こんにちは。たてのです。
今日のサンライス組は少数精鋭(?)ということで、ベースでのミーティングは手短に、
今日の訪問先である大橋団地に向かいました。
大橋団地に到着したのは8時30分過ぎ。
「こんな時間に訪問するのは失礼ではないか」などと考えているうちに時間が過ぎ、
少数精鋭であっても早めに動き始めようということになり、
各チームそれぞれの担当先に散りました。
僕らが担当した一軒目のお宅は訪問のみ対象の50代の男性。
前回までの記録を確認した段階では少し心配な感じがしました。
ところが扉を開けて出てこられた男性はけっこう気さくな方で、いい意味で裏られました(笑)。
これまでにお会いした男性の多くと同じく、この方も隣近所との付き合いがあまりなく、
また集会所へ行くことも少ないという話を伺っていました。
ところが、同じ棟の少し離れた部屋に住む女性が訪れると結構気さくに会話をされていて、
再びいい意味で裏切られました。
「集会所で開催されるカラオケ大会には行かれますか?」という王道(?)の
質問をさせていただいたら、曲数が少ないことを嘆かれていました。
「結構歌いたい歌が被ってしまうんだよな」と言いながら、
そんなときにどちらかが諦めなければならないというお話を伺いながら、
そんな小さな事を改善するだけでも、住民の方々が気兼ねなく、
気持ちよく過ごすことが出来るんじゃないかな…などと考えてみましたが、どうでしょうか。
「仮設住宅で見つけた、浴衣を着た朝顔」
今回お会いした方々はみな、気さくにお話をしてくれました。
中には、私たちの訪問を楽しみにされていた様子がうかがえる方もいました。
さまざまな思いから「深い付き合いを避けている」というお話は以前から良く伺いますが、
そうした皆さんも「気さくに話をしたい」という気持ちはあるようです。
私たちはそれほど頻繁に訪問することは出来ませんが、その「かけがえのない時間」を
お互いに楽しむことが出来るようにしたいと思ったのですが、どうでしょうか。
すでにサンライスの活動を終了した仮設団地もあります。
今後も終了する予定の場所がある一方、まだまだそこまでに至っていない場所も
少なくありません。
けれども、この活動は長く続けることが目的ではなく、早く終了させることではないかと思います。
私たちボランティアや支援者の方々=“外”とのつながりだけではなく、
団地内=“中”での人と人とのつながりが生まれるようなきっかけ作りのお手伝いをし、
一日でも早く、私たちの存在が必要とされなくなるように。
そのためにはまだまだ人手が必要です。
僕自身も月1回程度しか参加できませんが、これから参加するというのでも遅くありません。
興味を持った方にはぜひ参加して欲しいと思います。
「石巻まちなか復興マルシェの手づくり市で、素敵な蕎麦猪口を手に入れました」