京楽師匠落語会。
今回は、東北電子と前山の2会場で行われました。
どちらの会場も、たくさんの方に来ていただくことができました。
ありがたいことです。
両会場とも、笑いが溢れていました。
大地の震え3部作「天使の産声」では目を真っ赤にしながら聞き入っている方もいらっしゃいました。
茶話会は、ほとんどの方が残ってくれて、一人一人が師匠の質問に答えながら津波の時の様子を話してくれました。
普段だったら住民同士ではなかなか話題にできない事なのではないでしょうか。
あの時自分はどこにいたのか、どうやって津波から逃れたか、自宅はどんな状態なのか・・・
ひとりひとりがお話されていました。
京楽師匠はそんな住民のみなさんのお話をじっくりと耳を傾けておられました。
みんなで笑ったり、誰かの話に聞き入ったりと茶話会は盛り上がりました。
サンライスの活動でも、対象者の方に当時のお話をして頂けることはありますが、こうやって大勢の前で自分の体験を話す事はなかなかない機会だったのではないでしょうか。
辛かったこと、大変だったことを話せるようになるということは、とても大切なんだそうです。
前山での茶話会後、帰るときにこんなことを話していったお母さんが居ました。
「今日はね、すごく楽しかった。
阪神の時の話も感動したよ。
ああやってみんなの前で話したのは初めてだ。
私、順番でマイク持って皆が話してるとき、すごくやだな・・・って思ったんだ。
ああいうの苦手だし、話したくないって思ってたんだけどね。
マイク持たされて、あの人(京楽さん)と話したら自分でもびっくりするくらい言葉が出てきたんだ。
なんかね、喋ることができてすっきりした気がする。
ほんとにありがとね。
また来てね。」
お母さんの笑顔がすごく嬉しかったです。
※京楽さんの防災落語、携帯で撮ったので見づらいと思いますがベースのパソコンのデスクトップに落としてあります。
ベースに来られた際は是非ご覧ください。
おざ