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【OPEN JAPAN の仲間たち】OPEN JAPAN BOOMERANG vol.5

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OPEN JAPAN BOOMERANG vol.5 【OPEN JAPANの仲間たち】2016年1月5日
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明けましておめでとうございます。
OPEN JAPANのタケです。
昨年は、緊急支援ではネパール地震、関東東北豪雨があり、カーシェアリング
では復興住宅で自然エネルギーを活用した取り組みがありと激動の一年では
ありましたが、様々な方々の協力の元、取り組みを推進していくことができました。
心より御礼申し上げます。
今年は、昨年から続く取り組みを進めながら、ついにIBUKIがOPENに
向けて取り組みを進めてまいります。

実に1年半ぶりとなってしまったメールニュースですが、各プロジェクト
の近況を各担当者からお知らせしたいと思います。

長文となりますが、最後にご案内したいこともありますのでどうか
ご一読くださいますようよろしくお願いします。

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<古民家再生IBUKI プロジェクト:Bubb(對馬達)>

今春のオープンを目指して工事は進んでいます。
年末には建屋にサッシや扉も取り付けられ、内部の壁も漆喰の下塗りが終わり、
年明けから仕上げに入ります。

ただ、母屋を津波の引き波から守った蔵は、なんとか残そうと検討を
続けてきたのですが、安全性などを慎重に考え解体することになりました。

牡鹿半島に人の流れを作る古民家再生IBUKIプロジェクトOPENに向けて
あと一歩のところまで来ています。
それには、まだ少しご支援が必要な状況です。

引き続き皆さんのご支援とご協力をお願いいたします。

<子ども保養キャンプ・緊急支援:助(吉村誠司)>

◆子ども保養キャンプ
昨年は、福島県からの保養キャンプを行っている「SEEDS OF HOPE」
青山さん(災害時では重機ボラ)と連携して、春休みは子ども達を沖縄県へ6日間、
秋には助さんの地元野尻湖畔に30名近い親子を招待し、湖水浴やカヌー、ヨット、
そしてハイキングのキャンプ!
石巻からの子ども達も7回目のキャンプを夏休みに行いました!思いっきり、
外で遊べる一時をまた今年も行います!!

◆ネパール大震災支援!
2015年4月25日に発生したネパール大震災では、直後より吉村が
多くの方々と連携して食料やシートなどの救援物資を山岳被災地へ届け、
3回の訪問では、物資支援の他に鍵盤ハーモニカ演奏や寄贈、折り紙や
お絵かきなど、子どもトラウマケア活動なども行っています!
また、副代表の肥田(ひーさん)は長期支援として現地に3ヶ月近く滞在し、
山岳被災地での長期支援やカトマンズ周辺の被災地でコミュニティセンター
やエコトイレ作りなど、旅人や地元ボラと連携しての村おこし活動を
行っています!長期支援へ、どうぞご協力よろしくお願いいたします!

◆台風18号豪雨災害~栃木県編
今回の豪雨災害では、オープンジャパンでは、3箇所に分かれて、代表の吉澤や
カヌークラブ阿部は宮城県の大崎市周辺へ、吉村助さんは鹿沼市へ、肥田は常総市
で支援活動を開始。吉村は、ダンプに重機を載せて、子ども達の天然アイススケート場
田んぼを埋め尽くした土砂崩れ現場での支援や住宅地に流れ込んだ土砂撤去活動を担当。

常総市では、肥田が鬼怒川決壊箇所近くの自治会と連携して、エリアを担当させて
いただき数千人のボラコーディネーター・・・、詳しくは、肥田にバトンタッチです! 

