カテゴリー: 地域、コミュニティー

OPEN JAPAN ブログ - 日々の活動などなど

3月9日 湊中学校武道場のそうじ

最初は掃き掃除

その後、モップがけも

集まってきたボランティアさんの得意技を生かして、今日も石巻ボランティアベースは動いています。明日復活する湊中学校武道場のみなと食堂の準備 に向かいます。一年以上そのままになっていた空間はほこりだらけ、あのときから時が止まったままでした。まずは大掃除です。どこから手をつけていいのか途方に暮れそうになりましたが、10名のお掃除隊のおかげできれいになりました。「わたしここが泥だらけのときにも泥だししたんだよね。」「縁ありますね。」「彼はここが母校なんだよ。」時の経過とともに移り変わる町並みを肌で感じ、町の復興と時の止まったままの状況とを行ったり来 たりしながら、かつての作業場と同じ環境で時を過ごしました。

明日の炊き出しの仕込み

今日は風が強く、道路の両脇に何も無くなった吹きっさらしの土地にはコンパネが飛ん だり、電車が止まって踏切で車が立ち往生していました。明日は穏やかな日になりますよう、みなと食堂で暖かいお鍋を作って、心を寄せる人たちをお待ちしたいと思います。

よし子

はからめのWebサイト(www.hacarame.com)より

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御神木祭とIBUKI始動

こんにちは!

先日の雪、関東や各地でも凄かったようですね。

皆様のお住まいの地域は大丈夫でしたでしょうか?

 

石巻市は太平洋沿いなので、宮城県の中でも山側のように雪は積もりません。

ただ、同じ“石巻市”でも、その面積は東亰23区に匹敵するほど。各地区によって天候がだいぶ変わります。

 

古民家再生IBUKIプロジェクトの大原浜は、太平洋に突き出した牡鹿半島にあります。

今回の雪も、石巻市街地では20㎝ほど積もりましたが、牡鹿地区では約3㎝。

今ではほとんど溶けてしまいました。


強い北西の風(地元では、ならい・なりあて、と言います)を除ける為に先月、幕を張った古民家。

家の方から見ると、太平洋に沈む夕日が見られます。

晩秋から春にかけて、風の強い大原浜。

少しでも建物の傷みを抑え、これからの作業に進みたいと思います!

 

さて、その大原浜で2月11日(月・祝)2年振りの御神木祭があります。

昨年は、メインである山車を曳く事が出来ませんでしたが…今年は準備中です!

海に近い倉庫に保管されていた山車は、倉庫ごと津波で流されましたが…

激しく損壊した山車は奇跡的に船着場に引っかかり、大部分を別の場所で保管してきました。

先日、御神木祭に向けて、その山車の組立が始まりました!

山車の二階は、榊が飾られお囃子の大太鼓・小太鼓・笛が乗ります。

二階の床は津波により流失したため、新たに棟梁をはじめ地元の皆さんで組立中です。

前から見ると、こんな感じです。

色鮮やかで、当日がとても楽しみです!

 

さて、この山車ですが…曳くのに最低でも大人15人〜20人ほどが必要になります。

残念ながら現在の大原浜には、山車が曳ける大人の数が足りません。

 

3連休の最終日ですが興味の有る方、参加してみませんか?

2月11日(月・祝)

牡鹿半島・大原浜生活センターにお集まりください。

山車を曳くのはお昼頃からになりますが、11時くらいからご祈祷や“なめろうかめろう”という面白い習慣などもみられます!

牡鹿にご縁のある方、お祭りや古い習慣に興味のある方、ぜひ遊びに来てください!

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IBUKI料理教室

古民家再生IBUKIプロジェクト、先週の日曜日に地元のお母さん達を招いてミニ料理教室を開催しました♪

講師はもちろんBUKI担当、愛媛県松山市で2店舗を経営する料理人、神野隆平氏です!

