カテゴリー: 写真プロジェクト

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大川小跡地について

福地でやっている作業は、かなりの部分を大川小学校の品物が占めます。

いろんな方が、ボランティアとして来て、作業して頂きますが、9割以上の方が、短期で一日、石巻市にお越しになり、宿泊先を朝出て、ほぼ復興した石巻市を見ながら、福地で作業に入り、一日を終えて、そのまま帰られます。

それはそれで、非常にありがたいことなのですが、私個人としては、たとえ9時からの作業に間に合わなくても、朝一度、大川小学校跡地で手を合わせ、それから、体育研修センターに来てほしいと思います。

私自身、最初に、大川小学校跡地に連れていってもらった時の衝撃は、忘れられません。どんなに朝のミーティングで言葉を尽くしても伝わらないものが、現地に行くだけで、分かって頂けると思います。

今回は、写真はあえて載せません。写真や映像では、(少なくとも私は)ほぼ何も感じ取れないのだということを、改めて感じています。是非、一度、現地へ足を運んでいただければと思います。

 

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2011年7月7日

たけぞうです。
初めは整体チーム、次にカヌーチームを経て、前回より炊き出し&整体をさせて頂いています。
今回もみなと食堂での炊き出しに同行させて頂きました。


ハエ問題はあいかわらず。
ペットボトルハエ取り、アメリカ軍御用達の?モンスターフライトラップ、ハエとり紙、
アロマリコ(絆メンバー)配合の防虫スプレーなど様々な技術が結集しています。
ハエは半月前よりは少し少なくなった印象がありましたが、これら対処の成果が少しでも出たのかなという空気です。
本日もみなと食堂には定期的にハエの対策をしている、日本防疫殺虫剤協会という方々が来て「おお、だいぶ減ったなあ」と口々にしていました。
ちなみに僕は今日、充電式電撃殺虫灯というのを投入しましたが、一日で成果二匹。つまり却下。
今回はハエに恨まれながら帰る事が目的だったのに、手を振って見送ってくれそうです、、。手強し石巻のハエ。
ハエ達のポテンシャルとしてはこれからが本番だと思うので、なんとか対策をとって、地元の方もボランティアのメンバーも、
快適な時間を過ごしてゆきたいですね。


みなと食堂は中学校の広い武道場の中にあるので、沢山のニーズに応える施設があります。
写真は食堂の片隅に特設されたマッサージ用のテント。
私と、そのお客さんで今回初参加の理学療法士、カナです。
大繁盛でした。手当てのニーズもまだまだ沢山あります。

僕の被災地での施術は短期のみですが、4月上旬から岩手も合わせちょこちょこと半月に一度づつおじゃましています、
時間の経過と共に、今回少しだけ新しい変化のようなものを感じました。

それは、施術をうけて頂く方々の「日常化」の感覚です。
施術以外でもそうなのですが、当たり前にボランティアが働き、それを被災地が当たり前に受け入れて時間が流れて行くような、
どっしりと定着してしまってはいけないあり方の存在も感じる機会が増えました。

絆のメンバー数名にも話を聞いたのですが、
やはりこれからも大事なのは、被災してしまった方々が、その二本の足で立ち上がれる事のサポートなのではないかな。
と思います。

その為には、
地元の方々同士が支え合い、盛り上がって行けるコミニティーの復活、もしくは確立。
地元出身の、地元発信の、地元で生きてゆくリーダー達の活躍。
、、、などが必要になってくるはずです。

たまにしか石巻に居ない僕が言うのは生意気ですが、そんな僕でも強く感じました。
きっと、絆の長期メンバーはもっともっと悩み、考えています。

絆に集まるメンバーでは、ニーズを掘り出す、人と人を繋げるという本当に必要なしごと、
ボランティアの立場で出来うる全ての可能性を模索して前進を続けています。

するべき事はこれから沢山あります。まだまだ人手も支援も必要です!。


たけぞう

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7月2日、これからの福地(大川小周辺拾得物の洗浄・展示)

本日より、私・広部は、石巻市にある大川小学校周辺の拾得物が集められている、

福地体育研修センターで拾得物の洗浄・展示に関わっていきます。

特に、徐々にバクテリアに浸食されている写真をメインとして、

できる限り、地元の方たちの意向に沿った方法で、

きれいにした品物をお返しすることができればと思っています。

大川小学校は、児童を含め約7割の方が津波により命を落とされた象徴的な現場であり、

その周辺地域においても、水没して既に土地自体ない方達がいらっしゃる地域でもあります。

4月から、がれきの間から出てくる捨てられない品物を、とにかく集めていたようですが、

ようやく6月18日より、ボランティアの手が入るようになり、現在に至るようです。

写真の画像は、どんどん消失していってしまいますので、

一刻も早く、多くの写真を救うとともに、生き残った方たちの心の支えになるような、

位牌、ランドセル、学習用品、日記帳など、大事な品物をきれいにしていくつもりです。

 

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