<緊急支援:ひーさー(肥田浩)>

助さんからの報告にあった通り、ネパールでは約3ヵ月滞在する中で
支援物資、学校建設、ボランティアバスの運営といった日本からの支援と
現場との橋渡しを行いました。
また、支援のための情報共有スペース作りや『子ども環境クラブ』の
立ち上げや『エコ公衆トイレ』といった環境に配慮した社会で
再建するための様々なプロジェクトを山岳のラプラックと
都市近郊のブンガマティの2つの村で現地の方々と取り組みました。

ネパール帰国後はすぐに鬼怒川決壊現場の常総市にて活動を開始し
上三坂地区、沖三坂地区、若宮戸地区の3か所でボランティアセンター
サテライトの立ち上げと運営を行い、集まるボランティアの方々と
現場とのコーディネートを行いながら泥出しや床や壁剥がしの対応や支援物資を
届ける等の活動を行いました。

また、被災ゴミが街にあふれ大きな問題となった常総市でゴミ回収プロジェクトや
後回しにされて手つかずの状態の続いた田畑復旧のための田んぼクリーン
プロジェクトを様々な協働の下、展開しながら、常総市市長をはじめとする
地元行政へ各種提言を行い、現場と行政の間の調整等も行いました。

今後は、地元NPOの運営サポートや地元ボランティアの育成コーディネート
を行いながら、地元の方々が継続した活動を行うためのサポートをもう少しの間
常総市にて行い、その後、状況をみて再度ネパールに向かうことができればと
思っております。

昨年は、次々と現場が重なり、報告会などをしっかり行えませんでした。
今年は、私が経験したこと感じたこと等伝えることもしていきたいと思っております。
お声をかけてくだされば、日本中どこでもお話しに伺いたいと思っています。

<カーシェアリング・『3月10日』制作室・8.6 One Night:タケ(吉澤武彦)>

◆カーシェアリング
昨年6月に吉野町復興公営住宅に太陽光発電で電気自動車を
充電するシステムを導入し、産官学民連携で石巻発の
『コミュニティ・カーシェアリング』モデル化に向けて
取り組む事業に取りかかりました。

詳しい近況についてはコチラ
http://japan-csa.seesaa.net/article/432002466.html

関東東北豪雨の際には、被災翌日に駆けつけ古川市・大和町・
栗原市ではのべ25世帯に無料で車を貸出し涙ながらに喜ばれました。
常総市では地元NPOのコモンズを通して8台の車を貸出し、
カーシェアリングや外出支援、その他災害支援活動のための活動車
として活用いただきました。

その時の詳しくは状況はコチラ
http://japan-csa.seesaa.net/article/426172473.html

今年は、このモデル化を進めつつ、生活再建や地域コミュニティ
の活動のための車の貸出し、石巻へ移住される方々等のサポート
等にも力を入れ、更に車を活用した地域貢献を追求していきます。

活動に使用する軽自動車と7人乗り以上の大型車募集中です。

◆『3月10日』制作室
双葉町の営みを自分史で残していく『3月10日』制作室では3名の方の
自分史が完成しました。時間と労力のかかるプロジェクト故、
時間がかかりますが、ご本人にとっても、ご家族にとっても、そして、
歴史的な資料としても貴重なものとなる故に、できる限り取り組んで
いきたいと思います。

◆8.6 One Pi:ce
被爆証言を福岡県星野村にある『原爆の火』を灯しながら若い人達の
手で記録編集し、伝え残していくプロジェクト。今年は石巻の専修大学(舛井ゼミ)
と川崎の専修大(福富ゼミ)の学生達が利府町(宮城県)と横浜で取り組んで
くれました。DVDは完成し、地元の平和教育への活用に向けて現在進めています。

** 最後に **

1年前の今日、OPEN JAPANの創設者であり、我々の師でもある
バウさん(山田和尚氏)が旅立たれました。

バウさんから遺言で預かった最後に伝えたかったことをまとめた冊子
「バウの道中記 ~『チベットの死者の書』49日間の物語~」
様々なご協力の元、発行から約1ヶ月で完売したのですが、
本日、若干の修正を加え増刷致します。

ぜひ下記よりお申込みいただき手に取っていただければと思います。
http://openjapan.net/more/bowbook
※死後4日目の内容までサンプルでご確認いただけます。
※お届けは、1月中旬以降になる予定です。

ダライ・ラマ法王にメッセージをいただくために有志の方々にご協力
いただき完成した英訳版も公開しました。
http://openjapan.net/wp-content/uploads/473b7fd2852c0a4191f828239101ae3b.pdf

年末にバウさんの資料を整理していた時、OPEN JAPANとして活動を
始めたころの資料が出てきました。
最後にそこの冒頭に書かれていたバウさんからのメッセージを、
このメールを読むOPEN JAPANの仲間たちに捧げます。

