月別アーカイブ: 2012年 3月

OPEN JAPAN ブログ - 日々の活動などなど

ワカメ収穫体験記。(表浜漁業再生プロジェクトのブログより)

漁船にも乗ったことのなかったこーじが、ワカメ収穫の体験とお手伝いをしてきました。
昨年8月より動いている、表浜漁業再生プロジェクトの活動の一環です!

朝6:30に小渕の裏の浜へ行くと、すでに一度目の収穫から帰ってきた船からワカメを荷下ろししているところでした。
二度目の収穫に同行させてもらい、出発!
朝の海風は冷たい。

沖にあるワカメ養殖場に着くと、モーターでワカメを少しずつ引き揚げていきます。
一口にワカメと言っても、実は収穫段階で二種類に分かれます。
葉の先の方のヒラヒラしているワカメっぽい部分がワカメ。
そして、根っこに近い方の茎に付いている耳みたいな部分がメカブ。

昔はメカブは捨てていたけれども、近年は市場で値が付くようになり、
収穫して製品化するようになったのだそうです。

さて、巻き上げたら先っぽを鎌で切ってワカメを採り、
根っこの部分からは後でメカブを採るのですが、
揺れるし狭い船の上で正確な作業が必要になるし、
ど素人の自分がいちいち「どうするんですか?」と聞きながら手を出せるような状況でもない。
残念ですが、船上では取材のみに専念することにしました。

船で戻り、陸に揚げたワカメはお湯で茹でてから水で冷まし、袋に取り分けます。
この「茹でかた」のあと、塩蔵と言って塩づけにするそうです。
本当はそのあとも細かく選別したりといった加工工程があるそうなのですが、
仮の作業場では設備が足りず、人手も足りていないため、思うように作業が進まないのだそうです。
そのため、加工が途中の段階でも出荷せざるをえない状況だそうです。

一方、メカブはワカメほど多くの工程を経るわけではないのですが、
陸に上げてから、とてもきめ細かな作業が必要になります。
まず、根っこから耳付きの部分を鎌or包丁で切り取ります。
それを手で一つ一つ選り分け、製品化できる部分だけを拾っていきます。
そして、耳そぎです。彫刻刀のような刃物を使って、茎から耳=メカブを削いでいきます。
悠長に書いておりますが、現場はスピードが命。
ものすごい早さで作業を進めていきます。
茎や耳が飛び交い、全身ワカメ&メカブまみれになること請け合いです。
こうしてひたすら人の手によって加工されていったメカブは、生で出荷されます。

残った茎や根っこの部分は、食べても美味しいのですが、
加工や処理をしきれないので、夕方もう一度船を出して海に返します。
これが養殖の栄養となって、また新たなワカメとメカブを生み出すのですね。
海の恵みと人間の営みに、一つの確かな循環を見た気がしました。

製品化したワカメとメカブは、石巻中心部の渡波(わたのは)にある魚市場に持って行き、競りにかけられるそうです。
昨年は震災の影響で供給不足だったこともあり、今は普段の2倍ほどの値が付いているそうです。
ちなみに渡波の魚市場、津波で壊滅的な被害を受けましたが、現在は仮設テントで営業中、新しい建物も建設中です。

今回の体験では、表浜の漁業が少しずつ、でもしっかりと再生へ向かって歩んでいることを現場レベルで体感できました。
施設も人も十分でなく、作業が思うように進まない状況でも、そこには漁師たちの活気、浜を支える人たちの笑顔があります。
昨年4月に初めて小渕浜に入った時、ここで漁業をやっていた姿が想像できなかったし、
ましてや再開することなどずっと先のことのように感じていました。

でも、表浜は一歩ずつ着実に動き出しています。
浜の人間ではない私には、漁師たちの本当の苦労はわからないかもしれない。
でも、震災以後ずっと浜を見てきた人間として、この歩みを後押しできるよう、
これからも長く、じっくりと応援していきたい、
できることを一つずつやっていきたいと思っています。

表浜漁業再生プロジェクト ボランティアスタッフ
服崎耕司

(ワカメ収穫体験の動画も、近日中にアップします!)

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気仙沼へGO!

