月別アーカイブ: 2011年 11月

OPEN JAPAN ブログ - 日々の活動などなど

旧北上川~。

四万十塾のケンです。

うっすら曇り空の下、石巻の地元の子供~大きな子供、
そして殆ど石巻市民?!のボランティアが集まり、1dayカヌースクールを行いました~。
kyukitagamigawa

初めての方も、そうでない方もしっかり基本レクチャーを受け、いざ旧北上川へ!
レクチャー 練習中

すぐご近所の女の子も「一緒に乗ろうよ~」といつも見ていた川の上へ。
暖かいお昼ごはんを食べて、
いざ「レッツラ・go!」
ランチ kyukitakamigawa2

ランチを食べてもおやつは別腹!
「山ケーキ、お一人様いくつでもど~ぞ~!」
oyatsu

丁度、鮭の漁をしていました。
ryoshi
さすが、地元!?漁師!
ryoshi2

(四万十塾のHPより抜粋)

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カーシェアリング × 学生整備プロジェクト!

姫路にある日本工科専門学校は阪神淡路大震災から『学ぶ技術でボランティア』という理念で、学校が主体となって学生たちに学んでいる技術を使った社会貢献をすすめています。

今回、総勢15名の学生が石巻に来て、日本カーシェアリング協会が提供している車両の無料点検や、スタッドレスタイヤの交換など、日々学生たちが学んでいる自動車整備の技術をボランティアとして生かして頂きました。

ビデオは開成第一仮設への贈呈式の様子です。贈呈式の後、日本工科専門学校の校長である内藤先生とばったりお会いして、コメントを頂くことが出来ました。
阪神淡路大震災以降、様々なボランティア活動をされてきた実績が今回の震災でも十分に生かされています。ぜひビデオをご覧下さい。

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ふくしま子ども元気村プロジェクト 第2回

ふくしま子ども元気村

ふくしま子ども元気村

今年7月末に新潟と福島を襲った豪雨災害。その時に、福島県の金山町という被災地に石巻からボランティアが駆けつけ、約1ヶ月間滞在し復旧活動を行いました。その滞在期間中に、金山町の方々との絆が深まり、この「ふくしま子ども元気村」が開催されるきっかけとなりました。

10月28日から30日の2泊3日間、福島県奥会津の金山町にて、放射線量の高いところに住む子どもたちを、放射線量の極めて低い奥会津で自然体験をして過ごしてもらうプロジェクト「ふくしま子ども元気村」を開催しました。参加絆メンバーは27日の準備日と31日の後片付けを通して4泊5日間、福島県にて活動をしてきました。

朝食は色とりどりのサンドイッチ

朝食は色とりどりのサンドイッチ

10月29日(食事、カヌー担当:カエちゃんレポート)
朝7:30に朝食。サンドイッチはカボチャレタス、カボチャ&クリームチーズ、ブルーベリークリームチーズ、ツナ、タマゴ、生ハム野菜、カレーチーズ、ジャム。朝からサンドイッチバイキングとちぃちゃん特製オニオンスープで大満足。量もぴったりで好調のスタートです。お腹が満たされたところで沼沢湖へ出発。紅葉の山々に、昔話に出てくるようなかわいらしい家が並ぶ光景にうっとり…。金山町は車窓の景色がとても楽しめます。

午前と午後、カヌー班とネイチャーゲーム班に交替で参加。カヌーは子どもたちとお母さんたちに分かれて乗りました。水のかけっこをしたり、黄色い島に上陸したり、“国境”を越えたり、はしゃいでいるうちに一艇が…沈。でも子どもたちはそれが思い出に残ったようです。お母さんたちも自分自身が楽しめたようでいい笑顔でした。ネイチャーゲームのほうは、会津から専門の方が来てくれていました。自然のなかに隠された人工物を見つけるなど、いつもと違った自然の楽しみ方ができたようです。お昼ごはんは、きのこご飯と、ホウレンソウのおひたし、焚き火で作った芋煮。芋は山形から届いたもの、芋煮の味付けは仙台風の味噌味でした。ひと遊びした後には、焚き火で焼いた焼き芋タイム。子どもたちは焼き芋が大好きなようで、小さい手で芋をにぎりしめていました。焼き芋は地元の人からいただいたもの。落ち葉もたくさん落ちている湖畔での焼き芋は、秋ならではの楽しみです。このとき見かけたバス観光ツアーは仙台から来ていたらしく、福島にお金を落としたいから開催されたツアーということでした。仙台も被災しているのに、その気持ちがすごいなぁと思いました。

