カテゴリー: マッド&ガレキバスターズ

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【台風12号】整体リーダー津田さんより

絆として一緒に活動を続けてきた整体チームのリーダー津田さんも和歌山の出身です。石巻に来る予定を急遽地元支援に切り替えて現場入りしました。

以下、津田さんからの報告が届きました。

昨日の出来事

雨による(降らなかったけど)土石流警戒のために、(昨日警報あり)井関の仮ベースから、道の駅の車中泊に切り替える予定で準備していたところ、うーふ(武部)さんの奔走で、 那智勝浦から25キロ西の串本町の潮岬青少年の家が絆に宿舎提供してくれることに。
串本町は、津波の防災意識が高いために、津波被災地域で活動していた団体ということを非常に評価してもらい、町長自らの判断で、地元の津波防災訓練などの拠点になっている同施設の提供をいただく。
カイコだなベッドの温泉も入れる大きな施設。
ここを無料で(素泊まり約1500円シーツ代含む)提供。費用は町と施設で折半。
館長は、新宮市の被災された方で、お母様と同施設に避難中でもある。
期限は一ヶ月。ただし、二ヶ月の長期使用も視野に入れているとのこと。
資材置き場として、体育館の一部を提供していただける。
厨房での自炊・炊き出し準備もできる方向で調整中。
今日の午後からひーさんと津田で町長さんにお礼のごあいさつに行ってきます。

 「絆」の過去の活動から生まれた絆で、なれないことで固まっているボラセン(那智勝浦)が、少しずつ溶け始めてています。那智勝浦ボラセンに届く支援物資が、絆の活動つながりのものばかりだったりします。(助さんに感謝)全国社協の担当者がひーさん
と顔見知りだったりします。そういう事実で話が進んでいきます。

「被災地東北の人の想いを受けて、先遣隊として活動している絆」いうコンセプトで動いている流れになっています。被災地を応援したいという多くの人の想いが実現するように、県外からの支援受け入れに向けて、角を立てないでその状態をつくるように活動しています。

【今日の活動】

●那智勝浦ボラセン支援

トム、たくが、那智勝浦ボラセン張り付き、ゆるやかに、おだやかに関係強化。聞かれたことに答える形でアドバイザー待機。どんどん質問がでて、気持ちよく頼ってもらえる関係づくりが進んでいます。

●那智勝浦・仮ベース付近 井関支援

 やす、桃、林、いずみさん、ジョナサン
 現地民のゆうちゃん

 ニーズをひろって「もぐりボランティア」実行中。

●古座川支援

 がってんさん、ニーズ調査
 昨日那智勝浦で「県外ボランティア受け付けていません」だった「め組」で活動した経験のある女性が7人ほどこちらに入っています。

●熊野川町調査
 
 昨日がってんさんが通った橋は、そのたぶん直後に落下物(岩?)があって通行禁止に。もう一本だけ橋が残っているので、それを見に行くかもしれない。(がってん)
 

●拠点探し

 津田・大阪の島崎さんと合流して、三重県側・新宮の家屋・マンション空き部屋提供を見に行ければいく島崎さんは青山さんと知り合い

●情報発信

 青少年の家のパソコンを自由に使わせてもらえることになりました。詳細を出していけそうです。

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【台風12号】元祖マッドバスターズ・がってんより

2陣で絆ベースから出発しました北海道のがってんと旅商人の

がってんから下記のような報告が入りました。

新宮市熊野川町、国道168号線寸断のため、三重県熊野市から現地入り。

どろ八丁ジェット船乗り場、高さ20メートルが流されている。20せきはあるはずのジェット船は一隻しか見当たらず。

二階が完全に水没。20メートルの高さの橋の上に倒木多数。

電信柱の上に家が引っ掛かっている。

熊野町行政局は避難所の数も避難者数も把握できず。高齢者多数。

三重県から入るルートのメインの橋は、調査隊帰還数時間後に破損状態に問題ありで封鎖。

台風の水害で2階まで水没…それはまるで女川町のようだと…

女川のあの壊滅した町の様子がまぶたに浮かび絶句してしまいます。

そんな大変な状況を受けて、本日また第3陣が出発しました。がってんの報告によると、孤立地域には食料すら届けられないところもある…とのことで、炊き出し機材/食料を軽トラいっぱいに積み込みました。

 

石巻からの応援の気持ちを背負って、3人が新たに現地入り。また報告が入り次第、現地情報をアップしていきます。

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金華山ご支援を続けています

震災の混乱がほんの少しだけ治まったように思った5月の連休明け、牡鹿半島の先にある離島金華山へ行きました。先遣隊として行ったのは、リーダーの助さん、祭りプロジェクトからひーさとひぐっちゃん、そして事務局のナカコです。

金華山2011年5月21日撮影

金華山というのは、黄金山神社と国定公園からなる小さな島で、恐山・出羽三山と並び東北三大修験に数えられる神秘の島。震災前は毎年7万人の参拝客が訪れる神社(島)でした。