先月、気仙沼から問い合わせが3回ほどありました。

「石巻でやっていることを気仙沼で出来ませんか?」

私達は、石巻に集中して今まで取り組みを行ってまいりました。
それは、まず型を作る事が大切だと思ったからです。

震災から1年がたち、基本的なシステムができ、40台近くの実績がようやくでき、センターが立ち上がり、それに伴い利用者の方々も立ち上がってくださり、外に目を向ける時がようやく来たのではないかと、気仙沼から連絡を受けて思いました。

スタッフの方々に相談すると、

「よし!行こうじゃないか!」

ということになり、震災から1年を経た次の日の12日、千葉さんと南川さんで気仙沼へ訪問して頂く事になりました。

朝7時に集合し、気仙沼に向けて出発しました。

行く道中、南三陸、気仙沼は本当に大きな傷跡がまだまだ残っていました。

私達が訪ねていったのは、電話をくださった気仙沼で活動する地元の方、村上満さんです。

(左から千葉さん、村上さん、南川さん)

村上さんに連れられて一つの仮設住宅を案内して頂きました。

山の道を延々と走りった所にある「牧沢テニスコート仮設住宅」です。

こんな山奥にある仮設なのですが、56世帯のうち、なんと36世帯が一人暮らしの高齢者の方がいらっしゃるそうなのです。

住民のご高齢者の方々は「姥捨て山」と自分達で呼んでいるそうです。

この階段もご高齢者の方々には、本当にキツイらしいです。

ここには、自分達で運転できる人がほとんどいない。
だから、福祉車両で送迎を行いたいと思っているのです。
ただし、経費がかかる事はできないので、軽自動車のものはないですか?

と今回村上さんが私たちに相談いただきました。

手すりの付いている車両や車いすを乗せるレールが付いている福祉車両は候補としてあるが軽自動車ではないので、現時点では保留となりました。

ここの住民の小野さんという民生委員の方がここで色々と動き回って皆さんのお世話をされていて、色々とお話を伺いました。アパート経営で生計を経てていたが、家もそのアパートも流され財産を失いながら、目の前の事に翻弄してきた1年間を私達に語ってくださいました。

家を被災された方は、住んでいる方は色々と支援を受けますが、アパートの場合、住民の方は半壊や全壊扱いで義援金を受け取る事ができるが、大家さんは受け取る事ができません。

ここも、一つ変更を加えた方がいいシステムだと思いました。

集会所で、この山道を2時間かけてお婆さんが買ってきたイカを使って炊いてくださったイカ飯をごちそうになりました。おいしそうに食べる僕らを嬉しそうに見届けて、お婆さんは家に帰っていきました。

この仮設のホワイトボードにこんな紙が貼られていました。

「これからいいこといっぱいありますよーに」

これを飾られた方々の気持ちを想像した時に、何とも言えない気持ちになりました。

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「牧沢テニスコート仮設住宅」を後にして、村上さんに「NPOボランティアステーションin気仙沼」に案内いただきました。

地元の方でそこの代表の菊田さん、それをサポートする西宮から来られていた高砂さんをご紹介いただきました。気仙沼を訪れる支援を希望される方々が使用する荷物を詰める車があれば…しかし、私たちの活動から自身が経費を捻出する事が難しい…。といった相談を受けました。

石巻でやっている事例を自分たちの経験を踏まえ南川さんと千葉さんは説明していきました。

会議に掛けて、前向きに検討していくという事になりました。

早朝から色々と活動し小腹がすいたので、帰りは、ちょっとイオンに寄って銀だこを食べて帰りました。

今回の訪問の後、村上さんから連絡があり、一関にある気仙沼管轄のみなし仮設として登録されている雇用促進住宅で具体的な利用要請をいただき、22日に車を運ぶことになりました。
「NPOボランティアステーションin気仙沼」でも今一台の車が検討されています。

石巻の人達が、他の被災地でこれから大活躍していく予感を今回の訪問で垣間見る事ができました。
気仙沼のプロジェクト、また報告させていただきます。

 

日本カーシェアリング協会ブログhttp://japan-csa.seesaa.net/より

 

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和歌山・慰霊碑工事

 那智谷では3月18日の慰霊祭に向けて慰霊碑の工事が続いています。

 

積み立てた石積みに慰霊碑が置かれました。

 

慰霊碑の周りに砂利を敷き、

 

花壇も作ろうと言う事になりました。

地元のボランティアメンバーとレンガを積み、花壇を作って行きます。

 

そして今日は神戸大学の学生たちが参加して下さり

花壇に土を入れ、花を植えました。

慰霊碑の周りを囲む花壇が出来ました。

敷いた砂利が落ちないようにと石で囲いを作り、どんどん慰霊碑が出来て行きます。

参加した一人一人が想いを込めて慰霊碑作業をさせて頂きました。

 

