今日は、自治会主催の芋煮会。
定期訪問をしながら、対象の方々を集会所にお誘いしました。
定期訪問でお伺いした、84歳のおばあちゃん。
日本舞踊でもやられていたかのような、ちょっと粋な雰囲気が漂います。
震災前は、海に近い地域で金物屋を営んでいらっしゃったそうです。
最近になり、ようやく、夜眠ることが出来るようになったとのこと。
津波に襲われ、半年の避難所暮らし。
仮設住宅に入居するまでの生活について、
「地獄」、
「悲惨」と何度も口にされ、
「もう思い出したくない」、
と虚ろな目で窓の外を眺めていらっしゃいました。
他愛のない会話のあと、
お互いの年齢について話しが及びました。
知り合いに、105歳になられる方がいらっしゃるそうです。
「105歳から比べたら、私も、青春の真っ最中ね」とおっしゃられ、
「青春じゃないけど、老春を楽しまなくちゃね」、と微笑まれました。
前を向き、
ふと後ろを振り返ってしまい、
そんな自分にうなだれる。
でも、
力を振り絞り、
なんとか一歩前に踏み出す。
サンライスを始めたばかりの冬の頃には、
うなだれた方ばかりだった仮設住宅。
少しずつ、
少しずつ、
前を見つめた目に出会う機会が増えました。
明日は、きっと。
そして、もっと。
へんりぃ