**

OPEN JAPANの仲間たち

阪神大震災から5年を超える歳月が過ぎました。
私たちは、たくさんのプロジェクトを展開していくなかで
感性という同じアンテナを持ち合わせた、多くの『仲間たち』を
見つけ出しました。
そこには、数限りない人たちの愛すべき姿がありました

何かを求めつつ、答えを得ることができなかった人たちが、
社会通念、常識と呼ばれる大きな壁と、週間、価値観と呼ばれる
固い殻を自らの力で破り、その先に現れた『人を助けるという生き方』
に目覚め、激動する時代の中で、かぞえきれないほどの感動のドラマを
創りながら、進化の階段を登り始めたのです。
そして今、私たちは大きな踊り場にたどり着きました。
たどり着いた踊り場には、驚きがありました。
そこには、ひと目みただけで目覚めた仲間とわかる人たちが、
目を輝かせ、次の世界をつくろうと集まり始めていたのです。
いろんな方向から、いろんな方法で、いろんな思いをこめて、
自分で組み立てた手作りの階段を、登りつめてきた人たちばかりです。
そして、そこに集まる人たちが、思いをひとつに言い出しました。
「この星が いとおしくてたまらない」
こうしてOPEN JAPANのプロジェクトが動きはじめました。

(中略)

OPEN JAPAN の概念の特徴は、日本の地を世界の雛形として『こころ』と
『ビジョン』の共有をはかり、増幅と具現化をさせようとするプロジェクトです。
これから日本各地に生まれる参画者が、それぞれの分野で分科会を立ち上げ、
幼児から有識者までの、広範囲なビジョンを集めて、新しい自分たちを、
新しい日本を、新しい世界を、新しい未来を作るシンポジウムを始めます。

(中略)

未来をつくるビジョンは、あなたの生活の中から生まれます。私たちは今、
進化という踊り場に立ちました。そして、また新たなる方向へ階段をのぼり
始めようとしています。OPEN JAPAN の概念に、参画、連携して、行動力
溢れる分科会を立ち上げてくださるようお願いいたします。

山田和尚

**

今年も共に動きましょう。

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<会計報告(平成26年度)>

http://openjapan.net/wp-content/uploads/99aefe39d8e0d62afe9bc9b049dc5f24.pdf

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<OPEN JAPANへのご支援のお願い>

お振込みいただいた後、支援を希望する活動をメールにて
ご一報いただくか通信欄に記載いただけるとその活動に
活用させていただきます。
特にご指定のない場合はOPEN JAPAN事務局の運営費として
活用させていただきます。

・古民家再生IBUKIプロジェクト
・子ども保養キャンプ
・国内外災害緊急支援
・『3月10日』制作室
・日本カーシェアリング協会
・8.6 One Night

郵便振替口座 02250-5-126661
口座名 一般社団法人 OPEN JAPAN

●他の金融機関から 
店名 二二九(ニニキユウ)店 当座 0126661

<各プロジェクトの支援方法>

ご支援のお願い

——————————–
一般社団法人OPEN JAPAN(旧ボランティア支援ベース絆)
配信責任者 吉澤武彦
シ・マムタにおいで(http://www.40010.net)
URL http://openjapan.net/
Email boomerang@openjapan.net
facebook http://www.facebook.com/hirakenippon
——————————–
転送・転載・大歓迎です。
ご意見・ご投稿、ダブって送信された場合、配信停止・開始する場合は:
(boomerang@openjapan.net)までご一報ください。
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ーネパール祈りの千羽鶴ー 愛のバトン(ネパール支援報告・大阪)

桑名晴子さんとモガリ真奈美さんのはからいで、ネパール支援の報告(ひーさん)の機会をいただきました。
座席数に限りがありますが、ぜひご参加下さい。

日程:9月2日(水)
時間:18時頃から交流会 ※報告は19時30分頃から
定員:座席数に限りがありますことをご了承くださいませ。(15名位)
参加費:one drink オーダー
ご参加お申し込み:tel:06-6361-2624 chakraまでー^_^
場所:CHAKRA 大阪府大阪市北区菅原町6-12