 

まずは下ごしらえと準備から。

本日のメニューは「プロのコツが分かるシンプルなチャーハン」「濃厚な玉子サラダの作り方」「ぼくのお店で人気の揚げ大根のあんかけ」です!

野菜の剥き方など、基本から…「熟練の皆さんにおこがましい」と神野さん。
しかし、熟練の 主婦たちは真剣(笑)

「この辺ではこう食べるのよ〜」とか「そんな使い方があるのね〜」とか、10人くらいの料理教室は、和やかに進みます。

最初、椅子に座っていた皆さんもだんだん立ち上がって(笑)熱心に“神野先生”に質問されています!

一品作るごとに少しずつ、みんなで味見!

工程はとても簡単そうに見えるのですが、要所要所にコツがあり料理もレベルアップ!

手伝いに来てくれた、カーシェアリング協会のあやこと二人「花嫁修業だっちゃ〜」と笑われつつ楽しくお手伝いしました。

多めに作った分は、皆さんに持ち帰って頂き「お父さんにも食べさせたい」「いんや私が食べる」なんて会話も(笑)

普段のお茶っことはまた違う、小さなイベント。仮設住宅からもたくさん参加して頂き、参加者の皆さんにも好評で嬉しかったです。

牡鹿は寒い日が続くようになりましたが、ほっこり暖かい1日となりました(*^_^*)

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がんばっちゃ鹿妻祭その2

石巻カヌークラブのアッシュです。

9月2日に「がんばっちゃ鹿妻祭その2」に参加致しました。

 

石巻市の鹿妻地区は、僕の地元であり、海のすぐ近くの住宅地で、津波により大きな被害を受けた地区のひとつです。建物の被害も尋常ではないうえに、ここでもたくさんの人が亡くなりました。

今では復興の槌音がそこかしこから聞こえますが、津波により粉砕された住居の空き地や生々しい廃墟も目立つところです。

 

その鹿妻の町内会のお祭りで「カヌーを展示して欲しい」と地元の実行委員の方に提案され、我が石巻カヌークラブでは「お休みどころ」として、皆さんがカヌーに触れながら飲食できるブースを設営しました。

 

嬉しいことに満員御礼。テントの中にもシェードの中にも人が溢れ、青空の下、祭りに訪れた鹿妻の方々に落ち着けるスペースをご提供できました。

  

 

祭りの後半、突然豪雨が襲ってきて、カヌークラブのブースは一気に避難所に早変わり。

すると中にいたおじいさんが一言。

「もし、雨がいっぺえ(たくさん)降ってきてもこいづ(これ)で逃げれっから大丈夫だ」と、カヌーを指差しおっしゃってくれました。

 

水に触れることに複雑な思いを抱く人が石巻にはたくさんいます。

しかし、老若男女を問わず僕たちのカヌークラブのブースにあふれる人たちを観て、水との縁を切っても切れない海と川の町に住む石巻人は、時間はかかるだろうけど、きっとこの美しい素敵な乗り物を好きになってくれるはずという、確かな希望みたいなものを感じた僕でした。

 

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第89回 石巻川開き

本日と明日は石巻最大のお祭り、川開きです。

本日のメインイベントは「流燈」。

昨年、震災後約5ヶ月。他の諸団体の方々と一緒にボランティア支援ベース絆だったOPEN JAPANのメンバーもカヌーを約10艘出して、ご協力させて頂きました。

記憶の残っているメンバーや、今年を気にしている仲間も多いと思いアップさせて頂きます。

夕暮れ、18:30から昨年と同じ場所で燈籠流しが始まりました。

対岸では、追悼の言葉や普誓寺の御住職がお経をあげられ、とても厳粛な雰囲気です。

川や海で亡くなられた方々、そして東日本大震災で犠牲になられた方々の御供養です。

15000個の燈籠が北上川に浮かびます。

 

改めて、犠牲になられた方々のご冥福をお祈りするとともに、未だ戻られていない方々の1日も早いご帰宅をお祈り致します。

http://www.ishinomakikawabiraki.jp/index.html

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