雄勝の花火大会にボランティアとして参加させてもらいました。
17時半頃から各自各警備ポイントに移動。
僕のポイントは打ち上げ場から一番近い場所。
打ち上げまでの時間、たくさん行きかう警察車両や消防車両。
その脇に見える津波によって押し流され後に一か所に山積みにされた瓦礫の山。
そこに花火の残り火が引火しないようにふり掛けられる消防車両の放水。
未だ被災地に多く残るこの瓦礫の山。
でもこれは決して産業廃棄物を積み上げたただの瓦礫の山ではなくて。
そこに暮らしていた人達の大切な思い出の家で会ったり家具であったり。
それが理不尽に押し流され積み上げられた大切な思い出の山であって。
一緒に警備してくれたプロの方は地元の雄勝の方でした。
どんな思いでその山を見ていたのだろう?
花火を見ていたのだろう?
警備の最中道路に足を止め花火を見上げる人々。
本来道路に立ち止まらないように注意するのが通常の花火大会の警備の仕事。
でもその人数はあまりに少なくて。
注意を促すというよりそこに立っていて危険がないように、
灯りを手渡してあげたいような心境にかられました。
未だ雄勝に残っている人々。
亡くなってしまった方々。
鎮魂の意味合いもあるという花火。
本当に様々な想いを込めて打ち上げられたであろう今回の花火。
本当に特別な花火大会でした。
キャロル