以下はるこさんのfacebookから

お知らせします^ ^
みなさまに、
「ネパールに愛と祈りを」こめて
おっていただいてきた
ネパール紙や自然紙の折り鶴が、
早くも千羽を超えました!
その鶴たちは、
北海道から沖縄
日本じゅうから飛んできて、
結び繋がれ、千羽鶴となり、
広島で8/5-8/6
共に平和の誓いの祈りを経て
東北の
そして、
ネパールの
震災復興支援活動を続けてくださっている
OPEN JAPAN

ブログ



みなさまからの義援金とともに
千羽鶴を
託せることと、
なりました。
感謝!
OPEN JAPANは
九月中旬に再度、
ネパール震災復興支援活動に出発されます。
そのときに、千羽鶴さんたちも
ネパールに飛び立てる予定です!

ーネパール祈りの千羽鶴ー
愛のバトン@ CHAKRA

9/2 水曜日

大阪天満CHAKRA
にて
18:00頃から
受付開始
交流会。
19:30頃から
愛のバトン式
OPEN JAPANから
ネパールの状況、
支援活動報告をお願いしています。
また、いまの東北の状況も
お話ししていただけるように
お願いしてみます。

お時間ありましら
ぜひ、ご参加ください^_^
ご参加の際は
✳︎one drink オーダー
お願いしますね。
また
CHAKRA特製カリーや
軽食も有りますよー^ ^

ご参加お申し込み
tel:06-6361-2624
chakraまでー^_^

CHAKRA
大阪府大阪市北区菅原町
6-12
Tel 06-6361-2624
http://www.chakra-jp.com/index.html

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ネパールの様子(助さんからの報告⑩)

5月15~16日の記録より
・・・・・・・・・・・・・・・
ゴルカ県バルパック村から倒壊した家々を抜けて、石畳のように整備された登山道を村から降りてきてくれた方々と共に、物資を担いで登るが、男性の方々は40キロほどの荷物を担ぎ上げる。

周辺の景色には、雪に輝く4000m近い山々が広がり、トレッキングでもこの道が活用されていたことがわかる。

約6時間ほどで峠を越えると、2600m付近に登山基地のようなテント村が広がる。

ラップラック村は、そこから600mほど下った谷間手前の斜面に広がる550世帯の村で、私を案内するダンバル氏は、「スイスやフランスNGOの支援でようやく美しい学校が出来たのに・・・すべて瓦礫と化した。幸い学校が休みだったので、子どもの悲劇は無かったが、学校再開は、どこでいつになるだろう・・・」と教育の遅れも心配する。

このラップラック村は9区に分かれて、それぞれ区長さんがいて、村長さんと物資の杯分や情報を共有している。

避難しているテント村は、2100m、2300m、2500m、2600m付近2ヶ所の5ヶ所に分かれて新しい居を作り始めている。
以前のラップラック村へのメインルートは、大規模な土砂崩落で開通の目処は無く、この2700mを越える峠道にある林道(かなり悪路)の小規模土砂崩れをユンボで修復しつつ、車両での物資輸送を目指している。

物資基地のある場所近くに、英国や米国の登山家支援チームがいて、追加でのシートやソーラーパネル、食糧運搬なども行っているが、物資の届きにくい場所への緊急支援がテーマとのことで、あと4ヶ月もすると降雪するこの避難場所へは、次の住居への資材ニーズをどうするのか課題が山積する。また高齢の方々は、高冷地は寒く、なるべく元の村に近い場所での暮らしを希望するが、政府は土砂災害の危険性から移転計画もあるという。(1989年頃には、地滑り警告があったとのこと)

翌朝下山途中、車両が入り始めたバルパック村への支援物資の大量な物資を眺め、人力での輸送しかないラップラック村の困難さを再び痛感した・・・
この雨期の前に、どれだけ物資を担ぎ上げれるか、村人は再び土砂災害で孤立での生活を覚悟しているようだ・・・

助さんのfacebookから転記

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<拡散希望>
ネパールで活動中の助さんが、一時帰国し、大阪と東京で報告会を行います。

<大阪>
日時:5月21日(木) 19:00~
会場:新大阪健康道場(大阪市淀川区西中島4丁目32-1 YS新大阪ビル301)
(阪急京都線南方駅、地下鉄御堂筋線西中島南方駅 徒歩3分)
参加費:無料(吉村さんの活動支援募金を募ります)
お問い合わせお申込み:hirofumimeuto☆docomo.ne.jp までご連絡下さい。
※☆を@に変換してください
詳しくは:http://d.hatena.ne.jp/meuto+bon/20150508