この度の震災では、震源に最も近い有人島ということで、津波はもちろんのこと地震の被害が甚大で、境内のいたるところで崩れた灯ろうや石垣等がそのままに取り残されていました。有人島とはいえ、住民登録がないこの島へのあらゆる支援が後回しになってしまうのは、この非常事態において誰も責めることは出来ません。私たち絆ベースとしてもいつか必ずご支援に入りたいと思ってはいたものの、半島でも市街地でもまだまだ人手不足で、なかなか離島まで行くことができなかったのです。

狛犬を人力で元の位置へ

そして5月の参拝から3ヶ月の時を経て、8月20〜22日の2泊3日、32名で金華山へのご奉仕をさせて頂くことが出来ました。
参照:吉村誠司の地球日記 Seiji Yoshimura’s Diary
金華山神社の復旧支援その1
金華山神社の支援活動その2
金華山神社の支援作業その3
心を金華山へ

小渕浜など色々な場所で見かける石碑の中には金華山が祀られており、石巻牡鹿半島の方々から格別の信仰を寄せられる神社です。『心の復興を』と言われる中で、この信仰の地でも支援活動させて頂くこともまた意義のあることだと信じています。

震災から半年になる9月11日、金華山で『復興祈願祭』が執り行われることになりました。わたしたち絆ベースからもこの祈願祭に参列させて頂き、翌12日から2日間支援活動を致します。

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カヌーデイin荻浜 with GAKUVO

ここの浜から瓦礫をカヌーに乗せる

ここの浜から瓦礫をカヌーに乗せる

25日、朝7時30分、ミーティングの掛け声が終わったと同時に牡鹿半島荻浜に向いました。今日はカヌー(カタマラン4艇ソロ1艇)と漁船2隻、と2トンダンプ2台、ユンボ、ユニック(助さん)、日本財団ガクボ(学生ボランティア)、RQ、チームユキオちゃん、きよしさん&ごうたさん、計89名の力で浜辺の瓦礫撤去作業を行ないました。 漁船で対岸に渡り、カタマランカヌーに瓦礫を積んで、漁船で引いて浜に戻り、ユニックと人力で2トンダンプに乗せて運ぶ作業を繰り返しました。ときにはユンボでトン袋を積んだりもし、なぜかライフジャケットを着てユンボを操縦する姿もみられました。前回参加したガクボさんから自主的にボランティア活動をはじめた、たくみジャパン(同じ名前でした。)のたくみさん、今回のガクボ海上保安大学生たちと、ボランティア活動が今後のそれぞれの活動につながっているのを感じました。

瓦礫を積んだカヌーを陸まで漁船に引いてもらう

瓦礫を積んだカヌーを陸まで漁船に引いてもらう

26日、朝から小雨がぱらついています。気温も低く、本日の作業は慎重に行なわねばなりません。今日は効率を上げようと、もう一艇カタマランをつくりました。が、載積しすぎたため、バランスを崩しカヌーが沈むというアクシデントも。たくみくんがソロで落ちた瓦礫を浜に運び、その後はバランスよく積むことを重視しました。やはり、漁船で瓦礫を積んだカヌーを引くという作業にはコツが必要です。現場でやりながら覚えていくしかありません。作業は明日まで継続、明日は3日目、この浜を綺麗にして完了したいところです。

ユニックを使っての陸揚げ、助さん

ユニックを使っての陸揚げ、助さん

27日、本日は晴天なり。ガクボさんもカヌーをひきながらの漁船の操縦にリズムがでてきました。午後まで目いっぱいがんばって完了。指揮をとっている日本財団クロさんからは「今日の作業は100点!」との声に、みんな嬉しそう。神戸からノブさんチームが荻浜にフォークリフトを届けてくれるという素晴らしいプレゼントもありました。荻浜中学校では大運動会が開催され、地域の方が元気に活気付いている話を聞いて感動しました。ユニックを操縦してたくさんのものを運び出した助さんとの連携も素晴らしかったです。今回のカヌーデイ、明日は番外編、カヌースクールを行ないます。 (よし子)

手作業での陸揚げも

手作業での陸揚げも

 

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志津川「上山八幡宮」へ

南三陸市志津川に「上山八幡宮」という神社があります。町全体が津波に飲まれてしまった志津川の町を見下ろす山に建てられた八幡様は海上安全の神様です。

先日の雨で予定していた活動が中止になってしまったので、急遽こーじが水産加工工場の清掃(関連記事:パレット洗浄)をアテンドして知り合った福岡大学のボランティアのご縁でこちらの神社とのつながりが出来ました。

 

 

 

 

このご縁がもしかしたら絆として重要な出会いかもしれません。まさに雨の恵み。

色々な事情でボランティアによるガレキ撤去等はあまり行われていない志津川の上山八幡宮の例大祭が行われる9月15日の前に、絆からも人を送りたいと思っております。

支援に先立ち、資材も不足しているとのことで、一輪車と角スコ、土嚢袋、トンパックを持って行きました。

今後も引き続き報告して行きます。

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