ハロウィーンパーティーの準備

ハロウィーンパーティーの準備

金山町は温泉が出ていて、何カ所もでかけ流し温泉に入れます。沼沢湖から温泉に直行し、ポカポカ温まったところでクリームシチューメインの夕食。かなり盛りだくさんの1日でしたが、この日が最後の夜になるというころで、夕食後に“ハロウィンパーティ”がスタート。窓を飾り付けて、ハロウィン風ケーキ?を食べたり、プレゼントを渡したりと盛り上がりました。電子ゲームを持ってきている子もいたのですが、みんなで遊んでいるほうが楽しいと言って電子ゲームを閉じていたそうです。それを聞いて嬉しくなりました。

子どもたちが寝静まった後は、お母さんとスタッフも交えての交流会。ちょこっとお酒も飲みながら、楽しい話も、真剣な話も…。家の窓側が放射能の値が高いから近づかせないことや、移住を迷っていること、これからの福島についてなど、お母さん同士深夜まで話し合っていました。子どもたちの前では見せない、お母さん方の顔でした。

震災以降、子どもたちが外で遊べないので、今回は久しぶりに子どもたちののびのび遊ぶ姿が見れて良かったというお母さんたち。参加したスタッフも予想以上に楽しめて、誰もがいい1日だったなぁと思える雰囲気でした。

野菜パンケーキ

野菜パンケーキ

10月30日(食事担当:今回の料理長あんこ先生レポート)
第2回目となる『福島こども元気村』に今回も参加させて頂きました。
前回とは景色が一変。
自然林が豊富な金山町の山あいは紅葉真っ盛り。
会津坂下からの移動だけでも存分に秋の景色を堪能しました。

宿泊施設の教育村会館に着くと1ヶ月半振りに会う地元のスタッフに顔を忘れられる事なく暖かく迎えてもらいました。
そして、今回もまたまた元気村の村長から大量の地元のとれたて野菜の差し入れが。
白菜、大根、カボチャ、サツマイモ、ほうれん草、ゴボウ。
近所のお豆腐屋さんからも自家製のお味噌を。
予定していたメニューから、せっかくなら地元の野菜をふんだんに使った料理に。と、皆で盛り上がりながらメニュー変更。
今回の地元野菜を使った料理は…
・根菜たっぷり芋煮
・白菜とろとろクリームシチュー
・ほうれん草とベーコンのソテー
・焼き味噌おにぎり
・薩摩芋とひじきの炊き込み御飯
カヌーの合間には炭火で焼き芋も。子供も喜ぶメニューとなりました。

植樹祭の様子

植樹祭の様子

また、カヌーや沼沢湖畔でのネイチャーゲーム。翌日の植樹祭。
震災後、外で目一杯遊ぶ事が出来ない分の発散になったのは子供だけではありませんでした。
福島県内でも地域によっては子供を外で遊ばせるか遊ばせないか等、親御さんの中でも温度差がある様です。
自分が過敏になっていて、子供を縛り付けてしまっているのでは…。と、悩んでいるものの打ち明ける場所が無い。
夜の懇親会は、同じ意識のお母さん達で話し合える貴重な時間になった様に感じました。

金山町では長期に渡って、このイベントを続けていきたいそうです。
私自身、福島県内でも放射線量を気にせずに、子供達が外で遊べる場として今後も多くの方に参加してもらいたいと思っています。
また、水害で観光客が激減してしまった金山町にもこのイベントを通して活気が戻る一つのきっかけになって欲しいです。