<東京>
日時:5月23日(土)午後2時~4時
会場:日本財団ビル2階大会議室A(東京都赤坂1-2-2)
参加費:無料ですがカンパをお願いできればと思います。
*当日受付等、お手伝いいただける方おられましたらご連絡ください。
お問合せ:勇気野菜プロジェクト・杉浦080-5494-3439
詳しくは:https://www.facebook.com/yukiyasaip?fref=nf
もしくは イベントページを参照願います:https://www.facebook.com/events/1574134149503672/

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<OPEN JAPANの緊急支援プロジェクトへご協力お願いします>

郵便振替口座 02250-5-126661口座名 一般社団法人 OPEN JAPAN

●他の金融機関から 店名 二二九(ニニキユウ)店 当座 0126661

 

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ネパールの様子(助さんからの報告⑨)

<5月17日>

昨夜、10トントラック満載の支援物資運搬で3日間のゴルカ山岳地帯支援より無事に戻りレポート作成中。


標高1400m付近から徒歩輸送で2700mの峠を越え、2000m付近まで下った場所に壊滅的な被害を受けたラップラック村がある(徒歩10時間)。

町や下側には、谷が深く地滑りの危険性があり生活する場所が無く、標高の高いエリア五カ所近く分かれて家から作らなくてはいけない……

多くの住民の皆さんと一歩ずつ荷物を運び、夜は一緒のテントで村長とも語ることが出来た。

あと4ヶ月ほどで雪が始まる…子供たちからの歓迎の花が嬉しいが冬対策も急がないといけない!

<5月17日-2>

カトマンズ~(170キロ約6時間)ゴルカ県バルワ村~(先日道路開通17キロ、約1時間)バーパック村(写真)へ(ラップラック村へ徒歩1日で可能に…)

●5月14日記録
カトマンズで社会福祉関係の仕事やNGO活動を行う、被災地ラプラック出身のダンバルさんと現地在住の吉田さんからのコンタクトのおかげで、現地入りの準備を重ねてきた。土石流災害の危険性がある為、3000m近くの新しい地に移転を選ぶ方々いる場所へ、雨期の前に少しでも多くのシートや食糧の輸送が必要と聞いていた。

12日に発生した地震の為、予定が1日半遅れたが、カトマンズで10トントラックをチャーターし9トンのお米やシート、乾燥食糧やテントなど運搬し、いよいよ震源に近いゴルカ県へ入る。約170キロで車での最終地点となっていたバルワへ到着すると、復旧作業のおかげで昨日から土砂崩れ現場を17キロほど進めるようになっており、バルパック村まで入れる。これで、ラプラック村へ1日の登山で入れるようになった。(村人は歩くのが早い)

途中、東日本大震災で石巻総合運動公園に立てられたWFPの巨大テント3張完成しており、沢山のストックが届き始めているので、安心した。

この手前のバルワから道路がなかり急坂や川渡りなどもあるので、トラクター台車に荷物を半分積み込み、進んでゆくが、一旦大雨になるとスタックしそうな状態だ。

初日は、終点手前の避難テント近くにテント設営し、いろいろと語ったが、今のニーズは、テントやシートが確保しつつあるので、建築材料(シートの次にトタン波板屋根)、そして水道タンクなど、やはり山岳地で獲れないお米や豆(ダル)、調味料は必需品だ・・・

ここでも、冬対策の為に、今までの倒壊した石積み壁を泥では無く、高額なセメントを活用するか、どうするかと話題になるが、そんなお金は無い・・・
写真のバルパック村へは、道路が開通したので、随時物資が運ばれるようになっているが、山奥へは、まだまだだ・・・一部報道にあるような、物資配布での混乱や強奪は無く、人々は穏和だ・・・(つづく)

助さんのfacebookから転記

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<拡散希望>
ネパールで活動中の助さんが、一時帰国し、大阪と東京で報告会を行います。

