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第4回 ふくしま子ども元気村 

団子さしの準備

団子さしの準備

新年明けて初めてのこども元気村です。県内参加者20名、県外5名、今回は地元金山町のみなさんのはからいでスタッフも一緒に雪の金山町を堪能させていただきました。スキー場にてウィンタースポーツを楽しんで、温泉につかったあとは新年行事のだんごさし、翌日はお餅つきをして、金山町のお正月のお餅料理をいただきました。塩とくるみをすり鉢ですってソースにしたものをかけたあんこ餅と、ささがきごぼうと鶏肉のお汁に入れたお餅、そして大根と人参、昆布のお吸い物が郷土の食べ方だそうで、みんなめずらしいくるみソースに興味を持っていました。

綺麗な雪だるまの完成

綺麗な雪だるまの完成

宿泊は金山町小栗山にある民宿こばやしさんとみやもとさんのふたつに分かれました。お隣同士でしたので、夜はみやもとさんに集まって懇親会を開きました。地元の若者たちも遊びに来てにぎやかな元気村となり、楽しい時間を過ごしました。雪のしんしんと降り積もる中、楽しかった雪遊びのこと、それぞれが住んでいる環境のこと、気になる放射線量のこと、子育てのことなど、夜更けになっても話はつきませんでした。福島県内でも放射線量の高い地域に住んでいる人と、低い地域に住んでいる人、県内スタッフと県外スタッフ、それぞれがコミュニケーションをとり情報交換をし、ともに時間を過ごしました。この時間がとても貴重な時間だな、と感じます。ことばとことばの間にあるものを感じられる、こころあたたまる夜でした。

飛んだ瞬間

飛んだ瞬間

15日は歳の神(サイノカミ)という行事が行われます。みなさんの知るところではどんと焼き、お正月飾りや古札を燃やします。むかしは塞の神という字を使っていたそうで、魔を塞ぐという意味合いがあったそうです。行事は夜だったため、昼間のお松明の準備を見学させてもらい、会場の雪を踏み固めたり、かまくらを作って遊んだりしました。

夜はお母さん達との交流会

夜はお母さん達との交流会

そして生活体験館にてみんなでお茶会をしながら、今回の元気村をふりかえります。初めてのスキー体験ですべれるようになった、雪遊びが楽しかった、新しい友だちができて嬉しかったとの声をいただきました。みんなで作っただんごさしのだんごをおみやげに、みなさん笑顔で旅立って行きました。お正月行事として、だんごをこねて木の枝にさして、20日までに食べるという風習があるそうで、「忘れずに20日までに食べてくださいね。」と声をかけ、お見送りをしました。

みんなでもちつき

みんなでもちつき

雪の元気村、子どもたちもとっても元気になって帰っていきました。放射能のことを忘れて楽しむこともできる、なかなか言えない放射能の正直な話もできる、金山町の人たちと交流できる、それぞれがほしい情報をここで話し合えるという場として、次回も2月17日~19日に開催します。19日には金山町の雪まつりが行われます。

(はからめHPより転載)

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One Response to 第4回 ふくしま子ども元気村 

  1. ハル says:

    こんにちは、はじめまして。
    この取り組みはとても素晴らしいと思いました。
    ひとときでも、笑顔になれる時間が子どもたちには必要と思います。
    スタッフの皆さまのお力に感謝申し上げます。

    ただひとつ、お子さん方のお顔がネット上に出ること、ちょっと心配になりました。

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