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8.6 One night

カーシェアリング協会で毎月開催しているイベント・・・

今月は、「8.6 One night」というイベントに利用者の方をお誘いして一緒に参加しました。

このイベントは、よく協会へボランティアでお手伝いに来てくれている、石巻専修大学のレオ君が中心になって実施されました。

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さて、この「8.6 One night」というイベントは、今から68年前の1945年に広島に投下された原爆の被爆者の方をお招きし、お話をお伺いするものです。
実際に原爆の実情を見た方々は、高齢化やご病気で年々少なくなってきており、その貴重なお話を映像として残す事で、原爆投下から100年後の8月6日に伝える為に企画されたものです。
今も福岡県星野村に残っている原爆の残り火「平和に火」を灯しながら、8月6日に原爆体験談の映像を見るという習慣をこれからの日本文化として作っていく事を目的としています。

※原爆の火
 1945年の広島市原爆投下の年に、福岡県星野村出身の故・山本達雄さんが当時広島市近郊にある軍隊で、野営地のよる徴兵の任務についた際に、伯父の形見として灰を移し持ち帰り、灯し続けた、福岡県八女市星野村の現存する原爆の残り火です。

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これが「平和の火」です。イベントの数日前に、レオ君と友人のみっちゃんが石巻から福岡星野村まで直接取りに行ってくれました!

この「8.6 One night」は石巻だけでなく、同じ日に東京や広島でも開催され、石巻のイベントにはカーシェアリング協会の利用者の方々をはじめ、ボランティア仲間の方や、地元住民の方々などが出席されていました。

今回被爆体験談の講話を行ってくださったのは、平塚矩正さんです。

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平塚さんは宮城県に住む数少ない被爆者の方の一人です。

平塚さんは宮城県塩竈市のご出身で、徴兵により広島に配属されそこで被爆されました。

当時平塚さん自身が見た事、体験した事をお話いただきました。
東北地方は爆心地から遠いという事もあり、原爆の被害に遭われた方々から直接お話をお伺いできる機会がとても少ないです。
私は中学時代に修学旅行で長崎に行った際、長崎の被爆者の方のお話を聞いた事がありましたが、広島の被爆者の方のお話をお聞きするのはこれが初めてでした。

平塚さんの講話は写真や絵をスクリーンに映しながら進められ、その度の平塚さんの一言一言に大変重みを感じ、改めて「平和」とは何かを考えさせられる一日でした。

この取り組みによって、この出来事が後世まで継承され同じ過ちが繰り返されないるきっかけになればと思います。

8.6 One Night
日本カーシェアリング協会のブログより転載)

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