<大阪>
日時:5月21日(木) 19:00~
会場:新大阪健康道場(大阪市淀川区西中島4丁目32-1 YS新大阪ビル301)
(阪急京都線南方駅、地下鉄御堂筋線西中島南方駅 徒歩3分)
参加費:無料(吉村さんの活動支援募金を募ります)
お問い合わせお申込み:hirofumimeuto☆docomo.ne.jp までご連絡下さい。
※☆を@に変換してください
詳しくは:http://d.hatena.ne.jp/meuto+bon/20150508

<東京>
日時:5月23日(土)午後2時~4時
会場:日本財団ビル2階大会議室A(東京都赤坂1-2-2)
参加費:無料ですがカンパをお願いできればと思います。
*当日受付等、お手伝いいただける方おられましたらご連絡ください。
お問合せ:勇気野菜プロジェクト・杉浦080-5494-3439
詳しくは:https://www.facebook.com/yukiyasaip?fref=nf
もしくは イベントページを参照願います:https://www.facebook.com/events/1574134149503672/

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<OPEN JAPANの緊急支援プロジェクトへご協力お願いします>

郵便振替口座 02250-5-126661口座名 一般社団法人 OPEN JAPAN

●他の金融機関から 店名 二二九(ニニキユウ)店 当座 0126661

 

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ネパールの様子(助さんからの報告⑧)

5月10日~13日の助さんのネパール支援の活動をダイジェストに報告します。

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<5月10日>

シンドウパルチョーク県の7つの集落支援から豪雨の中、昨夜無事にカトマンズへ戻った。過去に体験した海外の被災地(パキスタン、インドネシア地震、フィリピン台風)への道の中でも、今回の行程はかなり困難だった。
カトマンズで4台のトラックに3トンづつ、医療班と炊き出し班、スタッフのジープ4台の総勢28人と現地からの案内役のバイク2台での部隊となり、早朝より積み込み出発。

中国国境まで100キロ圏内となる町ドラルガハット(Dolalghat)まで約60キロは、すんなり到着できるが、この先は次第に被災家屋が増えて道も悪くなる。このドラルガハットには、小さな食堂やゲストハウスが数軒あり、唯一のホテル(Wi-Fi可能)には、国際NGOの拠点ともなっている。
ドラルガハットから少し登った所にある警察の検問所から、安全対策で警察官の同行があり、次第に山間部へ入ってゆく。町並みは、空爆を受けたような被害が続き、多くの方々が倒壊家屋から使える木材やトタン屋根を運び出し、掘っ立て小屋を作り始めていた。やはり、各地ではシートが不足しているが、この数日でも多くの団体がかなりのシートを運び込んでいた。しかし、地図上で見ても、道路から数日歩いた奥地で生活している方々への支援はかなり大変と想像できる。

山間部に入り、2つの川の中も走り抜け進んでゆくが、午前中は晴れていたが、やはり午後から雨が降り出し、道は一気に泥沼となる。途中、対向車もスタックして動けない状態にもなり、総員ずぶ濡れで押し上げたりしつつ、目的地を目指した。
村の手前でやはりこの先に降りてゆくと道が危険な状態で空荷のトラックが今日中にカトマンズへ戻れなくなる可能性もあり、村人に途中まで来ていただき物資の配布を行った。
このあたりの集落では、見事な段々畑を作り、トウモロコシやジャガイモ(場所にもよるが年3回収穫)、玉ネギ、菜の花などの販売で生計を立てている世帯が多い。

この地域の家屋は、四角く割れる石を積み上げたり、泥土と併用しての壁を作り中で煮炊きをしていた。その耐震補強が無い家屋が軒並み倒壊し、命が助かっても食糧や衣服、貴重品が埋まり、降水量が増え始めている雨で使い物にならなくなっている。
特にお米などは、買わないといけないので、今回の支援でも「シートも必要だけど、お米も助かります・・・」との声だった。配布する時から雨があがり、村人たちは笑顔で山に向かって歩いて行った・・・(5月10日 つづく)

<5月11日>

5月11日の日記より(今朝、日本での震度5地震とほとんど同じ時間の夜中3時過ぎにネパールでも地震があった・・・)
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シンドウパルチョーク県のゴルチェ(Golche)村周辺への緊急物資支援を終えて、私と翌日入る予定のシンドルチェ(Sindurche)村の方々5人は医療班などの本隊と別れて途中のドラルガハット村で1泊した。翌朝、この日はインドTATA社製の四駆ピックアップトラックをチャーターして標高2300mの奥地を目指す。

