本日9月25日、金華山黄金山神社の例大祭が執り行われました。
3月11日から半年、この例大祭が執り行える程まで少しずつ復旧に向けてご尽力されていたのですが、祭りの直前に襲った台風15号はまさに金華山の真上を通過し、見事に島を飲み込んでいきました。
日野権禰宜からお電話がありました。
「金華山の神様はなかなか厳しくていらっしゃるので…」
私は返す言葉を失いました。
昨日からフジテレビの取材を連れて、助さんたち一行が金華山入りしています。
先日、9月11日は復興祈願祭を金華山黄金山神社で執り行われました。
そのときの写真と、助さんから送られてきた数枚の写真を見比べて頂きたいと思います。
9月11日の復興祈願祭を終えて出港(9月11日)
助さんたち一行を迎える日野権禰宜(9月24日)
前回までは軽トラックでの送迎があったのですが、それはもう出来ません。
変わり果てた港で日野権禰宜が歩いてお出迎えをしてくださいました。
復興祈願祭に向けて、最初の鳥居をくぐる(9月11日)
人力で避けてある脇をなんとかすり抜ける(9月24日)
もう参道もトラックや車両が通れるような状態ではなくなったことがこの写真で分かります。
本当に悲しいことです。
この山肌が崩れてきたのかと…(9月11日)
とっちさんがチェーンソーで道を作っていきます(9月24日)
崖崩れが危険視されていた場所が本当に崩れてしまったようです…
参集殿の脇道も…(9月11日)
土砂が流れてきました。。。(9月24日)
このような状態です。
「金華山の神様はとても厳しい…」
日野権禰宜のお言葉が胸にずっしりと残っています。
わたしたちに何が出来るのか分かりませんが、まずはこの窮状を知って頂きたい。
住民登録のないこの島には行政の支援がなかなか及ばない事実を知って頂きたい。出来れば多くのメディアでこのことを取り上げて頂きたいと思います。
行政にはなかなか難しいのであれば、私たちボランティアでなんとか金華山をご支援させて頂きたいと思っています。どうか皆様のご協力をお願い致します。
詳細は助さんのブログで!→金華山神社の被害現状
9月11日写真撮影 Yoko Sasanabe