1月9~10日(水~木)
◇新年ボランティアセンターSTART

9日からボランティアセンターが開始し、ボランティアの皆さんが来てくださいました。私たちも各地に散らばり一日の活動に加え、週末の連休準備にもあたりました。

重機案件、大工案件のほかにも炊き出しや仮設・在宅避難の方々への支援活動、地域の子供たちにむけたイベントなどさまざまな活動が続きます。とはいえ、支援の一極化や連続したイベントなどが起こらないように地域や役場、社協との調整も行います。

活動で訪問する前にはニーズ票をもとに現地調査を行います。並行して社協の若手チームはボランティアさんの活動がすぐにはじめられるように下準備の整地作業、カッパ姿に着替えて現場で奮戦していました。

年も明け、冬も厳しくなり来てくださるボランティアさんの数も減少傾向にあります。それでもボランティア、社協、支援団体と町が一丸となって住民さんのために動き続けています。
1月11日~13日(土~月)
あの日以来、はじめてこんなに笑ってくれた―。

発災から三か月。この三連休にかけて開催した落語会で、ご主人が涙を流しながら笑っている姿を見た奥さんがこぼされた言葉でした。
笑って泣いて、その姿を見てまた涙して微笑んで。
◇昔々亭慎太郎さん落語会
落語家 昔々亭 慎太郎師匠は、東日本大震災以来、各地の仮設住宅などでボランティア講演を開いてくれています。ときには被災地ではスコップを手にすることも。
今回丸森町のみなさんにも元気になってもらいたいということで、遠路はるばる足を運んでくれたのですが、師匠のドライバーから音響担当までこなす臨時マネージャーをかって出てくれたのは発災直後から長野県で支援活動を続け、普段は重機を使っての活動のイメージが強い助さんです。

3.11後の支援でのご縁がずっと続いているからこそのこの活動、重機での活動も、落語会も想いは同じ「この先の笑顔のために」
さて寄席の方はといいますと、、、
「私は丸森町のお隣、、、東京都杉並区の出身で」

と、よくとおる声に巧みな話術。そして客席とのやり取りに拍手喝采、手作りの高座もあっという間に丸森演芸場となりました。



最後の金山地区では会場は満員、ぜひまた来てほしいとのオファーも飛び出しました。 この三か月、活動に入らせていただいた住民さんの笑顔もあちこちで見えてすっかり心があったまりました。


◇北海道からの炊き出しと学生たちの足湯マッサージ

落語会と並行して各地の集会所で在宅避難の方たちに向けて炊き出しを行いました。毎月来てくださっている北海道の「チームノース」のみなさんがホタテご飯にカニ汁という北の幸を携えてやってきてくださいました。

胆振東部地震で仮設住宅に住んでいるみなさんが作ったお野菜を使ったお漬物も大好評、一緒に頑張りましょうとのメッセージが届きました。

神戸大と東北大の学生たちも炊き出しと落語会にあわせて足湯とマッサージをしてくれました。


住民さんたちとお話ししながら今困っていることはないか、在宅での様子はどうかなどの御用聞きもしてくれました。

◇各地から仲間たちが集結
連休で活動現在茨城県大子町で活動するオープンジャパンのジョッキー、また長野で活動している連携団体のDRT黒さん、災害NGO 結 のトムも来てくれました。各地での活動の現状や課題などの情報共有も行いました。



週末ごとに来てくださるボランティアグループ援人や山部のみなさん、地元石巻のスマイルシードなど多くの皆さんが集結してくれました。

丸森の啓明学園チーム主導による集会所の復旧作業などもすすみ、社協やオープンジャパンに集まってくれたボランティアさんたち、そして丸森町の町民の皆さんと各地で活動しました。

◇丸森リフレッシュこどもキャンプ/新潟県長岡市
『子供たちがこんなに楽しそうに遊んでる姿に癒されましたよ◎』


新潟県長岡市へ丸森の子供たちと2泊3日の丸森リフレッシュこどもキャンプ(保養キャンプ)に行ってきました。連携団体のフェニックス救援隊が宿泊場所を提供、長年福島の子供たちの保養に取り組んでいる重機隊のGとーるさんがマイクロバスを運転してくれました。発災から約三か月、思いっきり遊ぶことが少なかった子供たちと走り続けてきたパパやママたち。

今回の大雨で被災した住人さんが「自分たちでもできることをやりたい!」と立ち上がったママさんたちの団体『丸森町tree tree tree』と一緒に企画運営して実現しました。
宮城よりちょっぴり温かい新潟で白鳥を見たり、水族館に行ったり、真冬の海辺にいったりと三日間たくさんの思い出を作ってきました。

お年玉を握りしめて、家族の顔を思い浮かべながら買い物した4年生。自分のお金でお風呂上りにアイスクリームを買った女の子。家の中で普段なら怒られるような声のボリュームや全力の鬼ごっこをした年中さん。泣いている子にママにもあげない宝物のお菓子を分けてあげたちょっとお姉さんになった2年生。



すぐそばの海で真冬の砂浜を掘りまくる無邪気な6年生。子供たちが思いっきり走って遊んでいっぱい食べての元気な姿に、すっごく楽しそうでほんとにうれしい!!こんなにゆっくり遊んだり、食べたり、お風呂に入れて、、、リフレッシュできたー!ゆっくりのんびり接することができてほんとに来てよかったと、充実した3日間を過ごしていた様子でした◎

【連携団体】順不同
DRT JAPAN 災害NGO 結 IVUSA スマイルシード 日本カーシェアリング協会 JOCA テラセン チームノース 小笠原災害支援グループ父島 石狩思いやりの心届け隊 南浜ひまわりプロジェクト 援人 NPO法人リエラ SEEDS OF HOPE フェニックス救援隊 オペレーション・ブレッシング・ジャパン 山部 国際健美軸協会 チーム茨木 神戸大学学生震災救援隊 東北大学学生有志 被災地に学ぶ会 丸森tree tree tree 丸森町民