次回開催の頃には秋から冬の景色になっている金山町。
これからも自然を感じる企画が楽しめそうですね。

アメリカ、メイン州からの贈り物

アメリカ、メイン州からの贈り物

10月30日、31日(食事、キッズ担当:ケイちゃんレポート)
朝一番に起きてきたのは小学校5年生の2人組みリョウパラ。お母さん方は前の日3時までお話をしていてお寝坊さん。朝ご飯の時間に子どもたち2人しかいないという面白い事態になりました。朝ご飯はあんこ大先生特製のミネストローネ。そしてチョコレートケーキパンケーキと、野菜のパンケーキ。野菜のパンケーキは青汁入り。よしこさんのアイディアです。どれも美味しく大好評でした。少し遅れた朝ご飯が終わり金山町のイベントである植林へと参加しに行きました。植林は地元の人と交流をして1人一本植えました。お昼ご飯はサツマイモのひじきご飯とあんこ大先生特製車ふの卵とじと餃子スープ。とっても美味しくたくさんおかわりをしてくれて完食でした。
1日のすべてのプログラムが終わり最後に昨日リョウパラが作った歌をみんなで歌いました。1番までしか歌えなかったのでまた一緒に歌うことを約束してその歌詞カードを預かりました。歌詞カードを見ながら昨日の夜ことを思い出しました。「歌を作ろう。」夜仲良しの2人組が隣に座り考え始めます。「題名は?」「僕の願い。」「よし。それいいね。」ウクレレを片手に音を鳴らします。それに合わせて言葉を作っていく。さっきまで「僕は新聞屋さんの後を継ぐことが願いだ」と言っていたのに、書き始めると自分のやりたいことはどこかに忘れてしまったように違う歌詞が出てきました。リョウパラはいつも一緒にいるので「仲良しだね。」と声をかけると「こいつもうすぐ引越しちゃうから。」と。

カヌーに乗って水の上へ

カヌーに乗って水の上へ

似たような境遇で子どものために引っ越すと決めた家族と福島にのこると決めた家族。どちらの親も選択を迷い、不安を抱えていました。それでも2人が分かれるということは事実です。引越しは誰でも体験することだけど、理由が放射能となるとやっぱり悲しい。最後の感想で「いつもは放射能のことがあるので外では遊べないけど、今回思いっきり遊べて良かった」と話してくれました。
彼らはいっぱい考えていっぱい感じています。お母さんたちが悩んで考えて迷っていることもわかっていると思います。でもこの状況の中にいてシンプルに考える彼らの本音の願いはきっとこの歌詞のことなのかもしれないと感じました。

「ぼくの願い」
作詞・作曲 リョウパラ

①ぼくの願いは三っある、願いの一つは世界となかよくー
2たつはえがおでさけぼうそしてさいごの三つめはー
きぼうというひ~か~りー
あの大空にたびだとう
そしてみんなの笑顔をみようー
みんなのえがおぉー

②~~~~~~~~
~~~~~~~~
ラーラー~~~~~~~~
ル~ルル~~~~~~~~
ラーラー~~~~~~~~
ル~ルル~~~~~~~~
なみだのかずだけしあわせふえる~

③だーけーどーぼくの願いはかなうさー
ぜったいかなうさー

集合写真

集合写真

31日、みんなが帰った後最終のお片づけをしました。そして沼沢湖にカヌーを取りに行きました。天気予報では雨。朝から雨が降っていてあわよくばカヌーに乗りたいという願望はあきらめるしかないねと話していました。しかし!沼沢湖に行くと一気に天気になり、カヌーに乗ることができました。たくみさんがカヌーを教えてくれてみんなでカヌーを満喫。湖はキラキラ揺れていて、紅葉もきれい。さっきまで自分たちがいたところをカヌーに乗りながらみるとまた全く違った世界に見えました。とっても心地よく贅沢な時間。
とにかく我武者羅に進んでいた私たちでしたが、この日はいろんなことを忘れて楽しみました。その時に虹が見たいとお願いをしたら帰りによしこさんが虹を見つけてくれました。素敵な大自然に出逢えて楽しいひと時となりました。ありがとうございます。

写真担当:ちぃちゃん

 

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落語家三遊亭京楽師匠のお話をお聞きしました。

10月17日に南境生活センターで行われた三遊亭京楽師匠をお迎えしての落語会がありました。(参考:ありがとう!南境生活センター

数日間被災地に滞在して数カ所での落語会を回られた京楽師匠が再度ベースにお立ち寄りくださいました。そして震災とボランティアについての想いを語って頂きましたので是非多くの方に聞いて頂けたらと思います。

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熊野絆 報告 11月3日

11月3日 田辺市本宮町三越 奥番地区(8世帯10人)解散式に参加しました。式には地区出身の方、親類など約2百人が出席。偶然うーぷーがお世話になっている先生に会いお話を伺うと母の実家が奥番とのことで、区長さんは先生の叔父さんでした。地区住民のお一人が台風による山崩れ前に亡くなったため、他の住民の方が外へ集まっていた所、土砂崩れが起き避難することができたという話も先生に教えてもらいました。
お婆ちゃんたちが涙ながらに抱きあい「元気やったかい」と声をかけあう姿もありました。
家を直すという話もあったそうですが、維持していく人もなく、先々なくなる村だから。ということも聞きました。
おじいちゃんお婆ちゃんが先祖代々山を守りこの村を守ってきたんですよね。限界集落、林業の問題、またまた生き方を問われていますね。
(うーぷー氏報告)

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