神戸大学のみなさん、ありがとうございました。

熊野絆 和助

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和歌山・仲間続々…

3月9日から15日に掛けて、石巻で知り合った仲間が那智勝浦に続々と来てくれました。

大阪ののんたん、亀山の和歌子さん、四日市の丸山さん、梅村さん、山梨八ヶ岳の高山さん

那智谷ハウスに泊り、活動して下さいました。

 

13日から15日まで神戸大学の学生が再び来てくれました。

13日は地元の方のお話を聞くワークショップ、14日は色川地区で活動し15日は市野々地区の王子神社で足湯をして下さいました。

足湯のボランティアは9月からで今回が9回目になります。

地域の方が集まり、足湯とお茶&お菓子で楽しいひと時を過ごされたようでした。

熊野 絆 和助

 

 

 

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【東京支部】イベント「Peace on Earth」出展!

東京支部のあやこです。

震災から1 年となる3月10日・11日に、東京の日比谷公園で
復興支援をテーマにした Peace on Earth というイベントが開催されました。
http://www.peaceonearth.jp/

そこで「ボランティア支援ベース絆」改め「OPEN JAPAN」がブースを出すということで、
日本カーシェアリング協会東京支部から、雪ちゃんと私あやこがお手伝いに行きました。

今回のブースの目玉は「元気鍋」。
10日の朝会場に着くと、千食分を一度に作れるという大きな鍋がどーん!とブースに置かれていました。
この千人鍋は、震災当時実際に炊き出しで使ったもので、鍋の内容も当時と同じものだそうです。

初日は寒さも手伝ってか大人気、二日目も多くの人がイベントに訪れるなか、
行列ができて一時売り切れになるほどの人気でした。
私もいただきましたが、とてもおいしかったです。

さて、私たちの担当は「絆ブース」。
今までボランティアベ ース絆で活動してきたプロジェクトなどの報告と、現在進行中のプロジェクトの案内、
活動費用に充てられるステッカー、Tシャツなどのグッズ販売です。

震災から1年経ち、様々な面で支援が減ってきています。
そこで、このようなイベントを機に人々に私たちの活動を知ってもらい、新たな繋がりをつくり、
新たな支援、継続的な支援に結びつけられたら・・・というのが今回の目標です。
雪ちゃんと私は、主にカーシェアリングの基金集めをしました。

今回このイベントで天ぷらカーを紹介し、寄付集めに東京支部として取り組んでみようということになりました。
●「天ぷらカー」とは
http://jcsa.blog.fc2.com/blog-entry-5.html

以前も東京支部の活動のためにチラシを作ってくれた雪ちゃんが、
すぐに天ぷらカーのチラシも作ってくれました!

なぜ「天ぷらカー」なのか。
天ぷらカー運行には、いくつかのねらいがあります。

1.廃油を家庭から持ち込むことによって生まれるコミュニケ-ション
2.身近なもので燃料が作れるという安心感(震災時の燃料不足から)
3.環境保全

チラシを見せながらこのような特長を案内し、寄付を募りました。
目標は120口(12万円)でしたが、2日間で集まったのは6口でした。

震災関連のイベントとはいえ、通りかかった人にいきなり一口千円の寄付をお願いするというのは、
思った以上に難しかったです。
それでも、突然話しかけた私たちの話を、足を止めて聞いて くださった方々は数えきれません。
渡したチラシが次のステップへと繋がればこんなにうれしいことはありませんし、
そうでなくても、これを機に被災地でのカーシェアリングが少しでも広まることを願っています。

会場で寄付をしてくださった方々には、天ぷらカー利用者に届けるメッセージを書いていただき、
写真も撮らせていただきました。

寄付をお願いするとすぐに「これも何かの縁だから」と快く協力してくださった方、
「東北に親戚がいて、他人事とは思えない」と寄付をしてくださった方、
「そういうのは苦手だから」とメッセージは書かずに寄付だけしてくださった方、
「昨日『明日来る』って言ったから」と本当に二日目も足を 運んでくださった方・・・

天ぷらカーの基金ではないけれど 、私たちの話を聞いて、絆ブースのグッズを購入することで
活動費に協力してくださった方々もいらっしゃいました。
みなさん真剣に説明を聞いてくださり、私たちの活動を応援してくださいました。
そういうみなさんの気持ちが、何よりうれしかったです。

天ぷらカー完成の道のりは長いですが、こういうみなさんの思いを忘れずに、
皆と協力して一歩一歩進んでいきたいと思います。

日本カーシェアリング協会ブログhttp://japan-csa.seesaa.net/より。

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