ドラルガハットから約25キロほどでチョウタラ(Chautara)町に到着するが、3~4階建ての沿道に立ち並ぶガストハウスや商店の倒壊家屋が目立ち、この町だけで144人が死亡とのことだ。グラウンドには、ノルウェーからの医療班や子どもたちを遊ばせるNGO、炊き出しをする一般ボランティアの姿がある。子ども達の表情は、笑顔で歌ったりする姿もあるが、テント内に残っている子ども達の表情には不安な顔も残り、服装で貧富の差も感じられる。

テント村には300人前後の方々が避難している様子だが、村と違って町の被災者は大きな倒壊家屋を撤去しないと住む場所が無いので、いつまでテント村になるのか不明だ。(このチョウタラ町では、12日の地震で再びかなりの建物が倒壊した情報あり)
この町までは、舗装路なので割と時間通りに行けるが、この先の約20キロは、困難な道のりで約15キロの道のりを3時間以上もかかってしまう。
チョウタラから登った最初の集落では、NGOのPlanが2トントラック3台分のシートやロープを配布中で、名簿を作成し整理券を手渡し混乱無く手渡せている。
その先は、昨日の雨で土砂崩れが発生し通りかかったバスが巻き込まれ、半日動けない状況というので、チルホール機材と日本から装備している牽引ロープを活用し救助。
更に山岳地となってゆき山の稜線や峠を越えてゆくと再び雨が降り出した。
あと数キロ地点までたどり着いたが、土砂崩れの為、村人が必死にスコップで道を作っていた・・・・(つづく)

<5月12日-1>

今、カトマンズで大きな余震が発生し、2分ほど揺れました!富士山ゲストハウスにいましたが、無事で水出さんは「4月25日と同じぐらいの揺れだった!」とのこと。近所の商店は店じまいをして、あちこちに逃げています!
地方も被害も気になります!動画がアップできればのちほど。今も揺れています・・・停電だ

<5月12日-2>

たった今、かなり大きな地震が発生!カトマンズ市内は、多くの方々がパニック状態ですが富士山ゲストハウスは大丈夫です。
午前中の打ち合わせで、午後からゴルカ支援の先発隊で向かう予定だったが、一気に道路渋滞の可能性もありだ・・・

(動画)
https://www.facebook.com/seiji.yoshimura.73/videos/966883373336427/?pnref=story

<5月12日-3>

現在、ゴルカ地区(予定では、昨日午後にチトワンでの物資購入、トラックチャーター~バルワで山岳地帯の方々数十人と登山チームと合流、2日間の徒歩輸送計画)へのアクセスや山岳地帯からの物資輸送ルートの安全確認をしていますが、各地で寸断されている可能性あります。

シンドウパルチュークの村では、ようやく瓦礫と化した家を片付けつつ廃材とシートで雨露をしのげる状況が一変し、土砂崩れの危険性の無い地区への避難を余儀なくされています!

私たちの仲間3名が第二陣として、17日到着いたしますので、緊急支援活動のカンパ託せます!どうかご協力お願いします!

先日到達した山岳地の小さな村は初めて訪ねた外国人の私を涙で迎えていただきました。
この地に来ることの大切さを痛感しています!

<5月13日>

今朝、昨日の地震で数十人が亡くなった地区など捜索活動が継続しているならサポートしようと現場へ向かった…

倒壊と言うより崩落した印象の瓦礫にはすでに生存者の情報は無く警察救助隊は引き上げていった。

不安な夜を過ごした方々はヒビが入った家から荷物を運び出している。

街中の医療テントの声が届きますように……

昨日の揺れてで心が折れそうになっています!

助さんのfacebookから転記

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

石巻でも昨日久々に大きな地震がありました。
どこで何があるかわからない。
備えなければ。(T)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<OPEN JAPANの緊急支援プロジェクトへご協力お願いします>

郵便振替口座 02250-5-126661口座名 一般社団法人 OPEN JAPAN

●他の金融機関から 店名 二二九(ニニキユウ)店 当座 0126661

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