉強。

継続的にこの取り組みを行っていくために、レンタカー免許の取得の準備を現在、宮城運輸支局と相談をしながら進めています。

レンタカーと言えば盛岡に僕らの活動をいつも力強く応援してくださっている方がいます。

レンタカー会社『エキストラクト』の鈴木さんです。

以前、六魂祭に出店した際も、ブースを一緒に切り盛りしてくださいました。

http://japan-csa.seesaa.net/article/273424635.html

鈴木さんに、レンタカーのイロハを色々と教えていただくために盛岡に行きました。

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モスバーガーで色々お話を伺い、

「なるほど~」

って感じになっている所、知り合いの日本レンタカーさんも紹介してくださいました。

ニッポンレンタカー盛岡仙北営業所

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色々と店頭での手続きについて具体的に教えていただき

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車の管理についても本当に丁寧に教えていただきました。(ありがとうございます!)

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鈴木さんは、更に岩手県レンタカー協会さんをご紹介下さいました。

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こちらでも、吉田専務が業界について、協会の活動について等ざっくばらんに色々と教えていただきました。(感謝!)

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いっぱい頭に知識を入れて、頭がパンパンになった頃、お腹が空っぽになったので鈴木さんに盛岡冷麺を食べに連れて行ってもらいました。しかも、ご馳走になってしまいました。。。(ご馳走様でした!)

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今回の盛岡訪問は、本当に勉強になりました。
次の一歩にぜひ活かしたいと思います!

鈴木さん、今回お会いした皆さん、本当にありがとうございました!
頑張ります!

日本カーシェアリング協会のブログより転載)

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