写真プロジェクト旧市役所です。

ようやく落ち着いてきた感じがします。最近は細かな作業を進めています。
本日より、重なってかっちかちにくっ付いた写真の複写を始めました。

方法は以下の通りです。

1.水を張った桶に重なってくっついた写真を付けておく。

2.ゆっくりとはがす。
(※はがした後は洗浄しない。洗浄すると消える写真があるため。)

3.複写する。

4.複写後、写真を洗浄場所に運び、洗浄できるものは再洗浄し、その後干して乾かす。

一枚ずつはがすと中はとてもきれいな状態で残っているものが多いです。

丁寧にゆっくりやることで残る写真はたくさんあります。この作業はもう少し継続の為、一枚一枚大切に扱っていきたいと思います。

ちなみに今日は「め組JAPAN」からお手伝いに来ていただきました。ありがとうございました。

大川小、福地の広部です。

福地は、震災から半年、節目となる今日は、お盆を超える来場者数がありました。正直、地元で被災されている方達は、３か月や半年といった期間の区切りを特別意識することなく、過ごしているんじゃないか（区切りは自分でつけようと思ってつけられるものじゃないだろう）と思っていました。ただ、一週間ほど前から、幾度も来て頂いている方達から、１１日にも、私が現場に出ているのかどうかを尋ねられ、少し意外に、また、うれしく思ったものです。『半年も経ったんだから前を向くしかないじゃない』、との泣き笑いの方の顔に、私自身、そうか半年か、と初めて実感を持ちました。

石巻市に来て、はや２か月が過ぎ、プロジェクトに従事していけばいくほど、自分が慣れてしまっていくのが分かりますが、時折ボランティアに分からないように、こっそり鼻をすすっている方達を見ると、一気に初心に引き戻されます。これからの半年こそ、生き残った人たちが、前を向いて生きていけますように。

福地より。先日、ようやくお休みを頂いた広部ですが、その時、一日リーダーをして頂いた、たまちゃんです。貫禄十分、ボスな雰囲気です。私も尻込みしてしまいます。もったいないので、二日目も、リーダーをやってもらい、私は、たまっていた特殊作業をもくもくとしました。昨日、東京に帰りましたが、本当に助かりました。ちゃんと写真撮っておけばよかったです。次来てくれるとすると、１０月１，２日らしいので、私は会えなさそうです。この写真は、マニュアル掲載用の分類作業中の写真なので、ちょっと猫背気味に作業している本人は、不本意だと思われます。ごめん。

ただ、この日で、一番経験が必要で、詰まっていた分類作業が一旦全て終了し、後は、作業をラインに流すだけなので、ぐっと、楽になりました。

また、展示アルバムが急増しているので、一人あたりのお持ち帰りの写真点数が、一気に増えてきました。本日は、6冊ものアルバムを見つけられた方がいました。こっちも驚きましたが、本人が一番驚き、喜んでいました。まもなく、震災から半年、『まだ』なのか、『もう』なのか人それぞれだと思いますが、少しづつ、笑ってくれる人が増えてきた気がします。

こんばんわ。

写真プロジェクト旧市役所の現場です。

今日で5週間(1週間単位でメンバー交代)の長期でボランティアに来てくれていた武蔵野大学(学生、先生、職員さん)が終わりを迎えました。
1週間ほぼ同じメンバーだったため、作業の説明をしなくてもほとんどの作業ができるようになり、とても頼もしい存在でした。

さらに細かい作業のお手伝いや新しく来たボランティアさんへの洗浄指示もやってくれるなど、本当に助かりました。ありがとうございました。

武蔵野大学さんのボランティア支援活動報告が下記のページから見ることが出来るのでぜひとも見てください。仙台の西本願寺からの活動の為、写真以外の活動もたくさん載っていますよ。
http://www.musashino-u.ac.jp/guide/profile/pickup/volunteer/index.html

明日、以降は寂しくなりますね。

一昨日より、玉ちゃんが、再び、石巻市福地に来てくれました。いつもお世話になっている、ＲＱという団体のスタッフで、前回は、７月下旬にいてくれた子です。私に、休みをくれるために、インターンの合間を縫って、来てくれたとのこと。

・・・目から汗が。

というわけで、９月の８日までしか居られない玉ちゃんですが、私が休む日の一日リーダーを務めるため、鋭意修行中です。写真の洗浄作業をしているくせに、写真を撮るのも撮られるのも、あまり好きじゃやない私ですが、今度、福地の誇るコアメンバーの紹介記事を書こうと思います。写真も一緒にアップします。

今日は、この辺で。